狩人の夜

劇場公開日

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解説

ある狂信者に命をつけ狙われる幼い兄妹の恐怖を描くサスペンス映画。製作はポール・グレゴリー、監督はチャールズ・ロートン。デイヴィス・グラブの原作を基に、脚本はジェームズ・エイジー、撮影はスタンリー・コルデス、音楽はウォルター・シューマンが担当。出演はロバート・ミッチャム、リリアン・ギッシュほか。

1955年製作/アメリカ
原題:The Night of the Hunter
配給:ケイブルホーグ

ストーリー

銀行に押し入り、2人を殺害して1万ドルを奪ったベン(ピーター・グレイヴス)は、娘パール(サリー・ジェーン・ブルース)の人形の中に金を隠し、息子ジョン(ビリー・チャピン)に金のありかを口外するな、と言い残して警察に連行される。やがて彼は死刑になるが、刑務所でこれをかぎつけたハリー(ロバート・ミッチャム)は福音伝道師になりすまし、ベンの妻ウィラ(シェリー・ウインターズ)に接近する。そして2人は結婚するが、ある夜ハリーは子供たちに金のありかを問いつめているのをウィラに目撃され、彼女を殺す。子供たちはハリーへの恐怖から河ヘボートを出し逃亡の旅に出、いつしか身寄りのない子供たちを世話している未亡人ミス・クーバー(リリアン・ギッシュ)の厄介になる。そしてハリーも子供たちの居場所をつきとめるが、彼は子供たちを守る彼女に警察に通報され、連行されてゆく。その時、ジョンの心は、父とハリーが重なって見えるのだった。

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映画レビュー

5.0草創のクライムドラマ

津次郎さん
2020年7月11日
PCから投稿

かつて著名文化人たちが映画ベスト自選をすると、かならず筆頭にあがるのが市民ケーンだった。天井桟敷の人々やジャンルノアールなど仏古典映画がそれに続いた。まぼろしの市街戦も文化人御用達の人気作だった。いまはどうなるのだろう。多様になって、昔みたいな統一感はなくなると思う。

文化人の選評には気取りが入る──と思う。完全主観では選ばない。気位の高い文化人は「え!こんなの好きなの?」と思われてしまわないために、大なり小なり客観性を差し挟むわけだ。それゆえ、市民ケーンに罪はないが、昔は誰でも市民ケーンだった。

この映画も文化人の選でときどき挙がった。選に順位をつけるなら、私だったらこれを市民ケーンよりも上に挙げたい。

昔初めて見たとき、高校時代読んだマークトウェインのハドリバーグの町を腐敗させた男を彷彿とさせた。因果応報のドラマで、民族や習慣を超える普遍性がある。
また、その後に見た数々の映画がこの映画を彷彿とさせた。
時代を超え、黒澤明に比肩する影響力があると思う。

監督はチャールズロートン。
私は古い映画で、繁くこの俳優を見た。
肥満体型で腹黒そうな顔つき。
狭量な代官みたいな役が多かったが、のち善玉を演るようになった。スパルタカスや情婦をよく憶えている。出演作多数で、こっちで言えば殿山泰司みたいな印象的なバイプレーヤーだった。

驚いたことに監督作はこの一作のみ。もっと驚いたことに当時、興行も批評もぜんぜんだめだったらしい。オーソンウェルズのTouch of Evil(1958)みたいな感じだろうか。世の中には、時間の経過、または慧眼によってしか見いだされないホンモノがある──と思う。

この映画でもっとも象徴的なのは、えせ伝道者ロバートミッチャムの手。
親指を除く、示中薬小、4本の拳に書かれた文字。
左がHATE、右がLOVE。
後にパンク系ファッションで定番化したタトゥはここが出典である。
今では一般的なサイコキラーが跋扈するクライムドラマもこの映画が創始である。
ロバート『スリーピーアイ』ミッチャムの飄々とした殺人鬼は映画の古さをまったく感じない──これにはいささかの誇張もない。

マイケルケインのアルフィーに出ていたシェリーウィンタースをよく憶えている。よく見た女優だが、たいていどこで見ても肥えていて、春川ますみあるいは高瀬春奈のようなキャラクター。この映画では生真面目な未亡人役で、のちのバンプな路線を想像できない。

リリアンギッシュに始まるこの映画はリリアンギッシュで終わる。
暴力と無知から子供たちを救う里親役で、賢く、慈愛に満ち、勇敢。
1916年(!)のイントレランスに出演した世紀の女優の有終を飾った。

美しい撮影とドラマツルギーのお手本。
魅力は底なし、つねに新しい発見がある必携の映画だと思います。

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津次郎

4.0とても面白かった

2018年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

楽しい

怖い

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古泉智浩

3.5孤独な狩人

ひろちさん
2018年6月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

子供は誰よりも強く、守ってあげなければならない。本作には、そんな主張がある。強いから、守ってあげるとは、矛盾している様だが、王族や各界の大物も強いからこそ、守られている。逆に言えば、誰にも守られていない者は弱い。本作の悪役や、現実の生活でも、悪事をして自慢顔の者は誰にも守られていない事を誇るが、不要な者は誰にも守られず、弱い。

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ひろち

3.0愛と憎しみ

2018年1月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

単純

興奮

LOVE &HATEって刺青から勧善懲悪なR・ミッチャムが渋くて怖いと思いきや案外マヌケで!?

妹は本性を曝け出したR・ミッチャムに恐怖を感じているのか?終始懐いている天然さが何か可愛い。

ボートでの逃亡が単調で退屈になるが色々な動物が登場するメルヘンな雰囲気と白黒の夜のドロドロした感じの映像のギャップにセンスが。

速攻で洗脳されてしまう奥さんや周りの人々に以外と頼りにならず肝心な時にぐでんぐでんな爺さん。

悲惨で残酷な物語だけど不思議とコミカルで最後はホノボノとしてしまう。

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万年 東一
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