仮面ライダー1号

劇場公開日:

仮面ライダー1号

解説

「仮面ライダー」45周年を記念して製作された劇場版で、仮面ライダー1号/本郷猛を演じた藤岡弘、が44年ぶりに仮面ライダーとして主演を務めた。45年前に悪の秘密結社ショッカーによって改造人間にされた本郷猛は、長年にわたり、日本そして海外で悪と戦い続けてきた。ある少女の危機を知り、急遽日本に帰国した猛は、仮面ライダーゴースト/天空寺タケルら仲間たちと出会い、仮面ライダーに変身し、ショッカーに立ち向かう。本郷猛役の藤岡は企画段階から本作に参加。大杉漣が「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」でも演じた宿敵・地獄大使役で出演。

2016年製作/96分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2016年3月26日

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(C)「仮面ライダー1号」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

映画レビュー

5.0旧1号リアルタイム視聴世代にとっては外すことが出来なかった作品

2023年10月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

完全に藤岡弘さん主演映画としての『仮面ライダー』が制作されるということを知った時、正直、驚きとともに、大いなる期待をもって完成を心待ちにした。 作品内容(ストーリー)的には賛否が分かれるところだとは思ったが、そんなことよりも藤岡弘氏の『仮面ライダー』対する思いや、45年前の出世作と同じ主人公役を今演じるというその凄さは、そんなことを遥かに凌駕しており、問題にならなかった。 藤岡弘氏も、仮面ライダー終了以降には子供番組からは遠ざかり(あえて距離を置き?)、大人向けのハードな内容(汚れ役等も)のアクション系のドラマを中心とした方向に、活躍の場を移されていた時期は長かったということが思いだされる。 そして、このタイミングで氏がこの役を再び演じるということには、御本人の思うところが有ってのことであり、それが親子や家族の絆が中心的に取り上げられていると感じられるストーリーに現れていたことは間違いなく、そうした思いに、劇場鑑賞時に感動を覚えた。 またこの作品と同様に、ご本人自身の『仮面ライダー』愛が、一時期NHKBSで放送されていた”オリジナル歌手による歌唱”をが原則だった、アニメ・特撮主題歌をLiveで正に”オリジナル歌手による歌唱”としてこの『仮面ライダー』主題歌の素晴らしい唄を、数十年の時を経て堂々とステージで披露してくださったときの感動として、今でも忘れられることは出来ない。 そうした、感動や喜びが、自身の(リアル)世代によることが大きいという指摘があるなら、その事は全く持って否定することは出来ず、むしろ、だからこそであるとそれを誇りを持っているくらいだから。 仮面ライダー1号関連作としては、現時点で最新の庵野秀明氏脚本・監督による『シン・仮面ライダー』があり、自分とほぼ同世代の庵野氏の思いが伝わってくるようで、これもまた染みたが、実際に同氏や私のように、『旧1号』の”本放送時に第一話から観ていた人”は意外に多くはなく、その殆どが『2号ライダー編』になり人気が上昇してきた”変身ブームの”タイミングからでありその違いこそが、思い入れの凄さの違いに表れるところである。 何故かというその理由としてはっきりと挙げられるのが、当時の1971年4月からの新番組の編成時期に登場した多くの番組の中でも、東京、大阪等の首都圏ネット局の土曜日7時30分からのこの番組の同時刻の所謂”裏番組”にその理由があるからである。 『仮面ライダー』は当時制作元の大阪「毎日放送」とネット局だった関東の「NET」などが放送を行っていたが、同時刻のウラでは関東の「日本テレビ」制作で大阪「よみうりテレビ」ネット局で放送されていた戦記物の『アニメンタリー 決断』という強力な、”竜の子プロダクション制作のテレビアニメ”が1971年4月3日という全く同じ開始日から放送になっていたからだ。 全く同じ日に開始されたことで、当時の一般家庭において複数台のTV所有は殆ど考えられず、ビデオなど夢の様な世界のお話という時代であって「比較不可能」なため、事前に二者択一を求められ、一度選んだら余程のことがない限り、途中変更はありえないからである。 実際に、残念ながら自身の通っていた小学校では、(男子の)その殆どは『アニメンタリー 決断』派だった。 『仮面ライダー』視聴者は私を含め、元々が特撮好きとか、「石森章太郎」好きだったりするような、一部の人だけだった。 (勝手な想像だが、恐らく庵野氏もコッチ側の人間だったんだろうと想像する。) その潮目が変わったのが、『アニメンタリー 決断』が同年の9月25日には放送を終了して、同時間枠が男子向けではない『さぼてんとマシュマロ』という沖雅也&吉沢京子主演のドラマ系に変更になったことと、その少し前の7月より『2号ライダー編』に変わったことから、その後の「仮面ライダー(変身)ブーム」へと一気に突入していくことになる。 藤岡弘氏関連では、'80年代に「ハリウッド進出」と一部で話題に登ったものの、結局日本劇場未公開にスルーされ、忘れられてしまった『SF ソード・キル』という、氏のファンであるなら忘れることの出来ない「初のハリウッド映画出演」作品が有った。 どうしても観たかった私などは、初期には字幕無しで海外版ビデオで、後年レンタルビデオ時代に入ってから登場した字幕付き版で鑑賞を遂げた思い出がある。 殆ど主演に近い扱いでの、当時の(日本を活躍拠点にしている)日本人俳優にとっての本格的なハリウッド映画進出だったと記憶する。

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アンディ・ロビンソン

5.0昭和ライダーの魂は受け継がれた!

2023年5月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

本郷猛は永遠に不滅です! って、そんな巨人軍じゃないんですが、ご覧になった方はわかりますよね?不死鳥!(フェニックス) いやぁ、フェニックスにはぶっ飛びましたが、本作で大事なのはそこじゃありません。 藤岡弘さんは兼ねてより、平成ライダーが商業主義の人形(マリオネットのイメージでしょうか)に成り下がってしまったことを憂いておられました。 新しく仮面ライダーを演じる若者たちには、過去の出発点から仮面ライダーの歴史をたどってもらいたい。先輩や関係者がどう作品に取り組み、何を訴え何を子どもたちに伝えてきたか知って欲しいと。 そこに降ってきた45周年記念作のオファー。 昭和ライダーファン世代として、すでに老境にある本郷猛のメッセージが若い層に受け入れられるかは不安でしたが、本作を鑑賞して、今このタイミングで藤岡さんが若いライダー達にバトンを渡す事は深い意義があったと感じました。 せがた三四郎の頃には「藤岡さん、いくつになっても熱いなー。凄いなー」と思いつつも「年配者の冷や水では?」と冷めた目で見てしまっていたのですが、あれから約20年! 約70歳にしてこれだけの筋肉!これだけのアクション! もはや尊敬しかありません。 レビューを拝見するに大体の方は、あのライダーの容姿は中年太りで体型が崩れたのではなく、その真逆で筋肉モリモリに鍛え上げられ過ぎた結果、往年のライダーコスチュームは着られなかったのだとご存じのようで喜ばしい限りです。 藤岡さんの殺陣はやっぱり流石です! 若い子達も頑張っていますけれど、武道も殺陣も長年極めてきた型の見事さには安定感と美しさがあります。 ライダーに変身してからも藤岡さん本人が入っていると一目でわかりますね。(若者達はスーツアクターさんに変わったことも一目でわかりますw) ゴーストとのコラボも良かったと思います。いくら不死身の本郷猛と言えど70歳ですからね。若い世代に手足として走ってもらわなくちゃ流石に保ちません。 それに「昭和ライダーの魂を平成ライダーに渡す」という重要な目的がありますから受け取ってくれる人がいなくては話が成り立ちません。 その点、ゴースト(天空寺 タケル)は適任でしたねー。謙虚で素直で可愛いです。マコト兄ちゃんが本郷さんに対してですら生意気キメるのでタケルくんの素直さが益々際立ちます。マコっちゃんも最後には本郷さんへの感銘を示しますし、ツンデレなのはやっぱり可愛いです。 まゆちゃんの「タケシ呼び捨て」には憤慨される御仁もおられましょうが、立花のおやっさんから託されたまゆちゃんですから本郷さんはいわば父親代わり。 ちょうどせがた三四郎くらいの頃からタケシと呼んでいたとすれば他人が口を挟むものではありません。 先日、たまたま「映画ザ・ホエール」を見たのですが、本郷さんとまゆちゃんの関係ってザ・ホエールと同じじゃありませんか! ・数年前に捨てた娘 ・己れの死期を悟っての娘への贖罪 うん、普通の人間ならザ・ホエールのチャーリーになってしまうものですが、、、本郷猛は一味違う!(いや、100倍も1000倍も違う!?) もう、メンタル強すぎです。 まゆちゃんも、タケシの贖罪を受け入れるうちに「決して捨てられたのではないのだ」と理解します。 チャーリー同様に命を燃やして、荼毘に付される本郷さん。 しかし!しかしね。 いやぁ〜ぶったまげたわwww 流石に笑ったわw まぁ、改めて 「誰しもが本郷猛になれるわけではない」 「大多数の人間は本郷猛にはなれない」 と改めて思いましたねw ノバショッカーも現代に合わせて悪の狙いをアップデートしておりなかなかカッコよかったです。旧ショッカーとの対比もお見事。 ウルガも非常にカッコよかったですが、流石にこの程度の敵に本郷さんがやられては不満が残ります。 ウルガにアレクサンダー大王の眼魂(アイコン)が入ることで、往年のファンも納得出来る強敵になった点は大変良かったですね。 地獄大使も良かったなー。地獄大使にとって「仮面ライダー1号本郷猛」は強敵と書いて(とも)と読む相手なのでしょう。 なんにせよ、昭和ライダーの熱き魂は、タケルくん・マコトくん・アカリちゃん・御成くん達を通して次世代にしっかりと受け継がれました。 今後、ライダーを演ずる若い役者さん達のみならず、監督や撮影スタッフ、仮面ライダー制作に携わるすべての人々に原点から代々繋がってきた「想い」を継承し続けて欲しい。 それこそが「生命」なのだと。 今後も生まれくる新しい仮面ライダー達に期待します。 あー、実に良い映画でしたー。 (5年後の50年記念作品があんな事になるとは。非常に残念でなりません。)

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pipi

3.5これはこれで良いか。 マッチョな1号だな~。

2021年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

これはこれで良いか。 マッチョな1号だな~。

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グリムロック

2.5フェニックス本郷猛

2020年5月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

仮面ライダー生誕45周年記念。 仮面ライダー1号と当時TV放映「仮面ライダー・ゴースト」とのコラボ作品。 タイにいた本郷猛はある少女の為に日本へ戻る。 その少女はショッカーのターゲットになっており、捕まろうとした瞬間現れたのは「ノヴァ・ショッカー」だった⁉️ え、え、新旧ショッカーの闘い😮? そうなんです。地獄大使の復活を待つ旧ショッカーと日本の経済から征服しよう(え?経済⁉︎)とする新ショッカーが闘います💦 その闘いに仮面ライダーが便乗し、色々とw 本郷猛!良く動いてくれております✨ 新ライダースーツも今の彼の体型に合わせたのか、かなりパワー型スーツ。ごっついがコレもいい👍 かなり闘う頻度も多いので嬉しい限り。 これに仮面ライダー・ゴーストが共闘するんだから、あまり新しめの仮面ライダーを知らない私は楽しめました😀 ゴーストは過去ライダーも憑依させる事出来るのね💦 麻由役の岡本夏美さん、カケグルイに出てましたね。 覚えてます。美少女ぶり発揮。 地獄大使には笑いました🤣あなたですか⁉️ いいと思います。ライダー好きなら。 レビューにご興味持って頂けたならどうぞ✨

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巫女雷男

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