サンダーボルツ*

劇場公開日:

解説・あらすじ

マーベルコミックのヒーローたちが活躍するマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の各作品で悪役やならず者として登場したキャラクターたちがチームを結成し、己の過去と向き合いながら世界の脅威に立ち向かっていく姿を描いたアクションエンタテインメント。

姉を失ったことで空虚な日々を送っていた暗殺者のエレーナは、謎多きCIA長官ヴァレンティーナからの指令を受けて、ある施設へ向かう。そこで同じくヴァレンティーナによって集められたジョン・ウォーカー、ゴースト、タスクマスターが一堂に会し、記憶を失ったボブという謎の男も現れる。思わぬ危機が訪れたことで一同は協力して窮地を乗り切り、エレーナを助けに来た父のアレクセイ、ヴァレンティーナの真の目的を探るバッキー・バーンズも合流し、「サンダーボルツ*」という即席のチームを組むことになる。やがてニューヨークの町に次々と市民を消し去る脅威の存在が出現。当初はバラバラだった「サンダーボルツ*」は、危機に直面する中で次第にチームとして結束していく。

フローレンス・ピュー、デビッド・ハーバー、セバスチャン・スタン、ワイアット・ラッセル、オルガ・キュリレンコ、ハナ・ジョン=カーメン、ジュリア・ルイス=ドレイファスら、これまでのMCU作品でそれぞれのキャラクターを演じてきたキャスト陣が結集。「トップガン マーヴェリック」のルイス・プルマンが謎の男ボブ役を務めた。監督は、映画「ペーパータウン」やテレビシリーズ「BEEF ビーフ」で知られるジェイク・シュライアー。脚本は「ブラック・ウィドウ」「マイティ・ソー バトルロイヤル」のエリック・ピアソンとドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」のジョアンナ・カロ。

2025年製作/127分/G/アメリカ
原題または英題:Thunderbolts*
配給:ディズニー
劇場公開日:2025年5月2日

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映画レビュー

3.5ドゥームズ・デイに期待

2025年5月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

難しい

驚く

池袋のIMAXで鑑賞。
一通り観て思ったのが、登場人物の精神状態を光と影で表現していることでした。エレーナを中心に、かつての悪党たちが辛い過去と向き合いつつ、アベンジャーズが不在でも彼らに出来ることで切磋琢磨しながら立ち向かっていく所に惹かれました。

本編には多くの笑えるシーンが盛り込まれており、特にアレクセイのリアクションを見てエレーナが呆れる光景には思わずニヤリとしました。他にも、タイトルに「*」が付いている理由についても、観終わった後に「なるほど、そういうことだったのか!」と個人的に納得できました。

一方で、彼らが立ち向かう陰謀についてわかりづらかったです。街の人々や世界を影に陥れても、その動機や具体的な説明が少なかったので、結局何が目的だったのか理解できませんでした(途中で疲れて寝てしまったのもありますが…)。

『キャプテン・アメリカ BNW』のときもそうでしたが、本作もフェーズ6に力を入れるための土台作りの印象が強かったです。(IMAXのカウントダウンがファンタスティック4仕様になっていたのはそのため?)

ここから、エンドゲームのような壮大なものに期待せず、次回作へ繋げるための架け橋だと思うのがいいかもしれません。とりあえず、来年のドゥームズ・デイにキャスティングされているので、彼らがどんな活躍を見せてくれるのか楽しみです。

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Ken@

4.0マーベル初心者の私でも楽しめた

2025年5月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

マーベル作品は『スパイダーマン』しか見たことがない私なので、登場キャラクターは全員わからないし、マーベル作品ファンの方の半分くらいしか作品の楽しさは受け取れていないと思う。
けれど、そんなマーベル作品初心者の私も楽しむことができた。

「最強じゃない。ヒーローじゃない。でもやるしかない」

私は超人パワーのヒーローよりも、圧倒的なパワーも武器もないけれど、大切な何かを守るために全力を尽くし、いつのまにか誰かのヒーローになっているという物語が好き。そんな私にとってこんなドンピシャなキャッチコピーあるのかと。

結果、ストーリーとキャラクターたちのおかげで置いてけぼりにならず楽しめた!
特にメッセージ性が良い。
改めて力や権力を持つには、心と人間性の成熟が不可避だなと感じた。心と人間性が未熟な人が、力や権力をもったらどうなるかの良い例だった。国のトップの人間がこうだったらもう最悪だ。
物語の軸となる、ボブやエレーナが過去のトラウマや過ちと向き合うという展開も良かった。クライマックスでは胸が熱くなったし、そしてそれを1人ではなくみんなで乗り越えていく姿は感動的だった。
ヒーローって、凄い力がなくたって、寄り添ってそばにいてくれるだけで、その人にとってはヒーローなんだよな。

キャラクターの背景など細かいところはやっぱりわからなかったし、おそらくいろんな小ネタも入っていたんだろうけど、純粋にストーリーと、キャラクターたちを楽しむことができたので、私のようにマーベル初心者でも楽しめる作品だったと思った。

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共感した! 30件)
AZU

3.5このキャラクターたちの伸びしろに期待!

2025年5月31日
PCから投稿
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共感した! 2件)
村山章

4.0久々マーベル映画で本気で面白かった

2025年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

久々にマーベル映画の会心の一作だった。負け犬たちの再生ストーリーというのが共感されやすいのもあるが、何よりみなキャラが立っている。エレーナも主人公として存在感があるし、バッキーはカッコいいし、エレーナのお父さんアレクセイは良い味だすし。最後の相手が虚無に支配されたようになる相手を暴力で倒すのではなく優しさで包摂していく展開がいい。みな痛みを抱えているからこそ、この展開に説得力が出る。光の道を歩んだヒーローでこれをやられてもちょっと違うとなる。アクションも個人的にはすっきりと描写されていて見やすかった。
いわゆる「生きづらさ」みたいなものを、敵も味方も抱えているわけだが、現代的な物語だなと思う。倒すべき相手や敵は外部におらず、己のうちにあるという内省的な内容だが、それをマーベル映画の枠組みで娯楽異色豊かにできるのはすごいなと思う。
旧作を見ていなくても充分楽しめる内容だと思うが、一本だけ復習で見るなら『ブラックウィドウ』でいいだろう。

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杉本穂高

「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズ関連作品