ビッグ・アイズ
劇場公開日:2015年1月23日
解説
「アリス・イン・ワンダーランド」「チャーリーとチョコレート工場」のティム・バートン監督が、1960年代アメリカのポップアート界で人気を博した「ビッグ・アイズ」シリーズをめぐり、実在の画家マーガレット&ウォルター・キーン夫妻の間に起こった出来事を描いたドラマ。悲しげで大きな目をした子どもを描いたウォルター・キーンの「ビッグ・アイズ」シリーズは、ハリウッド女優たちにも愛され、世界中で大ブームになる。作者のウォルターも美術界の寵児として脚光を浴びるが、実はその絵はウォルターの妻マーガレットが描いていたものだった。絵は飛ぶように売れていくが、内気な性格のマーガレットは、自分の感情を表すことができる唯一の手段である「ビッグ・アイズ」を守るため、真実を公表することを決意する。マーガレット役に「アメリカン・ハッスル」「魔法にかけられて」のエイミー・アダムス、ウォルター役に「イングロリアス・バスターズ」のクリストフ・ワルツ。
2014年製作/106分/G/アメリカ
原題:Big Eyes
配給:ギャガ
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2022年9月10日
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鑑賞方法:VOD
芸術をどう捉えるかだと思う。ビカソのゲルニカもパリ万博ては、酷評されたそうである。この映画の中の作品もどこかの博覧会で、権威ある(?)者からディスられてから、事態が急変する。
さて、この『ビッグアイ』と称する一連の作品は、本当に芸術的に優れているのだろうか?僕は見た事はあったが、たぶんこの作家を真似た作者の絵だと思う。目玉が大きくて、おでこが広い。そして、ちょっとキツい顔をした、少女とも少年ともつかない顔。オリジナルなのだろうが、この映画の作品を見て、その作品が酷似していると思った。僕は印象的な良い絵だと思った。がしかし、この映画の中の作品てはないと今日初めて知った。ちょっとショックだが、この映画の中の作品も良い絵だと思うが、僕にとってはゲルニカと比べられない。さて
それは兎も角、芸術と市場主義経済は常に矛盾して絡み合って存在しているのだと思う。バンクシーの絵は僕にとっては全く価値はない。
この映画での教訓はバカ男とは早く別れろという事だと思う。
それと、映画も芸術なのだろうから、詐欺まがいの宣伝には、果敢に立ち向かおうではないか!
2022年7月25日
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鑑賞方法:VOD
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60年代のアメリカ美術史を騒がせた、キーン夫妻によるスキャンダル事件を題材にしたサスペンス&コメディ。
監督/製作は『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』の、巨匠ティム・バートン。
主人公マーガレット・キーンを演じるのは『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『魔法にかけられて』の、名優エイミー・アダムス。
マーガレットの夫、ウォルター・キーンを演じるのは『イングロリアス・バスターズ』『ジャンゴ 繋がれざる者』の、オスカー俳優クリストフ・ヴァルツ。
マーガレットの友人、ディーアンを演じるのは『幸せになるための27のドレス』『お買いもの中毒な私!』のクリステン・リッター。
第72回 ゴールデングローブ賞において、エイミー・アダムスが主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞✨
2022年6月、マーガレット・キーン逝去。合掌。
という事で、マーガレット&ウォルター・キーン夫妻のゴーストペインター事件を取り扱った本作を観賞〜。
この映画を観るまでマーガレット・キーンについては全く知らなかったのだが、彼女の作品は何となく見た事あるようなないような…。
彼女の代表作「ビッグ・アイズ」シリーズは60年以上前のものになる訳だが、今見ても全く古びていないと思う。
というか、巨大な目をしたキャラクターというのは今のアニメの主流な訳で、キーンの絵に共通する一種のキッチュさは、むしろ現代でこそ受け入れられやすい作風なのかもしれない。
彼女の絵を見ていると、なんとなく奈良美智さんの描くヌボーっとした少女画を思い出した。
奈良さんもマーガレットの作品から影響を受けているのかしらん?
本作の監督は、皆さんご存知ティム・バートン!
ティム・バートンはかねてから彼女の作品のファンだったらしい。本作の製作も請け負っているのはその為なんだろう。
確かに彼のゴシックホラー&コミカルな作風に、マーガレット・キーンの影響を感じなくもない。
本作を観て一番強く思った事。
…バートンって普通の映画も撮れるんじゃん!!😳
神経衰弱に陥ったマーガレットが、周囲の人々の顔を「ビッグアイズ」として認識しちゃう、という描写にはいかにもバートンらしい不気味さがあったものの、それ以外はかなり普通。
異形の存在も、ジョニー・デップもヘレナ・ボナム=カーターも出て来ない。
実はバートン作品があまり得意ではない自分のような観客でも、本作は全く違和感無く受け入れることが出来ると思う。
確かに本作はバートンのフェティッシュが抑え込まれた飲み込みやすい作品である。
しかし、彼のフェティッシュが抑え込まれた結果、面白みの欠けた薄味な作品になっていることもまた事実。
バートン・ワールドを期待していた観客は肩透かしを喰らっちゃったんじゃなかろうか?
ゴールデン・グローブ賞を受賞したエイミー・アダムスの演技もさることながら、本作で最も輝いていたのはクリストフ・ヴァルツでしょう!
絵に描いたようなクズ男、ウォルター・キーンをノリノリで演じ切っている。
あまりのハマりっぷりに、もはやクリストフ・ヴァルツが実際にこういうクソ野郎なのだと思わずにはいられない。
クライマックスの裁判シーンなんて、もう完全にクリストフ・ヴァルツ劇場。
これまで割とシリアスかつリアルな物語が展開していたのに、この裁判シーンだけは完全にコメディ映画と化している😅
いくらなんでもやり過ぎなんじゃ…、と思わなくもないが、クリストフ・ヴァルツさんが楽しそうで何よりです。
でもでも。エイミー・アダムスもクリストフ・ヴァルツも良かったけど。
個人的に最高だと思ったのは、マーベルのキャラクター、ジェシカ・ジョーンズを演じた事でも知られるクリステン・リッター!✨
いやー、めっちゃ綺麗じゃないですかこの人〜!
あんまり知らない女優さんだったけど、要チェックや〜、って感じですわ〜。
ロングな黒髪がめっちゃ素敵っ💕
女性の自立を描いたフェミニズム映画であるのだが、最終的には宗教によって精神的な解放を得るというのはうーん、と思ったり…。まぁ史実なんだからしょうがないんだけど。
いやしかし、宗教勧誘おばさんって洋の東西を問わずあんな感じなんですね〜。あの雰囲気、阿佐ヶ谷姉妹を思い出してしまいました💦
フェミニズム映画としても娯楽映画としても今一つ決定打に欠けるところはあるが、誰が観てもある程度は楽しめる映画ではないでしょうか?
ポップコーン片手にボケーと観る分には、悪くない作品だと思います。
しかし、このウォルターってオッさん、しょうがない人なんだけど、プロデューサーとしての腕は確かでしたよね。
彼の商売人としての才能が無ければ「ビッグアイズ」が日の目を見ることもなかったと思うと、なんだか複雑な気分になっちゃいます。
宮崎駿に対する鈴木敏夫、鳥山明に対するDr.マシリト、etc…。
優れた絵描きには、才能を十二分に引き出し、その絵に商品価値をつけるプロデューサーが付き物。
このプロデューサーのエゴが、クリエイターを超えて前に出てきてしまうと、なんやかんやややこしくなってしまう。
本作のような内容は、現代の創作現場においても実は結構起こっているんじゃ無いでしょうか。
そういや佐村河内とかいうオッさんもいたよなぁ…。
2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
有名な絵だけれど、こんな事実があったなんて驚き。
どうしようもない夫は、最後までどうしようもなかったのですね。理解に苦しむ。そう思うということはクリストフ・ヴァルツの演技は上手かったということか。
内容は観ていて辛いものがあったけど、映像は色だったり、建物だったり、ファッションだったり、空だったり、ティム・バートンらしい世界観で可愛らしかった。
その映像と内容の対比がまた際立っておもしろいのかもしれない。
2022年6月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
2022年6月5日
映画 #ビッグ・アイズ (2014年)鑑賞
#ティム・バートン 監督作品としては、ビッグアイズというテーマ以外はオーソドックスな作品です。
主演の #エイミー・アダムス と #クリストフ・ヴァルツ の演技で作品の質が保たれています。