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ゴジラシリーズ第1作海外版。
「ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX」付録DVDで鑑賞。
1956年にアメリカで公開され大ヒットを記録し、“怪獣王”の名を不動のものとしました。翌年、シネマスコープにトリミングされて凱旋公開されました。DVDには、オリジナル版と同じスタンダード画面で収録されていました。
オリジナルのままではなく、アメリカで新撮されたシーンが追加され、シーンの順番の変更やカット、音楽や効果音が独自のものに差し替えられていたりと改変されていました。
オリジナル版がアメリカで公開されたのは、ゴジラ誕生50周年の際、ハリウッドのウェーク・オブ・フェームに殿堂入りしたことを記念してのプレミア上映でのことでした。
レイモンド・バー演じるアメリカの特派員が、偶然立ち寄った東京で遭遇したゴジラ事件を回想する形で物語が展開。
新撮シーンに登場する日本人を演じているのがみんな中国人なので日本語がカタコトだったり、レイモンド・バーと関わるシーンでの山根博士たちは別の俳優の代役演技なので後ろ姿オンリーだったり、シーンの並び替えのせいでゴジラの進行ルートがめちゃくちゃになっていました(笑)
編集がへたくそなのか、東京の地理を知らないのか、そもそもそんなことどうでもよかったのかは分かりませんが、上記のように多少辻褄の合わないところもありはするものの、概ねオリジナル版とうまく混ざり合っているなと思いました。オリジナル版との違いを探す楽しみがあったので、大変興味深く面白く観れました。これはこれでありかも…(笑)
【余談】
アメリカでは、オリジナル版と合わせてBlu-rayが発売されているようです。ぜひとも、日本でも発売して欲しいです。