JUNK HEAD

劇場公開日:

JUNK HEAD

解説

孤高のクリエイター・堀貴秀が独学で7年の歳月をかけて制作し、カナダ・モントリオールで開催されるファンタジア国際映画祭で最優秀長編アニメーション賞を受賞するなど世界的に高く評価されたSFストップモーションアニメ。原案、絵コンテ、脚本、編集、撮影、演出、照明、アニメーター、デザイン、人形、セット、衣装、映像効果のすべてを堀監督が1人で担当し、総ショット数約14万コマという膨大な作業を経て完成させた。環境破壊が進み、地上はもはや人間が住めないほど汚染された。人類は地下開発のための労働力として人工生命体マリガンを創造するが、自我に目覚めたマリガンが反乱を起こし地下を乗っ取ってしまう。それから1600年後。遺伝子操作で永遠に近い命を手に入れた人類は、その代償として生殖能力を失った。絶滅の危機に陥った人類は、地下で独自に進化を遂げたマリガンの調査を開始。政府が募集した地下調査員に名乗りをあげたダンス講師は、調査中に死と隣り合わせになったことで命を実感し、マリガンたちと協力して人類再生の道を探る。

2017年製作/99分/G/日本
配給:ギャガ
劇場公開日:2021年3月26日

スタッフ・キャスト

監督
原案
堀貴秀
キャラクターデザイン
堀貴秀
撮影
堀貴秀
照明
堀貴秀
編集
堀貴秀
音楽
堀貴秀
近藤芳樹
制作
やみけん
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映画レビュー

4.0ストップモーションアニメで描くディストピア劇、リアル造形物の強烈なインパクト

2022年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

独学でストップモーションアニメを学んだ堀貴秀監督が、ほぼ1人でつくりあげた地下世界の描写はリアル造形物だからこその強烈なインパクトがあり惹きこまれます。ユーモアとグロさが同居した不思議な感覚のディストピア劇にはクセになる面白さがあって、音楽やキャラクターの声も監督自らつくっているのは驚きです。本作は3部作の1作目。物語やキャラクターにはまだまだ謎が残されていて、続編が楽しみです。

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五所光太郎(アニメハック編集部)

4.0イカれたセンスを貫き通したダークでキュートな世界観の魅力

2021年3月31日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 27件)
村山章

3.5この映画を観て泣いた。どうして?なんだか訳もなく切なくてと聞いた。

2024年4月10日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

確かにかなり切なくなってしまった。泣きはしなかったがひたすら切なくなってしまった。病気でしぬことの無くなった人類の悲哀なのかはたまた人類が誕生前の状況に戻ってしまったのかよく分からないがあと数年もすれば地球上での人間はこの状況に陥るに違いないだろう。ズッと先の話ではない気がしてきた。死と再生の物語。ドギツイファンタジーのようだ。科学技術だけで生きて行けるほど人生は単純ではないようだ。なんでも頭脳で解決出来ると言う考えに溺れてしまった行末は余りにも切ない。生き物の死亡率は100%なのだ。

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共感した! 0件)
はる

3.5異世界

2024年3月24日
スマートフォンから投稿

ひとりと少人数で制作
JUNK HEAD の世界は
好みに分かれる。

荒廃した世界
その地下世界
この表現と制作は
根気と熱意の結果か
面白い世界を見た。

薄い希望とグロな表現は
好みに分かれるが
逆に小さな光の大切さ
尊さも浮き彫りになる。

白い奴が可愛い、面白そう、
と鑑賞すると間違う。
「創造の行方を見てやろう」
「彼らに接近してやろう」
その方が最後まで楽しめる。

憧れは地上に

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星組

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