ルキノ・ビスコンティ

ルキノ・ビスコンティ
英語表記
Luchino Visconti
本名
ルキノ・ビスコンティ・ディ・モドローネ
誕生日
1906年11月2日
没日
1976年3月17日
出身
イタリア/ミラノ

イタリアはミラノの貴族階級の末裔。幼い頃から芸術に親しみ、旅先のパリで映画に興味を抱く。1936年にココ・シャネルの紹介で知り合った巨匠ジャン・ルノワールの監督作を手伝うようになり、「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(42)で長編監督デビュー。第2次大戦中には共産党に入党、「赤い貴族」と呼ばれた。戦後はイタリア・ネオレアリズモの旗手として「夏の嵐」(54)、「若者のすべて」(60)などを手がけ、「山猫」(63)でカンヌ国際映画祭パルムドール、「熊座の淡き星影」(65)でベネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞。後期は「地獄に堕ちた勇者ども」(69)、「ベニスに死す」(71)、「ルードウィヒ 神々の黄昏」(72)、「家族の肖像」(74)など荘厳な美学に基づく名作を数多く残し、オペラや舞台の演出家としても活躍した。76年、69歳でローマにて没した。

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