スコセッシ監督が、映画監督志望の若者に推薦する傑作39本
2012年3月29日 11:45

[映画.com ニュース] マーティン・スコセッシ監督が映画監督を志望する若者のために、外国映画39作品を推薦していたことが明らかになった。
ピクサー・アニメーション・スタジオの契約社員となったばかりの23歳の若者、コリン・レビィが自らのブログで明かしたもの。レビィによると、高校時代に製作した短編映画がYoung Arts賞を受賞した際、そのご褒美としてスコセッシ監督作品を40年以上に渡って手がける名編集者セルマ・スクーンメイカーの指導を受けることができたという。その際にスコセッシ監督との面会も実現し、その後、監督から書籍やDVDと一緒にスコセッシ監督が推薦する映画39作品のリストが送られてきたのだという。
39作品はいずれも非アメリカ映画で、フランス、イタリア、ドイツなどヨーロッパ映画のほか日本映画の名作がずらりと並ぶ。この出来事がきっかけで、映画への道へ進むことを決意したというレビィは、いまや映画作家兼VFXアーティストとして活躍。ピクサーでは、スコセッシ監督に推薦された作品を鑑賞する社員向けの定期上映会を行っているという。
スコセッシ監督が薦める映画作品は以下の通り。
「ドクトル・マブゼ」(フリッツ・ラング)
「吸血鬼ノスフェラトゥ」(F・W・ムルナウ)
「ナポレオン」(アベル・ガンス)
「大いなる幻影」(ジャン・ルノワール)
「ゲームの規則」(ジャン・ルノワール)
「天井棧敷の人々」(マルセル・カルネ)
「無防備都市」(ロベルト・ロッセリーニ)
「戦火のかなた」(ロベルト・ロッセリーニ)
「揺れる大地」(ルキノ・ビスコンティ)
「自転車泥棒」(ビットリオ・デ・シーカ)
「ウンベルトD」(ビットリオ・デ・シーカ)
「美女と野獣」(ジャン・コクトー)
「東京物語」(小津安二郎)
「生きる」(黒澤明)
「七人の侍」(黒澤明)
「雨月物語」(溝口健二)
「山椒大夫」(溝口健二)
「天国と地獄」(黒澤明)
「絞死刑」(大島渚)
「いつもの見知らぬ男たち」 (マリオ・モニチェリ)
「若者のすべて」(ルキノ・ビスコンティ)
「大人は判ってくれない」(フランソワ・トリュフォー)
「ピアニストを撃て」(フランソワ・トリュフォー)
「勝手にしやがれ」(ジャン=リュック・ゴダール)
「はなればなれに」(ジャン=リュック・ゴダール)
「ウィークエンド」(ジャン=リュック・ゴダール)
「追い越し野郎」(ディノ・リージ)
「情事」(ミケランジェロ・アントニオーニ)
「欲望」(ミケランジェロ・アントニオーニ)
「革命前夜」(ベルナルド・ベルトルッチ)
「肉屋」(クロード・シャブロル)
「四季を売る男」(ライナー・ベルナー・ファスビンダー)
「不安は魂を食いつくす」(ライナー・ベルナー・ファスビンダー)
「マリア・ブラウンの結婚」(ライナー・ベルナー・ファスビンダー)
「さすらい」(ビム・ベンダース)
「アメリカの友人」(ビム・ベンダース)
「カスパー・ハウザーの謎」(ベルナー・ヘルツォーク)
「アギーレ・神の怒り」(ベルナー・ヘルツォーク)
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