ブラック・ウィドウ

劇場公開日:

ブラック・ウィドウ

解説

「アベンジャーズ」シリーズをはじめとしたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の各作品で活躍した、スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウが単独で主役を務めた作品で、孤高の暗殺者だったブラック・ウィドウがなぜアベンジャーズになったのか、知られざる物語が明らかにされる。物語の時代設定は「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」と「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」の間で、ブラック・ウィドウがアベンジャーズから離れていた時期に起こった出来事を描く。ブラック・ウィドウの前に突如現れた、“妹”エレーナ。姉妹は、自分たちを暗殺者に育てたスパイ組織「レッドルーム」の秘密を知ったことで命を狙われる。唯一の味方は、かつて組織が作り出した“偽りの家族”だけだった。しかし、その家族の再会によってレッドルームの恐るべき陰謀が動き出す。エレーナ役は「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」でアカデミー助演女優賞にノミネートされたフローレンス・ピュー。監督は、「ベルリン・シンドローム」のケイト・ショートランド。2021年7月8日から劇場公開され、7月9日からDisney+でも配信(追加料金が必要なプレミアアクセスで公開)。

2021年製作/134分/G/アメリカ
原題または英題:Black Widow
配給:ディズニー
劇場公開日:2021年7月8日

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(C)Marvel Studios 2021

映画レビュー

4.0骨太ストーリーと、工夫が凝らされた落下しながらの超絶アクション

2021年9月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

過去のシーンをじっくり描いた序盤は若干スロースタートな印象をうけましたが、それが物語をつらぬく大きなテーマにも繋がっていて骨太のドラマが堪能できました。「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」など、ある程度MCU作品を見ていないと分からないところもありますが、疑似家族のお話として予備知識なしで見ても楽しめると思います。
予告で目を引いた落下しながらの超絶アクションは、工夫が凝らされていてかなりの見ごたえがあり、劇場でしか味わえない醍醐味がありました。

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共感した! 4件)
五所光太郎(アニメハック編集部)

4.0スカーレット・ヨハンソンのサバイバルの結晶

2021年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

悲しい

興奮

劇場公開版としては『MCU』の幕開けを担うことになった映画『ブラック・ウィドウ』。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)と『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)の間、つまりブラック・ウィドウにとって空白の時間を利用して、彼女の悲しい少女時代と、類い稀なスパイとしてのスキルとアイデンティティを解き明かそうとするのが本作の目的だ。だからあえて形容するとしたら、『プリクエル&スピンオフ』が正しいかもしれない。

幼くしてスパイになるべく運命づけられ、人とは違う成長のプロセスを踏んできたブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフが、どうしても手に入れたかったもの。それは"家族"だ。最新鋭のSFXを駆使してあらゆる角度から躍動するヒロインの姿を捉えるアクションシーンに、シリーズ他作品と比較して見劣りする部分は全然ない。反面、ここで描かれるのは、たとえそれが偽りだとしても"家族"の結束を求めてやまないナターシャの献身ぶり。それが、もう一つの"疑似家族"とも言えるアベンジャーズの中で、まとめ役を請け負ってきた彼女の姿と重なるとき、謎めいたヒロインの本質が明らかになるのだ。

ナターシャの"妹"で"姉"と協力して2人をスパイに育て上げた暗黒組織"レッドルーム"に立つ向かうエレーナを演じるフローレンス・ピューのコメディリリーフぶり、コミックブックに書かれたブラック・ウィドウのファム・ファタール的イメージを見事に払拭した監督、ケイト・ショートランドの斬新な視点も含めて、『MCU』に新たな女性像を持ち込んだ本作。最大の功労者がブラック・ウィドウに本物の血肉を通わせ、弱さを強さに変換してみせたスカーレット・ヨハンソンであることに疑う余地はない。

 これまで何人もの先人たちが挑戦し、挫折して来た演技派アクション女優としてのステイタスを手に入れた数少ない俳優の1人、スカーレット・ヨハンソンのサバイバルの歴史が、映画を背後で力強く支えているような気がする。

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清藤秀人

4.0サンダーボルツ*に向けて‼️

2024年11月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

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活動写真愛好家

4.0ナターシャ・ロマノフにとっての「家族」がなんだったのかがわかる作品...

2024年9月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

興奮

ナターシャ・ロマノフにとっての「家族」がなんだったのかがわかる作品だった。ポストクレジットが無ければインフィニティ・ウォーの前に見ても良かったかな

「サンダーボルツ」にも繋がる作品

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いとまん

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