ブラックパンサー

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劇場公開日:

ブラックパンサー

解説

2016年公開の「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に初登場した新たなヒーロー、ブラックパンサーを主役に描くアクション映画。アフリカの超文明国ワカンダの若き国王ティ・チャラが、漆黒のスーツと鋭い爪を武器に戦うブラックパンサーとして活躍する。絶大なパワーを秘めた鉱石「ヴィブラニウム」が産出するアフリカの国ワカンダは、その恩恵にあずかり目覚しい発展を遂げてきたが、ヴィブラニウムが悪用されることを防ぐため、代々の国王の下で世界各国にスパイを放ち、秘密を守り通してきた。父の死去に伴い、新たな王として即位したティ・チャラは、ワカンダの秘密を狙う元秘密工作員の男エリック・キルモンガーが、武器商人のユリシーズ・クロウと組んで暗躍していることを知り、国を守るために動き始めるが……。主人公ブラックパンサー=ティ・チャラ役はチャドウィック・ボーズマン。監督を「クリード チャンプを継ぐ男」のライアン・クーグラーが務め、同作で主人公クリードを演じたマイケル・B・ジョーダンが、ブラックパンサーを追い詰める強敵エリック役で出演。これまでに例のない黒人ヒーローの活躍するアクション大作として注目を集め、全米では歴代3位となる興行収入7億ドル突破のメガヒットとなった。第91回アカデミー賞でも、アメコミ原作のヒーロー映画としては快挙ともいえる作品賞を含めた7部門ノミネートという高い評価を受け、美術、衣装デザイン、作曲の3部門を制した。

2018年製作/134分/G/アメリカ
原題または英題:Black Panther
配給:ディズニー
劇場公開日:2018年3月1日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第91回 アカデミー賞(2019年)

受賞

美術賞  
衣装デザイン賞 ルース・カーター
作曲賞 ルドウィグ・ゴランソン

ノミネート

作品賞  
音響編集賞  
録音賞  
主題歌賞

第76回 ゴールデングローブ賞(2019年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀作曲賞 ルドウィグ・ゴランソン
最優秀主題歌賞
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映画評論

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映画レビュー

3.5チャドウィックよ、永遠に

2023年3月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

興奮

知的

難しい

ディズニープラスで鑑賞。 アフリカの伝統的な民族要素とハイテクなマシンを駆使したアクションは斬新で、マーベルらしい独自性があって良かったです。 また、ブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンの演技は素晴らしく、黒豹のような華麗な動きと力強さが伝わってきました。 残念ながら、彼は大腸がんのため2020年8月ごろに亡くなってしまいました。それでも、彼の実績が永遠に色褪せない輝きが今作で強く表れていました。 ここから、チャドウィック氏の偉大さを実感できる作品になっていました。

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Ken@

4.0収奪の歴史をひっくり返す

2022年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

資源をめぐる西欧とアフリカ諸国の歴史は、それはひどいものがある。レアメタル、ダイアモンド、人的資源、挙げればきりがないほど、欧米諸国はアフリカからいろんなものを奪ってきた。ワカンダは資源を独占している。それは実際の歴史と異なるが、異なるがゆえに「もし西欧がアフリカを植民地化していなければ、世界はどうなっていたか」を観客にイメージさせることができる。 同時に鎖国国家であるワカンダが、自分たちだけ豊かな生活を享受していていいのかと考え、世界に目を向けるという展開は、自分たちだけ富を独占している欧米への痛烈な皮肉になっている。 ヴィランであるウォーモンガーのキャラクター造形は出色だ。父を殺した前ワカンダ国王への復讐心と強大な力で他国を侵略しようという考えは、白人たちの国家がこれまでやってきたこと。白人的な価値観を内面化して、アメリカ社会で生きてきた黒人が、アフリカの国に牙をむくという複雑さ。 ワカンダが鎖国国家であったという点で、日本の歴史を振り返りたくなる。日本は鎖国をやめて西欧のように力の行使を諸外国に行うようになったのだが、それはウォーモンガーのやろうとしたことと似てる。資源はないとこがワカンダと異なるのだけど。

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杉本穂高

4.0マーベル映画が挑んだ、歴史に刻まれし最大の跳躍。

2018年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

一つのブランドが安定してくると、その範疇で冒険する余地が生まれる。これまでもマーベル映画は気鋭の監督を巧く活用することで精力的に多種多様なミクスチャーを生み出してきたが、今回、彼らの“冒険”はついに最たる跳躍を見せる結果となった。 キャストの大部分がアフリカン・アメリカンの俳優らによって占められている点も唯一無二ながら、太古からその大地に根ざしたリズムに乗せて彼らの身体から文化、音楽、言語の要素が発せられることで、これまでにない劇的効果が生まれる。そして何よりも、あの真っ赤な民族衣装の近衛兵を始め、キャラの一挙手一投足がしびれるほどカッコイイ。そこに伝統のみならず、科学力や技術力が組み込まれてハイブリッドな物語が生まれ、さらには『ロード・オブ・ザ・リング』をも思わせる様々な民族を交えてのバトルが展開。これで面白くないはずがない。ヒーロー映画の範疇に収まらない、見事な快作に仕上がっていた。

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牛津厚信

4.5過ちを正す

2024年10月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

難しい

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カズユキ

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