007 ロシアより愛をこめて

劇場公開日:

007 ロシアより愛をこめて

解説

ジェームズ・ボンドが活躍するスパイアクションの金字塔「007」シリーズの第2作。原作はイアン・フレミングの小説シリーズ長編第5作「007 ロシアより愛をこめて」。1960年代の東西冷戦を背景に、ジェームズ・ボンドの存在を決定づけた、シリーズ屈指の人気作。前作「007 ドクター・ノオ」(旧邦題「007は殺しの番号」)に続いて、ショーン・コネリーがボンドを演じた。

英国情報部長Mのもとに、トルコ支局長のケリムから電報が届く。それによれば、イスタンブールのソ連情報部に勤めるタチアナ・ロマノワという女が、ソ連の暗号解読機「レクター」を引き渡すことを条件に、イギリスに亡命を望んでいるという。しかし、その背後には世界的な犯罪組織「スペクター」の恐るべき陰謀があった。ボンドはこれが罠だと知りつつも、タチアナと接触するためイスタンブールへと向かうが……。

監督テレンス・ヤング、脚本リチャード・メイバウム、撮影テッド・ムーアと、いずれも前作を手がけたスタッフが担当。タチアナ役は新人ダニエラ・ビアンキ。日本では「007 危機一発」の邦題で初公開され、後に「007 ロシアより愛をこめて」に改題された。

1963年製作/115分/イギリス
原題または英題:From Russia with Love
配給:REGENTS
劇場公開日:2023年9月22日

その他の公開日:1964年4月25日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第22回 ゴールデングローブ賞(1965年)

ノミネート

最優秀主題歌賞
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(C)2023 Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. 60th Anniversary Logo, and related James Bond Trademarks are trademarks of Danjaq, LLC. All Rights Reserved. FROM RUSSIA WITH LOVE (C) 1963 DANJAQ, LLC AND METRO-GOLDWYN-MAYER STUDIOS INC.

映画レビュー

4.0はて、どこかでみたような

2023年1月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 2件)
猿田猿太郎

4.00004 ダニエラビアンキにノックアウト

2024年6月23日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

1964年公開 おぎ~まさひろです。こんばんわ。 当時のテレビ改変期に必ず出てきた007新作。 1作目にはなかった新兵器が本作より登場し 敵との対戦にアクセントをつける。 スペクターも本作からイメージが確立し 首領はナンバーワンと呼ばれる。 親分のMは10作目まで Qに至っては20作まで活躍 各話に登場するボンドガール タイトルバックを奏でる主題歌 東西冷戦真っただ中の情勢をもとに緊張感ある スパイもののフォーマットが完成した。 公開時は007危機一発 水野晴夫が「私がユナイトにいた時邦題をつけたんです。 ただの危機一髪ではなく弾丸のイメージを強くしました」 と。 ボンドガールのダニエラビアンキ。 当時の中学生にはこれぞ大人のおんな! お色気満々でアブナイです。 85点 1975年4月7日鑑賞

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NWFchamp1973

5.0ジェームズボンドの最高作

2024年2月10日
PCから投稿

長寿命シリーズで初期からの継続鑑賞者が減少してしまい全作品の順位付けは下火になってしまいましたが、かつてJBシリーズの最高傑作といえばこの作品、というのが定説でした。 低予算のパイロット版だったDr.Noの成功により、プレタイトルやタイトルバック、秘密兵器、派手なアクション、エンドロールの予告などボンド先輩の様式美が確立された作品です。 まだまだド派手アクションやスリラーは抑え気味ですが、裏返せば荒唐無稽でない分アクションスパイ映画の王道とも言えます。 ところで、殺人許可証ってイギリスかせいぜい英連邦内でしか通用しないですよね? 他国で人殺したら即逮捕、送検だと思いますけど?

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越後屋

4.5原作の最高傑作の忠実な映画化

2023年10月12日
スマートフォンから投稿

原作の最高傑作と書いたが、実際に原作を全て読んだわけではなく、巷で良く言われてるのでそう書いた。ただ、自分が読めた作品の中では間違いなく最高傑作だ。(読んだ原作は「カジノ・ロワイヤル」「ロシアから愛をこめて」「サンダーボール作戦」「私を愛したスパイ」) 実は、原作はそんなに面白くない。少なくとも映画ほど面白くは絶対にない。フレミングの作品は全て同じような出来で、大量生産品のような出来だ。(ただし、僕の読んだ中では)だが、この作品はきっとこれが彼の最高傑作だと007を全部読んだことなくても思ってしまうほど、よくできている。 ストーリーは突飛だ。女好きのスパイ(そもそもこれが非現実的)を暗号機とグレタ・ガルボ似の美女(ガルボはハリウッドの伝説的美女)で釣り上げるというのはありきたりすぎるし、雑な設定だ。が、それに至るまでのソ連高官の議論や命令の出され方などの細部が細かすぎて本当にそんな無茶な作戦を出したと誤解してしまう。(そして、それに英政府が応えたという誤解も) 騙されてるのを知っているスパイがいつ、悪の手に自分が落ちるのか、又は、案外そんなこともなく首尾よく事を済ませられるのか?ハラハラしながら、読み進めることができ、本当に面白い。時代の雰囲気(ソ連に対する欧米の感情)も感じられる。 そんな作品を原作として、しかも、前作を大成功に導いた監督が続投して続編を作るので失敗するわけがない。(前作のレビューで監督を褒めちぎったので、よければそちらも前作の題名は「ドクター・ノオ」です) 果たして、日本では最高傑作と謳われる作品に仕上がった。(何故か、日本のみ百科事典にもそう書いてる) 前作と違うのはセットのリアリティだ。映画において、セットのリアリティが必ずしもポジティブな効果をもたらすとは限らんが、この作品ではそうなった。オリエント急行のセットなんて、セットに見えない。(勿論、前作同様効果音の効果もある) アクションが現代基準で考えても満足のいく仕上がりになっているので、現代でも鑑賞に堪える仕上がりです。 娯楽スパイアクションとしての007の最高傑作なので、007初心者にも安心しておすすめできます。

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HAL2005