007は二度死ぬ

劇場公開日:

007は二度死ぬ

解説

ショーン・コネリーが主演を務める大ヒットスパイアクション「007」シリーズの第5作。同シリーズに初めて日本が登場し、東京、神戸、姫路城などの各地を舞台にジェームズ・ボンドが大活躍を繰り広げる。

アメリカとソ連の宇宙カプセルが次々と姿を消す事件が発生。米ソが互いに相手の仕業だと疑い緊張が高まる中、イギリス諜報部は日本から妨害ロケットが発射されていることを突き止め、ジェームズ・ボンドを現地へ送り込む。ボンドは日本の諜報機関に所属するタイガー田中と手を組んで捜査を進めていくが、事件の裏にはまたもやスペクターの陰謀が隠されていた。

丹波哲郎がタイガー田中を存在感たっぷりに演じ、浜美枝と若林映子がボンドガールを務めた。「チャーリーとチョコレート工場」の原作者ロアルド・ダールが脚本を手がけ、「アルフィー」のルイス・ギルバート監督がメガホンをとった。

1966年製作/117分/イギリス,
原題または英題:You Only Live Twice
配給:REGENTS
劇場公開日:2023年9月22日

その他の公開日:1967年6月17日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)2023 Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. YOU ONLY LIVE TWICE (C) 1967 DANJAQ, LLC AND METRO-GOLDWYN-MAYER STUDIOS INC.

映画レビュー

3.5大ウソとリアルが混在するケッタイジャパンの得難い魅力。

2023年9月30日
PCから投稿

トンチキ日本の元祖みたいな映画だし、話はバカげていて薄っぺらいし、007シリーズの中でも上位に入るクオリティとは思わないが、なんだかヘンな魅力があってつい何度も観てしまう。おそらくファンタジーの中に紛れ込むリアルな昭和の景色や、外国人目線の勘違いジャパンのすき間から漏れ出てくる当時の時代感覚と息づかい、ボンドガールとして世界にぜんぜん引けを取っていない若林映子と浜美枝のポテンシャル、笑わずにはいられないショーン・コネリーの日本人の変装、呆れるほどマンガ的な巨大な秘密基地のセットといった整合性を無視した諸要素に振り回されること自体が、ほかでは味わえないケッタイな魅力になっているのだと思う。暴論だと承知で述べるが、この映画の面白さは、たぶん、製作陣の誰ひとりとして計算も予測もできていなかったのではないか。その意味ではほとんど奇跡。

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村山章

3.50011 ナポレオンソロなんぞ目じゃねえぜ

2024年6月26日
PCから投稿

1967年公開 堂々のMI6日本進出。 原作はトレーシーを新婚旅行中に亡くして茫然自失となり ダブルーオーを剥奪されたボンドが777となって 日本で活躍する話。 イアンフレミングが松尾芭蕉の詩に感動して 本作のタイトルとしたと喧伝されてきたが 実際の芭蕉の句にはそれほど明確な詩はないとか。 初見(テレビ放送)は日本が舞台ということで ワクワク感半端ない。 同時期に多発されたスパイものから一歩抜きんでるには 派手に行こうと前四作合計額の予算を費やす。 その甲斐あって結構スペクタクルに見えたが ニンジャはアカンやろ。 強力磁石やリトルネリーが笑いを誘う。 阿蘇の大火口もそれまでのアクション映画の範疇を超えた。 タイガー田中役丹波哲郎は貫禄負けしていないのは流石。 キングコングガールズの若林映子と浜美枝が ボンドガールを務める。 しかし大作である以上撮影期間は大幅に増え 半年も映画に拘束されるショーンコネリーは 6カ月もプライバシーなしってか!?と激怒し ボンド役を降りることにした。 70点 1978年4月3日鑑賞

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NWFchamp1973

4.0日本紹介映画

2024年2月20日
PCから投稿

東京倶楽部の三本立てで拝見して以来50年ぶりの再見です。 フレミング先生が日本に多大な興味を持った結果生まれた作品で映画も忠実に日本を紹介してくれています。大相撲や冠婚葬祭、銀座の街並みやオリンピック直後の競技場など比較的忠実に報道してくれています。 映画自体は、そろそろ荒唐無稽さに拍車がかかり、スパイというより冒険活劇映画でお話もアクション一本調子です。そもそも単なる民間の犯罪組織が秘密基地から宇宙船を飛ばして米ソを凌駕する、という設定が陳腐で素晴らしい。それがジェームズボンドなんですけどね。 参考 大相撲のシーンで佐田の山が出ているのは有名ですが、支度部屋の背後に綱を締めてもらっている大鵬が映ってます。土俵で相撲を取る東方(向かって左)の関取は琴の若のおじいちゃんの琴桜、その真下の審判は大阪太郎で人気の合った高砂親方(初代朝潮=高見山の師匠)です。大相撲ファンには興奮ものです。

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越後屋

4.5は〜るばる来たぜ、トーキョー‼️

2023年10月17日
スマートフォンから投稿

笑える

楽しい

興奮

ジェームズボンドが日本を舞台に大活躍するシリーズ第5作‼️華やかなネオンサインがきらめく60年代の銀座の夜景‼️枡席での大相撲観戦‼️日本のフツーの住宅地の路地でボンドがカーチェイスやってる‼️敵の目を欺くための偽装結婚、相手は海女ちゃんに扮した浜美枝さん‼️今回のボンドガールはもてなし上手、床上手な大和撫子‼️今回ボンドの協力者は丹波哲郎さん扮するタイガー田中‼️タイガー率いる特殊部隊は日本刀、弓矢、手裏剣で武装した忍者部隊‼️国辱映画と言われようが、これこそ欧米人が大好きなエキゾチック・ジャパン‼️そしてこれまた初期007を象徴する秘密兵器「リトル・ネリー」‼️「カリオストロの城」と並び映画に登場した偉大なるオートジャイロ‼️このリトル・ネリーがスペクターのヘリ部隊と繰り広げる壮絶な空中戦‼️いやー、ホント楽しい‼️しかもこれがみんな日本ロケだなんて‼️オリンピックの招致にばっかり力を入れず、是非007の再日本ロケを実現してほしいですね‼️

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活動写真愛好家