007 カジノ・ロワイヤル

劇場公開日:2006年12月1日

解説・あらすじ

6代目ジェームズ・ボンドにシリーズ初となる金髪碧眼のダニエル・クレイグ(「ミュンヘン」「レイヤー・ケーキ」)を迎え、イアン・フレミングによる最初の原作を元にジェームズ・ボンドが007になるまでを描くシリーズ第21作。脚本には「クラッシュ」「父親たちの星条旗」のポール・ハギスが参加。監督は第17作「ゴールデンアイ」以来の再登板となったマーティン・キャンベル。

2006年製作/144分/イギリス・アメリカ・チェコ合作
原題または英題:Casino Royale
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2006年12月1日

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写真:Splash/AFLO

映画レビュー

5.0 自分の愛を殺す

2026年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

権利関係でイオン・プロダクションによる「カジノ・ロワイヤル」の映画化は、21作目にして今作が初!満を持して登場した第1作目の「007」は、殺しのライセンス=00<ダブル・オー>を取得する前後の若きジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)が主人公。特に007シリーズのファンではなかったのですが、「最初の任務は、自分の愛を殺すこと」という宣伝文句に誘われて公開時に観ました。今回は、久しぶりにDVDでの観賞。とにかく、オープニングから度肝を抜かれます。ほとんどのスタントはダニエル・クレイグ本人がやったそうですが、観ているだけで汗が出、息が切れ、痛みを感じさせるものでした。ストーリーの骨格は、世界中のテロリストの資金源となっている「謎の男」の正体を突き止め、莫大な金が闇に流れるのを防ぐというシンプルなものですが、登場人物たちの心理描写や話の伏線が複雑に絡み合っていて、推理小説を読み解くような面白さに溢れています。そして、物語に花を添えるボンドガールは、今までのボンドガールとは一線を画すまさに「運命の女」として登場します。ボンドが初めて本気で愛する女性、ヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)は、英国財務省の職員というお堅い役柄で、かつてのボンドガールとは全く違った印象の知性あふれる美女。00<ダブルオー>となったボンドを相手に一歩も引かぬ勝ち気で聡明なヴェスパー。はじめのうちはお互いに疎ましい存在なのだが、幾多の危機を共に乗り越えるうちに恋に落ちてゆきます。物語の進展とともに徐々に謎が明らかになっていき、その一方ではさらになぞが深まっていく。そしてラストでは、意外な真相が明らかになり…。エヴァ・グリーンは、デビュー作「ドリーマーズ」(03)を監督した巨匠ベルナルド・ベルトルッチに「常軌を逸するほどに美しい」と絶賛され、仏を代表する女優になりつつありますが、今作のヴェスパー役もまさにはまり役でした。プロデューサーのマイケル・G・ウィルソンの言葉、「これは、すべてを最初から作り直す気持ちで臨んだ作品。過去のシリーズと切り離して観て欲しい」にあるように、まさに「原点回帰」をテーマに作られた作品に仕上がっています。どのようにしてジェームズ・ボンドが「007」になっていったのか?上司M(ジュディ・デンチ)の命令に背き、ミスを犯し、敵に拷問され、女性と恋に落ちと、さまざまな運命に翻弄されながら、少しずつクールで無敵の「007」になっていきます。そうした人間くさい主人公こそ、新しいジェームズ・ボンドの魅力であり、実は原作者イアン・フレミングが描いた「007」だったのかなと思いました。約2時間半、たっぷりと楽しめる超一級のエンターテイメント作です!

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赤ヒゲ

4.0 クールに歴史を変えた

2025年12月9日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

今までのエンタメ調からシリアスになった。遊びが多かったりつっこにどころをいじったりは007映画の醍醐味ではあった。定番のセクシーな女性たちが躍るオープニングがなくなったのが残念だが、過去との決別の意志表示だな。
ただ世界の名所旧跡案内もボンドガールも健在で、そこは残した。せめてこれがなくちゃ。
新007はユーモア感に欠けキャラとしての魅力に欠けるけれど、代わりに筋肉質のスピード感で新しい時代。少なくともマンネリ感は払拭した。
カジノシーンは主題なんだけど長すぎるから、ラストシーケンスがおまけのように長い上映時間になってしまった感じが残念。

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Bluetom2020

3.0 61点

2025年10月10日
PCから投稿
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ま