オズの魔法使

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

アメリカの児童文学作家ライマン・フランク・ボームの名作小説「オズの魔法使い」を実写映画化し、魔法の国オズに迷い込んだ少女の冒険をミュージカル仕立てで描いた名作ファンタジー。カンザスの農場でおじ夫婦と一緒に暮らす少女ドロシーと愛犬トトは、巨大な竜巻に巻き込まれ、魔法の国オズにたどり着く。エメラルド・シティに住むオズの魔法使いに頼めばカンザスに戻してくれると聞いたドロシーは、道中で出会った知恵のない案山子、心を持たないブリキ男、臆病なライオンとともに魔法使いのもとを目指すが……。主人公ドロシー役にはジュディ・ガーランドが抜てきされ、彼女が歌う劇中歌「虹の彼方に」も大ヒットを記録。1940年・第12回アカデミー賞で作曲賞と歌曲賞、さらにガーランドが特別賞を受賞した。監督は後に「風と共に去りぬ」を手がけるビクター・フレミング。

1939年製作/101分/アメリカ
原題:The Wizard of Oz
配給:MGM
劇場公開日:1954年12月25日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第12回 アカデミー賞(1940年)

受賞

作曲賞 ハーバート・ストサート
主題歌賞

ノミネート

作品賞  
美術賞  
特殊効果賞  
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映画レビュー

3.5只々素晴らしい舞台芸術としての映画

2023年8月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

怖い

難しい

内容は、童話オズの魔法使いを映画化した作品。孤独な少女が夢の国に行く事を望み行き着いた夢の中で、仲間達と出逢い其々の幸せについて考えて願いを叶える物語。好きな台詞は『おかしいわ!昔から知っている様な気がする?!』色の無い灰色の国から来た主人公がオズの世界で一人語りする台詞。微妙な伏線が舞台っぽくて良かったです。印象的な場面は、オズの世界観で皆んなが出迎えるパレードの迫力には圧巻です。豪華すぎてアメリカの景気回復の早さに驚きました。作り手の衣装や細部まで拘ったフォーメーションダンスには作り手の意気込みを感じる素晴らしい作品です。印象的な音楽は、有名すぎるover the 🌈です。初主演作品のジュディーガーランドの下手上手い慣れない感じか何とも味ありました。正に別名・近所の女の子だけあります。人造国家🇺🇸としての創世神話的な位置付けのある作品は、🇺🇸としての戦争や人種や格差や外交様々な問題を民主的に解決しようとする苦悩が暗喩されていて面白い。この作品を観るにあたり、NHKのバタフライエフェクト『ハリウッド夢と狂気の映画の都』を見てしまい。この映画に関する見方が変わってしまった。ジュディーガーランドの数奇な運命。最後のナレーションと言葉が印象的でした。MGM解雇後も薬物中毒や自殺未遂を乗り越えながら最後までハリウッドで生き続けた。ハリウッドという怪物に全てを捧げたジュディーの言葉。『何処へ行こうと何をしようとハリウッドから離れられないのです。(中略)もし、もう一度やれと言われたら、同じ選択同じ間違いを犯していたでしょう。それが生きると言う事だから』最後まで、キャッチコピーgirl next door近所の女の子を公私共に演じたジュディーガーランド。この映画の最後にある様に『我が家が一番』と自分に言い聞かせて生きた人生に寂寥感・諦観・優越感も覚える考える所も多い作品でした。ドロシー役ジュディーガーランド1969/6/27享年47死因・睡眠薬の過剰摂取。

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共感した! 4件)
コバヤシマル

5.0物語と美術・合成の世界に迷い込み、驚いて、楽しんで、感激した。ミュージカル好きになる基本的映画。

2023年3月19日
PCから投稿

ドアが開いたら色がついた!
地中から人が出てくるなんて!!
子供心を射抜くドキドキ・ワクワクの映画。

子供時代に「オズの魔法使い」を観たら最後、
トリコになった!!!という人は多いと思う。
あの時代(すごい昔)によくもこんな凝った美術セットを、
よくもこんな素敵な歌曲を、よくもこんなキャストを、
と並べれば限りはないが、楽しい時と怖い時の色彩を分け、
また構図を分け、台詞や歌・踊りで喜怒哀楽を分けた。
あの時代(大昔)としては画期的かもしれない。

ときどき「絵」に見える場面もあるが
そういう印象にしたのかは定かではない。
構図と色彩のマジックかもしれない。

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共感した! 1件)
星組

5.0普通に凄い映画

2023年3月11日
スマートフォンから投稿

楽しい

単純

幸せ

幼少の時にテレビ東京で見た記憶があり、大人になってからタイトルもストーリーも思い出せないまま
ただ、なんだか凄い映画だった事だけ覚えており
数年前にやっと見つけられた作品

今のハリウッドの演技とは真逆の舞台劇の要素が強い作品だが主人公が非常に愛嬌があり歌もダンスも素晴らしく出てくる役者全てが芸達者である

見る楽しさに特化してるので子供向けではあるが、技で作られているので大人も充分見れるものになってます。

CGの無い時代の限界はあるがセットの作りも素晴らしく、世界観を崩すことなく面白いお話が続いていく軽快さがある。

USのアニメやドラマ等でも、オズは何度も元ネタとして出てきていたので アメリカ人からすると
古い映画のクラシック的な位置付けなのだろうか?

リマスターされて映像的には現代に引けを取らないバージョンが出てるので、アナログの特撮と人の手だけで作った映画劇として一度は観ておいた方が感性や視野が広がる気がします。
勉強抜きにしても普通に面白いです

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たまねぎ なきお

4.5心温まる児童文学

2023年3月8日
iPhoneアプリから投稿

観終わった後、心がポカポカする素敵な映画。
(推しはライオンです、可愛い笑)

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共感した! 3件)
tabotyoko
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