女王陛下の007

劇場公開日:

女王陛下の007

解説

スパイアクション映画の金字塔「007」シリーズの第6作。ジェームズ・ボンドが犯罪組織スペクターの首領ブロフェルドの野望を阻止すべく、決死の戦いに挑む。前作「007は二度死ぬ」までボンドを演じたショーン・コネリーにかわり、シリーズ1作のみの登板となったジョージ・レーゼンビーが新たにボンドを演じた。

姿を消した犯罪組織スペクターの黒幕ブロフェルドの探索の任が、再びボンドに与えられる。そんな彼の前に、トレーシーという名の美女が現れる。彼女は欧州各地のマフィアが恐れるフランスの犯罪組織ユニオン・コルスの首領ドラコの娘だった。ドラコからブロフェルドの本拠地がスイスにあることを知ったボンドは、アルプスの秘密基地に単身潜入。そこで、細菌兵器を使い世界を破滅に導こうとするスペクターの恐るべき計画を知ったボンドは、その陰謀を阻止すべく奇襲作戦を仕掛けるが……。

ダイアナ・リグ扮するトレーシーとボンドの恋愛や、アルプスを舞台にしたスリリングなスキーアクションも見どころ。宿敵ブロフェルド役は「刑事コジャック」で知られるテリー・サバラス。監督は「007 ドクター・ノオ」などで編集を手がけてきたピーター・ハント。

1969年製作/142分/イギリス
原題または英題:On Her Majesty's Secret Service
配給:REGENTS
劇場公開日:2023年9月22日

その他の公開日:1969年12月13日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

5.0気迫と本気が全編にみなぎるシリーズ屈指の大傑作

2023年9月27日
PCから投稿
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村山章

3.5その興奮・感動は、アバランチ

2024年3月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

興奮

スペクタクルな雪崩含め、怒涛のスノーアクションは見応えあるし、ボンドの哀しいラブストーリーもシリーズを語る上では見逃せない。主演がコネリーではないと言うだけで冷遇されたボンドムービーの傑作。
運命のボンドガールが魅力的、リアルかつハードなアクション満載という点で、カジノ・ロワイヤルに近いでしょうか。ただ、壮大なロケーションとセット、実写の迫力、ギリギリ保たれるボンドイズム(←これは個人的な感覚ですが) 、あらゆる面でこの女王陛下の007が上を行きます。クレイグボンドが超苦手という個人的なバイアス抜きにしてもそう思いました。
本作においてはコネリーボンドではできなかったと思うし、レーゼンビーボンドも酷評浴びるほどでもないと感じました。一方で、カット割りや謎のズームがたまに入るアクションシーンはノイズでしたね。

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吠えない狼

4.0二代目唯一のプレミア感

2024年3月3日
PCから投稿

二代目はこの作品だけなので最近再評価されているようですが、まあ標準レベルです。
初期の作品は正当スパイサイド(ロシア、TB)と荒唐無稽サイド(No、GF、二度)に分かれますがこれは一応スパイサイドの作品です。

TBが水中アクション過多だったのと同様にこの作品はスキーアクション過多です。

しかし、この頃って日本のヒーローものなんかでもやたら「世界征服」の悪役が出てきて微笑ましいですね。そんなに征服したいんですかね?

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越後屋

3.5後の基本

2023年12月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

興奮

 プロフェルドを追うジェームズ・ボンドは、トレーシーと知り合う。彼女の父は犯罪組織の男ドラコで、ボンドは彼からプロフェルドの情報を得る。その秘密基地に潜入したボンドは、生物兵器の計画を阻止すべく。
 歴代ボンド役で、1回だけの出演だったジョージ・レーゼンビー。残念ながら他の俳優より印象が少なく、今作はシリーズでも目立った存在ではありませんでした。最近は見直されたのか、評価が高くなっているようです。スキーに、雪上レース、ボブスレーと後半のアクションシーンは盛り上がります。そして幸せの時間が長いのが、悲劇の予感。後の作品の基本のうような面白さでした。ただ気の利いたセリフが、ダメダメだったのが残念。
 ジョージ・レーゼンビーは、長身を生かしたアクションも良かった。テリー・サバラスが懐かしい。ルイ・アームストロングの「愛はすべてを越えて」が良い曲です。邦題がちょっと意味不明。

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sironabe