007/サンダーボール作戦

劇場公開日:

解説

「007」シリーズ第四作目。イアン・フレミングの「サンダーボール作戦」を前三作と同じリチャード・メイバウムが作家ジョン・ホプキンスとジャック・ウィッテンガムの協力を得て脚色、「007/危機一発」のテレンス・ヤングが監督した。撮影は前作と同じテッド・ムーア、音楽はこれも前作と同じジョン・バリーが担当した。美術監督のケン・アダムが小道具の数々を紹介する。出演はショーン・コネリー、ミス・フランスのクローディーヌ・オージェ、TV『スパイ』のルチアナ・パルッツィ、「モール・フランダースの愛の冒険」のモリー・ピーターズ、「007/危機一発」のマルティーヌ・ベズウィック、「リオの男」のアドルフォ・チェリ、ほかにリック・フォン・ナッター、バーナード・リー、ロイス・マックスウェル、デズモンド・ルウェリンなど。製作はハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ、ケビン・マクローリーの三人。

1965年製作/イギリス
原題:Thunderball
配給:UA

ストーリー

ボンド(S・コネリー)は暇にまかせてある療養所に行き不思議な刺青をした男を見て興味を持ったのだが、その男がボンドの注目をひいたということで殺された。それはボンドの宿敵スペクターの首領の仕業だった。そのころ、原爆を積んだNATOの飛行機がスペクターの手に奪われ、米英の首脳のもとに一週間以内に一億ドル支払わなければアメリカに原爆を落すというとんでもない脅迫を受けたという。ボンドがこの事件解決を命じられた。行方不明の飛行機の調査の焦点が西印度諸島バハマ群島にしぼられた。一方スペクターの首領からこの作戦の指揮を命じられた一号エミリオ(A・セリ)は、バハマに完璧な準備を整え、表面は情婦ドミノ(C・オージェ)と共に豪華水中翼船まで浮べて遊ぶ富豪を装っていた。ボンドは貿易商を装いドミノに接近、秘密兵器課の科学の粋を集めてスペクターに対抗する準備を整えた。珊瑚礁の一つに原爆が隠されていることを探り出したボンドは人喰い鮫の出没する海底に潜って、飛行士の死体に群れる鮫の動きから原爆の所在を知った。奪回する方法が問題だ。ドミノはその飛行士が金につられた兄と知り、ボンドと運命を共にしようと決心した。彼はいつ原爆が船に積みこまれるかをボンドに報せる使命を持って船に帰った。発覚したのか?案外、原爆を水中翼船に積まず、海中で爆発させるかもしれない。ボンドは十人の潜水隊を組織して水中で待ち、これを未然に防いだ。スペクターの首領ラルゴは自身で爆弾を仕かけるために水中船に乗りこんだ。ボンドが姿を現わし、二人の死闘がつづいた。突然、ドミノが物陰から射ったモリでラルゴは息絶えた。彼女はボンドの予想通りラルゴに裏切りを見破られ船室に監禁されていた。彼女の体には拷問のあとが残っていた。原爆は無事回収され、ドミノはボンドに抱かれて幸わせそうだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第38回 アカデミー賞(1966年)

受賞

特殊視覚効果賞  
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映画レビュー

3.5帽子掛けが入り口に移動

2021年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 冒頭エピソードではスペクターNo.6ジャック・ブヴァールの葬式シーン。“JB”とボンドと同じイニシャルというのがいい。一瞬、ジャックブラックと声を出しそうになったけど・・・。そこではロス五輪で有名になったロケットマンのごとく空を飛ぶジェームズ・ボンド。

 NATO空軍パイロットのダンヴァル少佐ににそっくり整形してヴァルカン爆撃機を奪う作戦を立てたスペクターNo.2のラルゴ。片目というところも面白いけど、策略家なのでいまいち迫力がない。アンジェロの妹ドミノを愛人にするとか、陰湿度は高かった。そんなラルゴの最終目的は爆撃機に搭載されていた原爆2個をネタに英米から金を強請ろうというものだ。

 やはりテレンス・ヤング監督の撮り方はドキドキさせてくれる。CGなどは無い1965年。ノンストップムービーが流行の007シリーズもこのくらいメリハリがあった方が面白い。犯人が金(宝石)の要求に対する返答を「6時にビッグベンの鐘を7回鳴らせ」というのは好きだ。また、Qが突然バハマのナッソーに現れ、ボンドに小道具を渡すのも面白い。

 また、ボンドのよき相棒ともなっているフェリックス・ライターはころころ役者が変わるのでわかりにくい。今回はイーストウッド似のカッコいい俳優さんだった。ボンドガールのドミノとは寝てないのに、敵の女とは寝てしまうボンド。助手のポーラも可哀想だったけど、フィオナも可哀想かな・・・盾にされちゃったし。

 個人的には海中のシーンが好きじゃないのですが、終盤の水中乱闘はオレンジ対黒ではっきりわかって見やすかった。もしかするとサメ映画の代表でもあるのかな・・・

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kossy

4.0最初に見た007

2021年7月11日
iPhoneアプリから投稿
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ジョニーデブ

4.0No2が格好良い

2021年5月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

かの名作、ゴールドフィンガーの次作を作るというのは相当なプレッシャーだったと思う。
ついでに大人の事情の版権問題、著作権問題も相まって本作制作陣は多大な精神的負荷を堪えながらの仕事となったのであろうなぁ。

子供の頃は、日曜洋画劇場か月曜or水曜ロードショーでくらいしか観る機会がなかったし当時はモノもわからなかったが、今、改めて大人の視点で観ると小道具に酔わされる。
ガイガーカウンター時計、ブライトリングじゃん!他のシーンはロレックスだが、ロレックスのオイスターケースの逸話は大好きだから、海中シーンが多用される本作では実に味わい深い。

前作のレビューに沢田研二の名前を出したが、奇しくも今回のボンド・ガール、ドミノ役のクローディーヌ・オージェは1976年「パリの哀愁」でジュリーと共演してるんだなぁ。
本作は公開年、sound of musicに次ぐ第二位だったのですねー。女性人気はsound of music、男性人気は007に集まったのでしょうか?
幼少のみぎりより、sound of musicは最低でも年1回は観た(親に観せられたw)にも関わらず、本作はそこまで記憶にありません。ついサンダーボルト作戦って言い間違えるし(それはイーストウッドだっつーの!w)

ナッソーを首都とするバハマは、この時まだ自治権は獲得していても独立はしていないんだよね。すぐ近くには東側キューバだ。ある意味、東西最前線の一つでもあるデリケートな地理が物語に深みを与えてくれる。

個人的には、アドルフォ・チェリ演ずるスペクターのNo2.ラルゴが格好良かったなぁ。(原作ではNo1なんだよね。ブロフェルドは表向きのNo1)
これまでのラスボスはどうも今ひとつ弱かったから、初めてジェームス・ボンドに対抗し得る魅力的な悪役が登場したように思います。今作限りで退場なのが残念。

なんにせよ、陸海空すべて制しての大アクションだし、Qはバハマまでわざわざお届けものに来るしw
「世界を股にかける、粋で軟派なスーパー諜報員」の方向性がすっかり固まった本作でありました。
ボンドがドミノにお勧めしていた、コンチ・チャウダーはバハマ名物だそうな。いつか、現地で賞味してみたい。

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共感した! 6件)
pipi

3.5【4作目】サンダーボール大作戦

2021年5月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

単純

興奮

本作の番外編?にあたる1983年製作の【ネバーセイ・ネバーアゲイン】を、敢えて先に観ていたのだが、個人的に正解。

今回のボンドもしっかり与えられた仕事と、出会いの度の情事をこなしつつは安定。だが今回はタイムリミットで若干焦るボンド、いつもの余裕から一転、真剣に任務を遂行も新鮮。

Qの多彩なアイテムも活きており、陸と空と海でそれぞれの見所に貢献。

海中戦がメインだが、予想以上のクオリティ。半世紀以上昔に、ここまでやってくれるとは。水の抵抗もあり、スピード感は全く無いが、敵味方入り乱れての戦闘は十分な見応え。過去にここまで水中で戦う映画も少ない?

スペクターNo.12のフィオナ(ファティマ)、壊れっぷりは断トツで【ネバーセイ〜】だが、落ち着いた冷酷さは【サンダーボール】か。スペクターNo.2のラルゴも貫禄があり、今回の犯罪のスケールの大きさにマッチ。

後半に若干シナリオ飛ばしたかと思うくらいの、スピーディな展開には驚いたが纏まりは○。ラストは水中戦からのギャップに驚かされる、スピード感満載の手に汗握る船内バトルは必見。合成映像は許容範囲。ここはツッコミ禁止。

何より秀逸なのは、好みは分かれると思うが、スピード感と緊迫感を出すカメラワーク。当時の技術で、この要所の瞬間のカットインする切り替えの演出は素晴らしい。

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アル
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