JUNK HEADのレビュー・感想・評価
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ストップモーションアニメで描くディストピア劇、リアル造形物の強烈なインパクト
独学でストップモーションアニメを学んだ堀貴秀監督が、ほぼ1人でつくりあげた地下世界の描写はリアル造形物だからこその強烈なインパクトがあり惹きこまれます。ユーモアとグロさが同居した不思議な感覚のディストピア劇にはクセになる面白さがあって、音楽やキャラクターの声も監督自らつくっているのは驚きです。本作は3部作の1作目。物語やキャラクターにはまだまだ謎が残されていて、続編が楽しみです。
マリガン
2024年4月24日
映画 #JUNKHEAD (2017年)鑑賞
生殖能力を失い人口減少の未来世界
人類存続の鍵を求め、かつて人類が創造し、地下世界で独自に進化した人工生命体マリガンを調べるための調査員の主人公が地下世界で繰り広げる大冒険
って設定が分かったとて理解が深まるものでもない映画でした
この映画を観て泣いた。どうして?なんだか訳もなく切なくてと聞いた。
確かにかなり切なくなってしまった。泣きはしなかったがひたすら切なくなってしまった。病気でしぬことの無くなった人類の悲哀なのかはたまた人類が誕生前の状況に戻ってしまったのかよく分からないがあと数年もすれば地球上での人間はこの状況に陥るに違いないだろう。ズッと先の話ではない気がしてきた。死と再生の物語。ドギツイファンタジーのようだ。科学技術だけで生きて行けるほど人生は単純ではないようだ。なんでも頭脳で解決出来ると言う考えに溺れてしまった行末は余りにも切ない。生き物の死亡率は100%なのだ。
異世界
ひとりと少人数で制作
JUNK HEAD の世界は
好みに分かれる。
荒廃した世界
その地下世界
この表現と制作は
根気と熱意の結果か
面白い世界を見た。
薄い希望とグロな表現は
好みに分かれるが
逆に小さな光の大切さ
尊さも浮き彫りになる。
白い奴が可愛い、面白そう、
と鑑賞すると間違う。
「創造の行方を見てやろう」
「彼らに接近してやろう」
その方が最後まで楽しめる。
憧れは地上に
※
☆☆☆★★ 狂気的アニメ ウ◯コすんな! チ◯コアップにすな! ち...
☆☆☆★★
狂気的アニメ
ウ◯コすんな!
チ◯コアップにすな!
ちょこちょこセリフに吹きそうになったぞ(^^)
2021年11月19日 目黒シネマ
つくり込んだ世界観に圧倒される
アマプラで公開延長されているので、再鑑賞。
2021年の劇場公開時、TVの「激レアさん」でこの映画のことを知り、最寄りの映画館でまだやっていたので、滑り込みで観たのだが、つくり込んだ世界観に圧倒された。
配信で再鑑賞しても、思いは同じ。
出てくる生物の造形が、どれもハイクオリティだし、ディストピア感満載の舞台に、きちんと整合性が認められるし、9割が監督のアテレコになっているセリフも、本当に言語体系があるのではないかと思わされるし、なおかつ、コメディタッチな部分とグッと感情を鷲掴みにする部分とが、程よいバランスで配置されているし…。
次回作に向けては、美術館での展示計画もあるとのこと。映画に合わせて、造形物の一つ一つをリアルに観られる体験は、とてもありがたい。
心から楽しみにして待ちたい。
ストップモーションなんてやってないで、どんどん作品を作って欲しい
ストップモーションアニメであることを忘れてしまうほど、スムーズな動きと斬新なストーリーとキャラクター
パーフェクトです
まあ、遺伝子操作で不死っていうのがよくわからないのはある
見た感じ、ただのサイボーグっぽいし、マリガンはホムンクルスかな
こっちは不死じゃないし、どっちかというと、より人間的なんですよね
主人公のつるんとした丸っこい顔は、表情がないはずなのに、能面のように状況に応じていろんな感情をみせる
女の子はちゃんと可愛く見える
本職が内装業の人が独学で、しかもほとんど1人で7年かかって作ったんですよ
天才ですね
それもどうみたってオタク
オタクの天才
三部作で2025年に2作目が完成するそうですが、もったいない
ストーリー、演出力とも申し分ない実力があるのだから、時間のかかるストップモーションアニメよりアニメか実写を撮るべき才能だと思います
時間がもったいない
まあ、コツコツやるのが好きなんだろうね
好きこそ物の上手なれ
独特の世界観
コマ撮りアニメは「ニャッキ」や「モルカー」などの
かわいらしいイメージがあるけど
これは退廃的なおどろおどろしい世界。
出てくる要素の一つ一つが肉感的。
台詞は理解できない言葉だけどストーリーラインはなんとなくわかる。
続編がある感じで終わったけど、いつ発表されるのかな?
これが見たかった4.3
これが見たかった。そんな映画だった。
Blameライクな世界観で、一見すると不気味な雰囲気だが、そこの展開やストーリーが意味を持っていて素敵な作品に仕上がっていたと思う。SFチックだけでなく、個人的にかつらを被った人間世界と、デジタルな食べ物、デジタルな風景、何もかもがリアルに必要ではなくなった「人間らしい」生活というものに固執するさまは面白く写った。
得てして雰囲気だけで作ると、それは雰囲気ゲーの様相を呈して、絵はいいけど面白くない、つまらない、意味がわからないという作品になりがちななか、狂気に満ちた世界にも人間的な暖かさ、日本的なかっこよさ、展開の予想されたデジモンのButterflyが流れてきそうなかっこよさが詰め込まれていた。
多くの鑑賞者が、三人衆の「これ打つと明日がやばいんだよな」の言葉にワクワクが止まらなかったことだろう。
これが見たかった。
これを作ったクリエイターに称賛を送りたい。
俺達 天国に行けるかな?
まず、こんな作品をほぼ1人で創りあげたのに驚いた!!
気の遠くなる様な行程を思うとただただ脱帽だ、スゴイ都市化言いようがない。
ただ、これは好き嫌いが大きく、評価は賛否激しく揺れる事必至だろう。
グロさはトップクラスだし、無気味さも満点に近い。
それなのに、どのシーンを切り取っても絵になるセンスの良さが在る。
なんだか気持ち悪いけど、最後まで惹きつけられてしまった。
作業風景まで興味深く観られる。
掃海艦なんて無いのに、魅せつけられる力の有る作品だった。
シュールさとグロテスクさの間で
シュールな描写とグロテスクな描写が交互に描かれながら進む。ストップモーション・アニメーションとしてはとても高度で緻密な作りで仕上げられており、深みがあります。
人というものがどういうふうに描かれているのか。未来の人はこんな感じ?みたいな。
好きだけど疲れる。見るのにパワーのいる作品かなぁと感じました。なによりこの後が気になる。最終的に主人公は元の場所にもどれるのか。早く見たいと思います。
ストップモーションという点も驚きだけど出てくる世界観やキャラクター...
ストップモーションという点も驚きだけど出てくる世界観やキャラクターのユニークさがえげつない。3部作なので語られていないことが色々と散りばめられてそうな雰囲気で次回作いつになるか分かりませんが楽しみ。
今後に期待
全体通して思うところは悪くはない。分かりやすい世界観と多少キモダサなキャラとか言語が特定言語ではないので字幕を変えればどこの国でも通用する作品だし、人形の動きもギミックも頑張った感が溢れている。労作として高く評価したいところ。ただ、KUBOを観た時のようなライカ、トラヴィス・ナイトへの感動や感嘆は出てこなかった。残念ながら作り込みの部分では遠く及んでない。いや、ライカのレベルが高すぎることと本作が個人プレーの積み上げ状態であることを考慮すると大健闘しているのは間違いないんでしょうけど。
あ、KUBOも配給がGAGAだったな。
さて、冒頭部分の説明から旅立ちのシーンでピーンときたのがネット端末遺伝子を探して旅している男の物語じゃねえ?という思いでした。たぶん、そうそう外していないでしょう。
おそらく、日本以上に海外で評価が高くなりそうですね。
エンドロールには笑ってしまいました。面白いですよ。
かわいい
不気味な世界観だけど、IQが低い感じの会話がバカでほのぼのしてて好き。
作中使われてる言語が独特「ンナァーウラ、ペッコンチョ」(大丈夫か、ポン太)
エンドロール笑った。ほぼ一人で制作してるのすごい。次回作はいつくらいになるのだろう。楽しみ。
これはすごい
世界観が好きです。キャラクターも気持ち悪いしクノコも気持ち悪い。ちょっとかわいこぶりすぎなのが鼻につかないでもないけど、ストーリーがちゃんとしてるからかき消してくれる。地獄の三鬼神には驚きました。人間は機械で地底人たちが生身ってのがいいですね。
良く頑張りました…は、観客には関係ありません。
SF的世界観はグロよりなので、考えて作っている感はありますけど、さほど目新しいものではないと思います。
テーマとしても、人間の不死性、生命の尊重、多様化、社会の分断、友情…うーん。どれかまともに描けていましたでしょうか?神という言葉で宗教観をクローズアップするかとおもったらそれもなく…。命の危険があったから生きた実感があった?かなあ…うーん。それだけ?
エンタメとして話の面白さも、100分耐えられるクオリティではないと思います。5,60分ならまあ面白がれるかなあ、という水準だと思います。そこはほぼ個人的な撮影だからしょうがない面もありますが、なら5,60分で納めればいい話です。
映像というかストップモーションアニメは頑張ったと思います。ただ、ストップモーションの良さって素朴さな気がします。それにCGで代替できる映像であれば観客には関係ありません。エンドロールとはいえ、映画本編でメタ的にほらがんばったでしょう?はみっともないと思います。
ということで、メタ視点の「がんばりましたで賞」を除けば、あまり評価できるSFではないと思いました。
キモくて可愛いディストピア
国産ストップモーションアニメ。
雰囲気はスタジオ・ライカ作品より『犬ヶ島』に近い。
キャラは毒があるデザインながら愛嬌があって、みんな可愛く見えてくる。
ストップモーション・アニメーションは作家性が高い作品が多いが、本作も作家性が溢れていて正に唯一無二。
三部作みたいなので、続編も観てみたい。
「ネー、ポンチョ?」
遊び心に癒される
めちゃ楽しい。
パートン(&がらくた&ポン太)、
マリガンたち、
昆虫お化けのような多足動物のような、
さまざまなクリーチャー(かな?)
マリガンはちょっとミニオンズを思わせるものも多く、
マリガンの多様さにも驚く。
パートンは何度も何度も落下して壊れて、修理され・・・
(この修理だけれど、頭部だけで全体を修復しちゃうって、
(しかも更に壊れて2度目にブリキのオモチャ風で、
(ガラクタは話せない設定で、
(ジェスチャーで会話するのだけれど、なんか通じちゃいますね、)
女の子/ニコ。
どう見ても赤頭巾ちゃん・・・ですよね。
隠れてはにかんだり、どうしてこんなに表情豊かで、
気持ちが表現できてるんだろう?
ストップモーションの方法は、ウチの子がやってたのを見てましたが、
250コマで5秒位でした。
堀江貴文監督は背景が芸術ですよね。
予告編で背景の中にいる監督が写りますが、めちゃめちゃ細密で、
まるで都会の夜景みたいで驚いた。
地下のマリガンの中枢機関にいるドクター。
あの機械室みたいな光景も異色。
堀監督は彫刻、絵画を勉強した内装業が本職のアニメーター。
堀貴秀監督さん、よくぞ7年間挫けずに完成に漕ぎつけたものです。
きっと楽しかったんでしょうね、苦しかった以上に楽しさが優ったのだと
お察しします。
日本語の字幕が付いたのは、話す言葉が、デタラメ語(御免なさい!)
これはアイデアですよね。
(声優さんを何人も必要としないもの)
BGMにも唸った!!
(絶妙に面白い)
ストップモーション・アニメとなら、
「KUBO」と「犬ヶ島」を観ましたが、2つとも日本とは縁が深い。
「JUNK HEAD」は、殆ど日本的な感性は皆無です。
その分、
老若男女が楽しめる利点にも恵まれている。
それにしても舌を巻くのは、
攻撃されたクリーチャー(?)から血がドローっと広がるシーン。
これはストップモーションでどうっやっているのかしら?
あのジワーっと広がるシーン!
他にも背景。
プラモデルを組み立てる感覚だろうか?
疑問符で頭の中がいっぱいで溢れそう。
YouTubeを観るとスタッフさんも4〜5人に増えましたね!
次回作は2024年の完成を目指しているとか?
また驚かせて下さいね!
楽しみにしています。
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