ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘

劇場公開日:1966年12月17日

解説

「ゼロ・ファイター 大空戦」の関沢新一がシオリオを執筆し、「怒涛一万浬」の福田純が監督した怪獣特撮もの。撮影も「ゼロ・ファイター 大空戦」の山田一夫。なお、特技監督には「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」の円谷英二があたっている。

1966年製作/86分/G/日本
原題または英題:Ebirah,Horror of the Deep
配給:東宝
劇場公開日:1966年12月17日

あらすじ

南太平洋で遭難した兄の弥太を探すため、良太はヤーレン号というヨットで出航した。良太には学生の市野、仁田、吉村が同行したが、出航後一カ月目に大嵐にあい、ヨットは転覆し、四人は海上に投げ出されてしまった。その時、良太は海中から現われた巨大な鋏を目撃したが、気を失ってしまった。やがて、四人が打ち上げられた所はレッチ島という椰子の生い繁る孤島の渚である。島の娘ダヨは良太たちに食事をさせると奇怪なことを話した。世界制覇を目ざして原水爆を製造する「赤イ竹」一味が人喰い海獣エビラを操って島民を苦しめているという。また、隣のインファント島には平和の使いモスラという大怪獣がいるという。早速、インファント島に渡った良太たちは、そこで兄の弥太と会った。喜んだ良太たちは「赤イ竹」を滅ぼすことを決め対策を練る。やがて、彼らは原子炉破壊を目的に「赤イ竹」一味の地下製造所にもぐり込むが、忽ち発見され危機に陥った。その時、突然現われたのが、ゴジラで、慌てふためいた「赤イ竹」一味はエビラを呼んだ。エビラは巨大な鋏を持っている。良太が嵐の中で見たのはエビラの鋏だったのだ。エビラとゴジラは凄じい決闘を展開した。エビラがゴジラの口から吐き出される放射炎に危うしと見た「赤イ竹」はジェット機を繰り出したが、その時、モスラが現われゴジラに加勢したため、ついに原子爆弾を使うことに決めた。しかし皮肉なことに、原子爆弾で倒れたのはエビラだった。モスラとゴジラは、悠々と去っていく。その間に、良太たちは地下工場を破壊してしまい、「赤イ竹」一味の野望を打ち砕いてしまった。再び平和に戻った島を後に、ヤーレン号に乗った良太たちを、ダヨはいつまでも見送っていた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

映画レビュー

4.0 もう二度とない良い時代。南の島でゴジラ、エビラがエレキに乗って大激闘!

2025年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

南海の孤島を舞台にした、冒険娯楽ファンタジー。
ゴジラ対新怪獣エビラ/脇役怪獣大コンドル、謎の敵組織、インファント島民とモスラを巻き込んでの大騒動が、明るく楽しく軽快に描かれていて、肩の力を抜いて楽しめます。
ゴジラのユーモラスな描写や、海のギャング・エビラ、敵戦闘機隊との対決の映像に、技術的に円熟期に入った東宝特撮の余裕すら感じます。
そして、宝田明、水野久美ほか、東宝の俳優陣も、ユニークなキャラクターたちを、コミカルにのびのびと演じていて気持ちがいい。
モスラはゲスト的な登場で、小美人を演じるのは今作のみのペア・バンビ。
もとはキングコングを主人公にしたストーリー『ロビンソン・クルーソー作戦キングコング対エビラ』 という企画が、コングをゴジラに置き換えたため、本作のゴジラはまるでコングまんまでした。
ゴジラシリーズも前作「怪獣大戦争」までで、怪獣による都市破壊と怪獣対決、宇宙SFも取り入れ、いったんある種の完成形に到達。
本作以降は、舞台を南海の孤島に移し、新機軸を図っていくことになります。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ITOYA

3.0 冒険活劇にゴジラが助演。

2025年8月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

子供の頃に観たかも? ですが、記憶に無くておそらく初鑑賞かもです。
コナンのような、冒険活劇です。そこにゴジラも友情出演している感じでした。
楽しい作品です。
特撮の粗が見えちゃいますが、そこは気にしないのがお約束で、楽しみます。
ゴジラも助かったし、悪者はやっつけてハッピーエンド。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
kobo-ojisan

3.0 善玉でも悪玉でもない

2024年11月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悪の組織が出てくる島が舞台なのでその島に眠るゴジラが目を覚まして宝田明たちを結果的に援護射撃する筋書き。

宝田明が悪党なのにヒーローなので華麗なる大泥棒みたいです。悪の組織があんな戦闘機を出撃できるなんてあり得ないですけどむやみに深刻な内容でなく子どもが楽しめる内容なのがよかったです。

モスラのレスキューも良かったです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
四葩

2.5 愛嬌あるゴジラ

2024年8月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

80年代に観た記憶ではエビラが凄い怖かったのだけど、
人間パートも含めかなり子ども向けである事に驚いた。

人間パートも今までで一番楽しく観れたのは
小難しい会社の話や政治の話ではなく
冒険っぽい雰囲気だったからかもしれない。
主人公の犯罪者設定は特に活きて来ることもなく、
何故だったのかは疑問。

怪獣と人間の合成シーンも今までで一番違和感なく
迫力があったので、ゴジラにはちょけてほしくなかった
鼻スリスリとかいらん!と思ったけど、
もはやこの昭和ゴジラは子ども向けなので、
子どもが喜んでいるならそれで良いのかもしれない。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
奥嶋ひろまさ

「ゴジラ」シリーズ関連作品

他のユーザーは「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」以外にこんな作品をCheck-inしています。