グラディエーター

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劇場公開日:

解説

「ブレードランナー」の巨匠リドリー・スコットが、古代ローマを舞台に復讐に燃える剣闘士の壮絶な闘いを描き、第73回アカデミー賞で作品賞・主演男優賞など5部門に輝いた歴史スペクタクル。古代ローマの皇帝アウレリウスは、信頼を寄せる将軍マキシマスに次期皇帝の座を譲ろうと考えていた。それを知った野心家の王子コモドゥスは父を殺して玉座を奪い、マキシマスに死刑を宣告。マキシマスは故郷へ逃れるが、コモドゥスの手下に妻子を殺されてしまう。絶望の中、奴隷に身を落としたマキシマスはやがて剣闘士として名を上げ、闘技場で死闘を繰り返しながらコモドゥスへの復讐の機会を狙う。主人公マキシマスをラッセル・クロウ、宿敵コモドゥスをホアキン・フェニックスがそれぞれ演じた。

2000年製作/155分/アメリカ
原題:Gladiator
配給:UIP

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第24回 日本アカデミー賞(2001年)

ノミネート

外国作品賞  

第58回 ゴールデングローブ賞(2001年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀作曲賞 リサ・ジェラルド ハンス・ジマー

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) ラッセル・クロウ
最優秀助演男優賞 ホアキン・フェニックス
最優秀監督賞 リドリー・スコット
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写真提供:アマナイメージズ

映画レビュー

4.5ローマ五賢帝時代終焉期の史実と誤説をうまくアレンジした、ヒロイックファンタジー

2022年9月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

午前十時の映画祭12にて。

かつてイタリアで大量生産された低予算の「ソード&サンダル映画」に登場する剣闘士は、筋骨隆々の元ボディビルダーが演じていた。子供の頃テレビの洋画番組で繰り返し放映されていたので、よく観た。はち切れんばかりの豊満なバストのヒロインにトキめいたものだ。
剣闘士といえばそんな映画を思い出す世代なので、本作の公開時はラッセル・クロウに違和感を抱きつつ劇場へ行ったのだった。しかし、雄大なオープンセットとロケーション撮影に、B級映画とのスケールの違いを感じたし、素人ではない優れた俳優たちが演じる人間ドラマの重厚さに感動して劇場を出たことを覚えている。
…『ベン・ハー』や『スパルタカス』といった低予算ではない「ソード&サンダル」も存在することを為念で記しておく…

ローマ帝国第16代皇帝マルクス・アウレリウスが嫡男コンモドゥスによって暗殺されたという説に基づいた、フィクション史劇。
暴君ネロと並んで悪評高い第17代皇帝コンモドゥスだが、先帝を暗殺した事実はなく、アウレリウスは戦地で病死したということだ。
同じ切り口の『ローマ帝国の滅亡』('64)が制作された当時は学問上でも暗殺説が生きていたのかもしれないが、今やその説は完全否定されている。

冒頭のゲルマニア軍との森林での戦闘場面から、主人公マクシムスが奴隷剣闘士エスパニャードとなって何度か見せるコロシアムでの死闘まで、迫力ある演出が展開される。

ローマ軍の将軍マクシムス(ラッセル・クロウ)は勇気と知恵の男で、皇帝アウレリウス(リチャード・ハリス)からの信頼は厚い。
アウレリウスは帝位をマクシムスに継がせようと考える。共和制による統治への変革を目論んでいたのだ。
実際、帝政ローマは共和制で、皇帝の世襲を禁じていた。この映画の舞台は共和制が一時途絶えて王朝による世襲が行われていた時代で、アウレリウスを含める五賢帝と呼ばれた皇帝たちは皆、先帝の養子になることで帝位を継いでいる。アウレリウスだけが実子に恵まれ、コンモドゥスが十代のうちに帝位に就かせて共同皇帝としたのだから、決して世襲制を否定していたわけではない…らしい。(にわか知識だが)

さて、マクシムスは架空の人物だが、嫡男コンモドゥス(Commodus→字幕ではコモドゥス)(ホアキン・フェニックス)とコモドゥスの姉ルキッラ(Lucilla→字幕ではルシラ)(コニー・ニールセン)は実在の人物。
コモドゥスは暴君というより、病的で陰湿な謀略家として描かれている。
更には、姉ルシラに対する近親愛を思わせる描写もあり、二人は相互依存の関係のようにも見えた。
ルシラは未亡人で一人息子がいる。
ルシラとマクシムスの間には過去に恋愛関係があり、息子のルキウス(スペンサー・トリート・クラーク)が剣闘士エスパニャードに憧れる…と、いう作劇になっている。
実際、ルシラと息子の父親ルキウス・ウェルス(コモドゥスの前にアウレリウスと共同皇帝だった)とは政略結婚だったと思われるので、若き日に許されぬ恋物語があったというのも意外ではない設定だ。

過酷な運命を強いられることとなったマクシムスだが、そもそも先帝の勝手な思いつきが原因だと言えなくもない。
新帝コモドゥスは父親からの愛情が感じられず、父は事実マクシムスの方に傾注していたのだから、コモドゥスが父親とマクシムスを恨むようになるのも頷ける。ましてや、後継者問題が切迫した段階で父親から面と向かって謝られればなおさらだ。
この屈折した新帝を演じるホアキン・フェニックスが素晴らしい。この映画が製作された頃から今日に至っても、卑屈な男を演じると彼の右に出る役者はいないだろう。

物語が大きく動くのは、マクシムス脱出計画のシークェンスだ。元老院の閣僚やルシラ、かつての部下が協力して作戦を決行する胸アツの場面。
これに奴隷仲間たちが加わって叛乱が起きるのだが、総てはコモドゥスの罠だった。元老院にも反コモドゥス派と親コモドゥス派がいたのだ。
計画が失敗に終わってマクシムスは捕らえられ、いよいよコロシアムでコモドゥスと対決することになる。コモドゥスは策略をしかけて、マクシムスを大衆の目の前で倒そうと考えたのだ。
この死闘を制するのはマクシムスなのだが、コモドゥスが闘技場で死んだ(殺された)のは史実だというから、歴史というのは面白い。
さて、マクシムスは生き残ったのか、あるいはコモドゥスと刺し違えて果てたのか、いずれにしても大衆の目前で彼がヒーローであることを示して物語は幕を閉じる。

この後100年近くの間、ローマ帝国は混乱と分裂の歴史を刻むことになる。

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kazz

4.5史実とは違う

2022年6月26日
iPhoneアプリから投稿

ようだが、コモドゥスは悪い皇帝だった。
初めのローマ軍の闘いが素晴らしい。

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共感した! 0件)
myzkk

4.5久しぶりに鑑賞。ラッセル・クロウのカリスマ性あふれる役柄が最高にハ...

2022年6月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

久しぶりに鑑賞。ラッセル・クロウのカリスマ性あふれる役柄が最高にハマっていた。ホアキン・フェニックスもさすが、こういう役柄上手い。
セットや衣装など相当お金を掛けて製作されたんだろうなと想像できるリアルな再現性が素晴らしい。闘技場での格闘シーンは目を覆いたくなるほどの恐怖と迫力。
映像だけではなくストーリーも登場人物それぞれの感情や思惑が絡み合い複雑な人間模様を織り込んだ内容で、観ていて飽きがこない重厚感溢れる作品。

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共感した! 2件)
Ran

4.5超大作と呼ぶにふさわしい、引き込まれた

2022年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

幸せ

”ローマ帝国”とは、最盛期には世界の人口の1/4を支配していた。。。
歴史の授業は全然好きじゃなかったけど、今は歴史から学ぶことが大切だと思える。

この映画も、理不尽なこの時代をタイムスリップして観ることができた気がする。
日本は侵略による土地の奪い合いは少なく、今の世界情勢を理解しがたいが、映画のような現実が過去にあったとすると、”歴史は繰り返す”と思うだけなのか。肯定するのか。

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かずジー
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