007/ゴールドフィンガー

劇場公開日:1965年4月1日

解説

イアン・フレミングの原作を「007/危機一発」のリチャード・メイバウムとポール・デーンが脚色、「好敵手」のガイ・ハミルトンが監督したアクション推理。撮影は「007」シリーズのテッド・ムーア、音楽はジョン・バリーが担当した。出演はショーン・コネリー、「007/危機一発」のバーナード・リー、「怪人マブゼの挑戦」のゲルト・フレーベ、TVのオナー・ブラックマン、「ライノ!」のシャーリー・イートン、プロレスラーのハロルド坂田ほか。製作は前作同様、ハリー・サルツマンとアルバート・ブロッコリ。

1964年製作/110分/イギリス
原題または英題:Goldfinger
配給:UA
劇場公開日:1965年4月1日

あらすじ

英国の金が密輸ルートで大量に国外に流出しているという情報を得て、ボンド(ショーン・コネリー)はその犯人と目される億万長者のゴールドフィンガー(ゲルト・フレーベ)との対決を命令された。ゴールドフィンガーのやるインチキトバクを見破ったボンドは、ジル(シャーリー・イートン)などの犠牲のおかげで彼に近づきになったが、用心棒オッドジョブ(ハロルド・サカタ)に捕まった。気がついたとき、ボンドはゴールドフィンガーの自家用機にいた。彼はアメリカにある金に放射能爆弾を射ちこみ、使用不可能にしておいて自分の金を十倍の値で売りこもうという計画を実行に移しているのだ。ボンドは見張り役がブロンドのプシー(オナー・ブラックマン)であったのを幸い、荒っぽい強烈な手管で彼女を味方にひきいれた。実行の日、プシー指揮の飛行編隊が空から催眠薬を撒き、市全体を眠らせておいて金保管所の扉を焼き切り、ボンドは時限爆弾につながれて金庫におろされた。この時、守備隊が突然立ち上がった。プシーの密告で眠らされたふりをしていたのだ。激烈な戦闘が展開された。そのスキにゴールドフィンガーは米陸軍将校に化けてプシーの待機するヘリコプターで脱出した。オッドジョブを倒し時限爆弾を解除し、危機を救ったボンドはアメリカ大統領の招待を受け特別機で向かう。ところが搭乗員は全員が、密かに乗っていたゴールドフインガーのために縛られ、ボンドも彼の握るピストルの前に立たされた。一瞬、ボンドは弾丸を外し、窓ガラスを破った。激しい気圧の変化にゴールドフィンガーは機外に投げだされた。操縦していたのは帰れば殺されることになっていたプシー。二人はパラシュートで脱出した。空中で熱い接吻をしながら……。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第37回 アカデミー賞(1965年)

受賞

音響効果賞  
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映画レビュー

4.5 Qが若くてびっくり

2025年11月9日
Androidアプリから投稿

久しぶりに見たので内容を忘れてました。帽子のツバにカミソリを仕込んだ殺し屋と最後ゴールドフィンガーが飛行機から飛んでく場面だけ覚えてましたが。何よりQの若さにびっくり。調べたら36年もやってたんですね。c3poみたいな。

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ままま

3.5 ショーン・コネリー版

2025年10月21日
iPhoneアプリから投稿

全身金ピカは笑っちゃった

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mehy

4.0 映画終活シリーズ

2025年10月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

1964年度作品
007シリーズ第3作目
エンタメ満開!
ボンドガールとのお色気シーン
Qからの奇想天外な秘密兵器
激しいアクション、カーチェイス…
面白い‼︎

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あきちゃん

3.0 物語としては面白いけど

2025年8月12日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

2作目ロシアより、と比べるとずいぶん様子が変わったかな。この作品では、スパイ映画というよりアクション作品の色が濃い。
最初観た時からずいぶん経ったけど、記憶がよみがえる。ボンドカー、懐かしいね。今ならGPSなんだけど、60年前だと思うとすごい発明。秘密兵器も先駆的。プラモもあった。
ボンドガールは、正のオナー・ブラックマンより、前半で金粉塗られて亡くなってしまうシャーリー・イートンのインパクトが強すぎた。全身に金粉塗られると皮膚呼吸できなくて窒息死するという生物学的な怖さと、どうやって金粉を塗ったのかという妖しさ、当時読んでいた乱歩の世界と入り交じり、少年のアタマは完全に混乱した。
というわけで、はるか昔を呼び起こしつつ見直すと、ハミルトン作品もよくできている。

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Bluetom2020