トイ・ストーリー4

劇場公開日:2019年7月12日

解説・あらすじ

おもちゃの世界を舞台に描くピクサー・アニメーションの大ヒットシリーズ「トイ・ストーリー」の第4作。

ウッディたちの新しい持ち主となった女の子ボニーは、幼稚園の工作で作ったフォーキーを家に持ち帰る。ボニーの今一番のお気に入りであるフォーキーを仲間たちに快く紹介するウッディだったが、フォークやモールでできたフォーキーは自分を「ゴミ」だと認識し、ゴミ箱に捨てられようとボニーのもとを逃げ出してしまう。フォーキーを連れ戻しに行ったウッディは、その帰り道に通りがかったアンティークショップで、かつての仲間であるボー・ピープのランプを発見する。一方、なかなか戻ってこないウッディとフォーキーを心配したバズたちも2人の捜索に乗り出すが……。

ボー・ピープが「トイ・ストーリー2」以来19年ぶりに再登場を果たしたほか、物語の鍵を握るフォーキー、ふわもふコンビのダッキー&バニー、かわいいアンティークのおもちゃギャビー・ギャビーなど新キャラクターたちも続々と登場。数々のピクサー作品でストーリーボードアーティストを担当し、「インサイド・ヘッド」では脚本にも参加したジョシュ・クーリーが長編初監督。第92回アカデミー賞では、前作「トイ・ストーリー3」に続き長編アニメーション賞を受賞した。

2019年製作/100分/G/アメリカ
原題または英題:Toy Story 4
配給:ディズニー
劇場公開日:2019年7月12日

スタッフ・声優・キャスト

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受賞歴

第92回 アカデミー賞(2020年)

受賞

長編アニメーション賞  

ノミネート

主題歌賞

第77回 ゴールデングローブ賞(2020年)

ノミネート

最優秀長編アニメーション映画賞  
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映画レビュー

4.0 シリーズの中で異質な内容

2026年7月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

楽しい

難しい

幸せ

実を言うと、私は3で終わってほしかった派でした。4が劇場公開した当時はラストの意味を理解できず、「これでいいのか?」とモヤモヤしていました。その後、ディズニープラスで繰り返し観ていく内に、作品の裏にある意図を読み取れるようになりました。

まず率直に感じたのは、4はシリーズの中で一番異質な映画だったことです。これまでは仲間と協力しながら困難を乗り越え、最終的に持ち主に帰ってくるのが通例でした。しかし、今回はおもちゃ自身の幸せとは何かが描かれていました。過去作と比較するとやや難解で、大人向けの印象が強かったです。

ウッディは序盤からボニーに遊ばれなくなりますが、3のラストから結構時間が経っているように見えました。そう考えると、彼女の好みが変わってウッディに対する興味が薄れても仕方ないと思いました(ボニーはまだ幼いですし…)。

そんな中で再会したボーは、2以前とは全くの別人になっていました。昔よりも表情豊かになり、女性の力強さが表れていました。私は当初戸惑ったものの、7年も経っていればガラリと変わってもおかしくないと納得できました。

この出来事がきっかけで、ウッディの価値観は徐々に変わっていきます。そこから最後の決断に繋がり、自身で答えを見つけたのではと考えました。子供に愛されることが全てではなく、自分がどうしたいかと向き合うことが生きる上で大切だと思いました。

他にも、フォーキーはトイストーリーで最も変わった存在でした。彼はゴミから作られたことで命が宿り、テクテクと歩いている光景がすごく不思議でした。ウッディの言葉に混乱しながらも、旅の道中で色々学びながら成長していく所がよかったです。

正直、このメッセージ性を一回観て理解するのは困難でしょう。3のスペクタクル要素もないので、これは賛否になるなと思いました。それでも、観れば観るほど奥が深い作品でした。

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Ken@

4.5 オモチャに自我を与えた総決算。

2019年7月29日
PCから投稿

泣ける

楽しい

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 2件)
共感した! 75件)
村山章

4.0 このシリーズも時流に合わせて“成長”したということか

2019年7月13日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

ピクサーアニメは元来個性や多様性の尊重が基本で、ヒロインが活躍する作品も多かった。それでも、ウッディが不変の主人公でバズとの友情が大きな要素を占めてきたシリーズの第4作で、女性キャラのボー・ピープをここまで冒険の実質的なリーダーとして前面に押し出してきたのには、やはりシリーズ生みの親=ジョン・ラセターがセクハラ問題でディズニーを退職した影響があったからではないか。ピクサーとして改めて、女性だからといって不当な扱いを受けることはない、自立して男性以上に活躍できるとアピールし、悪いイメージを払拭したかったはず。

子供の成長を踏まえたおもちゃと子供の関係性という観点で、第3作は完璧なエンディングだった。だがさらに続編を作るため、「おもちゃにとっての幸福」という根本的な約束事の見直しを決断。思い切った挑戦ではあるが、シリーズの精神がポリコレで理論武装した意識高い大人になったようで寂しくもある。

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高森郁哉

1.0 どうしたピクサー!?ディズニー、ピクサーの迷走の序章

2026年8月26日
Androidアプリから投稿

一言で言うなら「蛇足」です。
トイストーリーシリーズは名作でした。当時として最先端技術を駆使してアニメ映画の新たな歴史を生み出した第一作目、技術を向上させディズニーとピクサーの看板作品という地位を確立した2、そして完璧なストーリーの感動作品と言っても過言ではない3。この3作できれいに完結しておりました。このあと何度か公開された短編、ショートムービー数作も短い分とても見やすく面白さに振り切られていました。特にトイストーリーテラーはトイストーリーっぽくないですがそれがまたこれまで描けないやり方を使い斬新で面白かった。なのでこの正式な続編であるトイストーリー4はファンにとって「ウッディとバズにまた会える!」「前作に登場しなかったボー・ピープも再会する!」と喜びに満ち溢れていました。
しかし、いざ蓋を開けてみたら・・・困惑の連続でした。
ウッディーを前作で流れでほぼ強引にアンディから継承されたとはいえちゃんとすごく気に入っていた→全く興味を示さなくなり、ラストは無くした(いなくなった)ことにすら気づかないボニー(フォーキーは必死に探していたのに)
1,2でウッディーを影から支える優しく、前作では保育園やゴミ捨て場では耐えられないという理由で出演できなかったボー・ピープ→どっかの革命家のようにあっちこっち動き回るなど顔も性格もワイルドに改変される頼れる
アクション担当、リーダーシップがありウッディーの相棒バズ→内なる声に従えと言われてからずっとボタンの声を気にするボケ老人のようなことをする。
人間に動いているところを見つかってはいけない、痕跡をなるべく残さないようにするおもちゃのルールをガンガン無視していくおもちゃたち。

自我を持っていても子供たちに遊んでもらうことが最大の喜びでシリーズで一貫して相手のことを優先して動いていたウッディー→持ち主に依存しているということを強調して描かれており、最後は自分自身のやりたいこと、選択を優先するというこれまでのシリーズの根底を否定するような演出
などなど、これがトイストーリーの世界観を共有した世界線で、ボニー(かつてのアンディー)のウッディじゃないウッディ、もしくは全く別のおもちゃが主人公でこの物語を作っていて、シリーズでこれしか見たことがないならまあまあと言っていたかもしれませんが、ぼく等がずっと見てきたウッディたちの物語にしたことによって20年以上愛してきた作品を冒涜された気分になります。制作陣が昔と違うことも原因であるか。
ディズニーヴィランのギャビーギャビーもヴィランというより憎まれ役であまりパッとしない。どちらかというと拾得したバズを預けるべき場所に預けないで自分の景品にしてしまい景品を譲る気のないアクセルやセカンドアンティークショップのドラゴンがよりヴィランっぽい。
ウッディの決断は日本以外では概ね肯定されているようで、自分もそれに関しては立派な判断だと思うけど、なんかもやもやが残る。これも文化の違いというやつなのか。

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