エターナルズ

劇場公開日:

解説

「アベンジャーズ」シリーズをはじめとしたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で知られるマーベル・スタジオが送り出すヒーローアクション大作。太古から人類を見守ってきた「エターナルズ」と呼ばれる者たちの活躍を、「ノマドランド」でアカデミー賞を受賞したクロエ・ジャオ監督が描く。「アベンジャーズ エンドゲーム」後の世界を舞台に、これまで人知れず人類を守ってきたエターナルズが姿を現し、未曽有の危機に立ち向かう。遙かな昔から地球に存在し、7000年もの間、陰から人類を見守ってきたエターナルズ。最凶最悪の敵サノスによって半分が消滅させられた全宇宙の生命は、アベンジャーズの戦いによって復活したが、その時の強大なエネルギーによって新たな脅威が誕生し、地球に迫っていた。その脅威に立ち向かうべく、これまで身を潜めていたエターナルズが再び集結する。10年ぶりのアクション作品への出演となるアンジェリーナ・ジョリーをはじめ、「クレイジー・リッチ!」のジェンマ・チェン、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン、キット・ハリントン、これがハリウッドデビューとなる「新感染 ファイナル・エクスプレス」のマ・ドンソクらが出演。

2021年製作/156分/G/アメリカ
原題または英題:Eternals
配給:ディズニー
劇場公開日:2021年11月5日

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映画レビュー

3.0キャラと時系列がバラバラ

2022年3月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

難しい

ディズニープラスで鑑賞。
アクションシーンはいつも通り迫力がありましたが、登場人物や進行する時系列がバラバラとなっており、他のマーベル作品と比べると混乱する所が多かったです。

これまでは登場キャラの数が少ない作品でそれぞれの説明をし、彼らの特性を理解した上でアベンジャーズのような大勢でアクションをするのがMCUのやり方でした。しかし今回は、初登場キャラが多い上に説明があまりないため、エターナルズがどんな組織なのか、彼らがどんな関係なのかをあまり理解することが出来ませんでした。
また、シーンごとに過去や現在を往復する場面が多いため、途中でどこの時代のシーンなのかわからないまま混乱しました。

今作は2時間半ぐらいですが、とても長く感じ迫力はよかったものの結局何も理解できないまま終わってしまい、モヤモヤがしばらく続いていました。
そのため、次回作以降で今作の説明を補完してくれることを期待しています。

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Ken@

3.5An Unexpected in Shift from Zhao

2022年9月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

Zhao's independent films showed she is among the most powerful forces behind the camera, one who can saturize the screen with very little resources. Jumping from indie to superhero certainly had me wondering if this were a new kind of film. Not really. The Marvel universe of course saturates Zhao's voice. The creature design and VFX are better than usual. Action sequences have interesting angles.

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Dan Knighton

4.5人間を守るという大義が、あくまでも自然体なのがいい。

2021年11月30日
PCから投稿
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村山章

4.0「ノマドランド」×「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の結果は、おそらく様々な感想がある。

2021年11月5日
PCから投稿

本作は上映時間は2時間36分となっていて、10年間の集大成であった「アベンジャーズ エンドゲーム」の3時間1分よりは短いものの、初めての作品としては割と長めとなっています。
でも、本作でメガホンをとった「ノマドランド」のクロエ・ジャオ監督は「短すぎる」と言います。
それもそのはず7000年以上という期間を描く必要があり、「エターナルズ」の10人のメンバー、アクションシーン、人間模様など様々なものを描かないといけないからです。
しかもクロエ・ジャオ監督にとっては初のアクション映画で、いきなりの大役。
マーベルのトップが多様性を求めたチャレンジングな本作。これまでのサポート体制が充実していたこともありアクションシーンもキチンとしていて、まずは及第点ではないでしょうか。

ここからは、個別に焦点を当て感想を書いてみます。
まず、「ノマドランド」のような自然光のもとロケ撮影された映像の数々は、映像にリアリティーを与えている点で成功と言えるでしょう。
MCU映画で初のラブシーンも監督らしさでしょう。
ただ、それらはあくまで一部であって、全体としては、ややアクションシーンが少な目のMCU映画という結果になっているように感じました。
また、本作は、初登場の10人を使って、いきなり「アベンジャーズ エンドゲーム」のような壮大な作品を描き切らないといけないため、脚本が詰め込み過ぎている状態になっている点があります。
それもあってか、予備知識のない10人の人間模様や背景などを描くのは困難だった印象です。時間の行き来が多用されている点も、必ずしも効果的ではなく、まとまりがない印象を与えているように感じました。
これまでのMCU映画は、「アベンジャーズ エンドゲーム」という10年間の集大成を描いた作品があり、そこでは最後のボスキャラとして「サノス」という全宇宙で最大の脅威がいたのは非常に効果的だったと思います。
ただ、本作では、それを1作で飛び越えようと、“宇宙最凶最悪の敵・サノスをも超える敵”とされる「ディヴィアンツ」という設定は、野心的だとは思いますが、映像の面では、割とパッパッと倒されていく雑魚キャラのように見えた点は、やや違和感を持ちました。
しかも「エターナルズ」のメンバーから「アベンジャーズ」を優に超えるような強さが見えにくかったことも、よりそれを感じさせました。
これは、本来MCU映画の醍醐味であるアクションシーンが最高潮に機能しないといけないところであって、その革新的な映像を生み出すまでは出来ていなく、あくまで通常のアクション映画になっていた点は、野心的な作品であるがゆえに残念と感じた部分でした。

本作は、あくまでこれからMCU映画が新たな方向性を模索する中で生まれた実験的な作品であり、この化学反応も踏まえて、より進化していくと思うので温かく見守りたいと思います。

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細野真宏

「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズ関連作品