アベンジャーズ

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劇場公開日:

アベンジャーズ

解説

人気シリーズ「アイアンマン」や「キャプテン・アメリカ」「マイティ・ソー」「ハルク」から各ヒーローが集合するアクション大作。自ら開発したパワードスーツをまとったアイアンマンとして戦う、億万長者で天才発明家のトニー・スターク、70年間の眠りから覚めた伝説の戦士キャプテン・アメリカ、神の王の息子で神々の国アスガルドから追放されたソー、怒りにより巨人ハルクに変身する科学者ブルース・バナー、女スパイのブラック・ウィドウ、エリートエージェントで弓の達人ホークアイは、人類史上最大の敵の襲来に備えた「アベンジャーズ」として召集される。それぞれの戦いで心に傷を負っていた彼らは、チームとして戦うことを拒むが……。ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エバンス、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナーら、これまでの作品で各キャラクターを演じてきた豪華キャストが集結。

2012年製作/144分/G/アメリカ
原題または英題:The Avengers
配給:ディズニー
劇場公開日:2012年8月14日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第85回 アカデミー賞(2013年)

ノミネート

視覚効果賞  
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映画評論

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映画レビュー

4.0パイを競い合うどころか海の猿に全滅させられるのに待ったをかける

2012年8月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

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しんざん

5.0ぐるっと回るカットが良い

2024年12月17日
Androidアプリから投稿

MCUの中でも評価の高い本作。でも私は最初見た時イマイチ好きになれなかった。理由は主人公が多すぎて「人物」が描ききれてないように感じたから。
久しぶりに見返すと、確かにそういったマイナス面はあれど、キャラ同士の関係(対立)が良く描かれていて、特に中盤の些細なことで言い争うシーンとか良くできていて、それが本作の一番の見せ場であろう、NYで「全員をぐるっと回して見せる」シーンの伏線になっている。(スカーレット・ヨハンソンはこのシーンを見て本作の成功を確信したらしい)

それにしても、映画史に残る挑戦的プロジェクトに無名の監督である、ジョス・ウェドンを抜擢したのは英断だったと思う。

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みっく

4.0アメコミ映画史を変えるきっかけとなったエンタメ大作

2024年12月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

楽しい

単純

興奮

前提として
・多分3回目。
・『アイアンマン』~『キャプテン・アメリカ ザ・ファーストアベンジャー』までのMCU作品は視聴済。
・原作と思しきものは未読。
・ジョス・ウェドン監督の他作品だと『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』を視聴済。

何回観てもエンタメとしての完成度が高いと感じる。

全体の構成を観てみよう。
まずはテッセラクトという未知の物質からロキが襲来。SHIELD(というかフューリー)の判断で"アベンジャーズ計画"を本格始動。
曲者たちが集まるも、ロキの策略で一同ボロボロ、コールソンも死亡する。NYでテッセラクトが起動し別の星から兵士が続々と襲ってくる。
決戦が始まる中、ヒーローたちは団結することができるのか?
というもの。

よくあるチームモノではあるが、それぞれの出自が個性的すぎるので別のモノに感じる。
壮大で、まだ余力があることを示しつつ、1本の映画で主要キャラクターの魅力を描き切った点は本当に素晴らしい。

それぞれ単独作があるので、スーパーヒーローのオリジンをだいぶ省ける。このメリットが存分に活かされている。
それでいて、初見の人も分かりやすいように記号化されてもいる。塩梅としては初見の人向け。この作品を観てから単独作に手を出した人も少なくはないはず。

アイアンマン(トニー・スターク)の性格と能力、ペッパーとの関係性はちょこっと挟めば分かる。スーツの魅力は言わずもがなだし、欠点も良く描かれている。その分心情描写は大味。
それと、ヒーローとしての行動が多く目立った。独断は多いが、良心を持って行動する。よって、ヒーローに見えるといった感じ。最後にオイシイところを持って行ったのも彼だし。

ソーは、"ロキの兄"で"雷神"という要素以外はかなり少なめ。なぜか前作より落ち着いている。少しは成長した、ということだろうか。
まぁ、古典演劇みたいな喋り方するし、衣装も言動も浮世離れしているから画で語れるキャラではある。ハンマーの説明が無かったけど、初見の人にはどう見えたかが気になる。

心理描写が少ないため、ロキの方が魅力的に観えた。
個人の好みかもしれないが、今作はロキの弱さも分かりやすく描かれている。ソーは強さがメインに描かれていて、その点で魅力が物足りなかった。魅力というのは長所だけに宿るのではない。そういう意味でも、私はロキの方を推したい。

直近が単独作だったキャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)。
一人だけ会話がおじいちゃん。周りに馴染めない真面目キャラ。しかし戦闘になると絶大な指揮能力を発揮する。
フューリー長官も指揮官としての能力に長けているが、初対面でより多くの人望を集めるという面ではキャップのほうが一歩も二歩も上だろう。内面で"ヒーロー"だと思わせるのがキャップの魅力である。初対面の警察官との会話がそれを如実に表している。
今作では、一般市民を助けるシーンが非常に多かった。前作では兵士を助けることが多かったため、こういったヒーローとしての活動をバンバン観せてくれるのは嬉しい。カフェの女性店員さんにも注目。
スティーブにはカットされたシーンがちょこちょこあるようで残念。それでも魅力的だった。

キャストがマーク・ラファロ氏に変更となった、ハルクことブルース・バナー。
当然ではあるが、雰囲気が大きく変化。ハルクの姿も変化。かなりキュートである。
エドワード・ノートン氏もキュートではあったが、セクシーなタイプである。今作のブルースはオタク感が強く、観ていて親しみが湧く。
ノートン氏のブルースも好きだが、後年のMCU作品群を考えるとキャスティングは素晴らしい仕事をしたと思う。マッチする作品が違う。

ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)とホークアイ(クリント・バートン)。
二人は本作で初めて過去が(少しだけ)明かされる。
『アイアンマン2』でも『マイティ・ソー』でも、なんか強そうなエージェントで終わっていた。そこから弱さやそれぞれの戦闘スタイル、強みがかなり描かれており、"MCUのデビュー作"と呼んでも差し支えないレベルだ。
しかも、前作より圧倒的にアクションの強度が増している二人。エージェントの格闘が観たい人はオススメ。

エージェントといえばニック・フューリー、フィル・コールソン、マリア・ヒルも忘れちゃいけない。
まずはフューリー長官。実は本作の主役。
彼が主役なだけに、地球人とSHIELD視点で今回の戦いを観ていられる。上からの圧力に全力で反抗する長官は見モノ。
本作で欠かすことのできないコールソン。
彼の死が物語において大きな意味を持つ。『エージェント・オブ・シールド』にもつながる重要エピソード。コールソンファンは苦しくても必見。
そして絶大な存在感のヒル。
なんでこの人主要メンバーじゃないの? ってぐらいで強くてシゴデキ。しかも美しい。ファンです。

音楽も素晴らしい。『アベンジャーズ』のメインテーマといえばこれ! というのを確立せしめている。一作目からこれができるのはすごい力量だと思う。
後年のシリーズでもアレンジが多用され、これを聞くだけでも「壮大な闘いが始まった!」と身震いしてしまう。

VFXはどんどん進化。NYのど真ん中に巨大な穴が開いて、でっかい地球外生命体が泳いでくる。そこに緑の巨人やら雷神やらがドゴーン!! もうどこまでが現実でどこまでが虚構なのか分からない。その分のめり込めて楽しい。

タイトルも秀逸。
全員が一度、敵に痛手を負わされる。そこから"正義"的な反撃・復讐をする。動機は個人個人で違うが、全員が一つの復讐のために一致団結する。
だから『アベンジャーズ』。シリーズを通して、シナリオとも絡ませやすいタイトルである。ついでに言うと覚えやすいし。

色々と書いたがここで疑問点を一つ。

なぜMCUはあそこまで盛り上がったのだろうか?
正直に言って今作にその理由は見出せなかった。
非常に好きな映画だし、面白かったし、私自身MCUファンの一人だ。リアルタイムで盛り上がっていた一人だ。
それでも『~エンドゲーム』まで熱がぐわーーーッと上がっていた要因が、この一作には感じられない。

本作で成長した人物は誰も居ない(個人の解釈だけど)。
映画というよりもエンタメ。言うなればお祭りみたいなもの。
このお祭りに世界がハマった、ということだろうか。

もしかしたら、フェーズ2作品群が軒並み良作ぞろいだったり、俳優たちの魅力だったり、当時の世界情勢だったり、とかでドンドン盛り上がっていったのかもしれない。
あくまでこの作品はMCUの始まりに過ぎない、ということなのだろう。

と、感慨深さと懐かしさと盛り上がりで楽しめる作品。
フェーズ2が始まるぜ!!

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NandS

4.5映画祭で拝見した俳優さんが出ている映画ということで、見直してみた。

2024年11月2日
PCから投稿

楽しい

興奮

全員、ソロでも映画になるようなヒーローが一同に集結してつくる作品。
息を飲む展開にハラハラドキドキMAXです!

経営者も一人でできることなんて知れていて、大切なのはチーム戦。そう思うと仕事とリンクすることもたくさんあり、学び満載でした。また、カンヌの映画祭に行った時は、クリス・ヘムズワースさんも生で観ることができ、本当に最高でした!

リアルの世界でもこの映画のようなチームワークを発揮して、仕事に取り組んでいこうと思いました。

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久保田悦史

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