さすらい
劇場公開日:2021年11月6日
解説
ビム・ベンダース監督が「都会のアリス」「まわり道」に続いて手がけた「ロードムービー3部作」の完結編。2人の男の旅と友情を、スタッフが実際に旅しながら撮影する即興演出で描き出す。大型ワゴンで各地の映画館を巡りながら、フィルム運びや映写技師の仕事をしているブルーノ。ある日彼は、猛スピードの車で河に突っ込んだ男ローベルトと出会い、意気投合する。ローベルトもブルーノのワゴンに乗り込み、2人は東西ドイツ国境周辺の旅を続ける。前2作に続いてリュディガー・フォーグラーが主演を務めた。1976年・第29回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞。
1976年製作/176分/R15+/西ドイツ
原題:Im Lauf der Zeit
配給:東北新社
日本初公開:1977年1月27日
スタッフ・キャスト
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2022年2月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
ヴェンダースのロードムービー三部作の三作目。これも初見。
二人の男がたまたま出会い、ともに旅して別れるまでを、あらかじめ決められたシナリオなしに、行き当たりばったりで描いているよう。
ただ、全体を通してみると、過去と現在の分断、そして国家の分断という当時の西ドイツの切実なテーマが見えてくる。
映画、車、鉄道、電話、ガソリンスタンドなど、ヴェンダースならではのアイテムが満載。例のとっぽいサングラスをかけてバイクとサイドカーに乗るシーンは、後半になってからだったんだね。
映像と音楽は、やはり良かったが、編集のリズムには今一つ乗れなかった。ロベルトと父親のシーン、ブルーノと映画館の女性のシーンをカットバックにしたのはどうしてだろう。既存の映画っぽくしたくなかったのかな。
かつてのヴェンダースファンとして、念願の作品を観ることができたわけだが、あの頃観ていたら、どのように観えただろうかと思う。また、次に観る機会があったら、どのように観えるかとも。
過去、現在、未来は、分断できるものではないだろう。
2022年2月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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いきなり川に車で突っ込むシーンで、これは観て損はしないなと思ってその通りだった。
三大欲求も過ぎ去り、
人間としてのありのままのかたちで
生きている方向け
と感じた
まだわたしは若すぎたし、
エネルギーがありすぎた
2021年12月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
それとジュークボックスとコンパクトレコードプレーヤー、ミシュランのランプ
なんか、最高に素敵なロードムービーだった…
あたしも今度、男に生まれ変わって、こんな旅がしたいな
走る列車と並走したトラックがクロスしてエンディング…スッキリした