米Time Out誌&俳優が選んだ「史上最高の映画100」 意外な1位は?
2015年8月29日 10:00
[映画.com ニュース] 情報誌Time Outニューヨーク版が、「史上最高の映画100」を発表した。
今回のランキングの特徴は、俳優たちへのアンケートを中心に集計した点にある。ジュリエット・ビノシュ、キリアン・マーフィ、ハーレイ・ジョエル・オスメント、サラ・ポーリー、アンディ・サーキス、ビル・ヘイダー、マイケル・C・ホール、マイケル・シーン、リリ・テイラー、ブリー・ラーソン、アンソニー・マッキー、レスリー・マンビル、スティーブン・マーチャント、サム・ライリー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、B・D・ウォンほか70人以上の俳優がそれぞれ挙げたベスト10をもとにランキングした。
その結果、第1位に選ばれたのは、シドニー・ポラック監督、ダスティン・ホフマン主演の「トッツィー」(1982)。ホフマン扮する売れない俳優マイケルが、女装してオーディションに合格し、売れっ子女優になっていく姿を描いた風刺コメディで、ホフマンの主演男優賞含め9部門でアカデミー賞にノミネートされた(ジェシカ・ラングが助演女優賞を受賞)。
大ヒットした傑作ではあるが、評論家や監督、映画ファンなどが選ぶ「史上最高の映画」ランキングでは通常上位に来ないタイプの作品。同じことは、3位のジョン・カサベテス監督、ジーナ・ローランズ&ピーター・フォーク主演の「こわれゆく女」に関しても言えるだろう。
なお、日本映画は唯一76位に「東京物語」がランクインしている。
ベスト30までは以下の通り。
2.「ゴッドファーザー」(1972)
3.「こわれゆく女」(1974)
4.「ニュー・シネマ・パラダイス」(1988)
5.「アラバマ物語」(1962)
6.「ゴッドファーザーPARTII」(1974)
7.「アニー・ホール」(1977)
8.「ブギーナイツ」(1997)
9.「赤い靴」(1948)
10.「タクシードライバー」(1976)
11.「狼たちの午後」(1975)
12.「グッドフェローズ」(1990)
13.「ウィズネイルと僕」(1987)
14.「ケス」(1969)
15.「オズの魔法使」(1939)
16.「波止場(1954)」
17.「シャイニング」(1980)
18.「奇跡の海」(1996)
19.「パルプ・フィクション」(1994)
20.「グラディエーター」(2000)
21.「憎しみ」(1995)
22.「ジョーズ」(1975)
23.「レイジング・ブル」(1980)
24.「バージニア・ウルフなんかこわくない」(1966)
25.「お熱いのがお好き」(1959)
26.「ファーゴ」(1996)
27.「ローズマリーの赤ちゃん」(1968)
28.「狩人の夜」(1955)
29.「チャイナタウン」(1974)
30.「アパートの鍵貸します」(1960)
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