「ハリー・ポッターと賢者の石」声優・あらすじ・メインキャストの現在まとめ　ダニエル・ラドクリフは34歳に

2024年1月12日 21:00

世界的大ヒットを記録したファンタジーシリーズの第1作「ハリー・ポッターと賢者の石」が、本日1月12日の午後9時から日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送される。日本で劇場公開されたのは、2001年12月1日。この記事ではメインキャストたちの現在を紹介する。

◆「ハリー・ポッターと賢者の石」（2001／米・英）

放送日：2024年1月12日午後9時～11時24分
※放送枠30分拡大

＜概要＞

J・K・ローリングにより生み出されたファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズと「ファンタスティック・ビースト」シリーズを合わせた“魔法ワールド”シリーズの原点。撮影当時、ハリー役のダニエル・ラドクリフは11歳。ロン役のルパート・グリント、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンの可愛らしくもひた向きな姿が世界中を魅了した。

メガホンをとったのは、「ホーム・アローン」「グレムリン」のクリス・コロンバス監督。音楽は巨匠ジョン・ウィリアムズが手掛けた。美術は「ガンジー」「危険な関係」などでアカデミー賞に3度輝いたスチュアート・クレイグ。

＜ストーリー＞

両親を失い、意地悪な伯母夫婦の家庭で孤独に育った少年ハリー・ポッターは、11歳の誕生日を迎えた日、魔法界のホグワーツ魔法魔術学校から入学の招待状が届く。そのことをきっかけに、亡くなった両親が魔法使いだったことや、自身もその血を受け継いだ魔法使いであることを知ったハリーは、ホグワーツに入学し、仲間とともに学園生活を送る中で自分の能力に目覚めていく。しかし、かつて両親の命を奪った闇の魔法使いがハリーを狙っていることがわかり……。

＜スタッフ＞

原作：J・K・ローリング
監督・製作総指揮：クリス・コロンバス

＜出演者プロフィール＞※（）内は日本語吹替

●ハリー・ポッター：ダニエル・ラドクリフ（小野賢章）

1989年生まれで現在は34歳。ーディションで3000人の候補者の中から主人公ハリー役を射止め、シリーズ最終2部作「ハリー・ポッターと死の秘宝」（10、11）まで大役を務め上げる。以降、ダークファンタジー「ホーンズ　容疑者と告白の角」（13）、死体を演じた異色作「スイス・アーミー・マン」（16）などで演技の幅を広げる。サンドラ・ブロック製作・主演のアクションアドベンチャー「ザ・ロストシティ」（22）でもメインキャストを務めていた。

「キル・ユア・ダーリン」で共演したエリン・ダークと長くパートナー関係にあり、昨年4月には第1子となる男児が誕生した。数年は仕事を少しセーブして、息子と過ごす時間を優先するとしている。

●ロン・ウィーズリー：ルパート・グリント（常盤祐貴）

1988年生まれで現在は35歳。「シックス・センス」「オールド」のM・ナイト・シャマラン監督がメガホンをとったスリラー「ノック　終末の訪問者」では、謎の訪問者を強烈に演じている。私生活では、2020年に恋人のジョージア・グルームとの間に娘が誕生した。

●ハーマイオニー・グレンジャー：エマ・ワトソン（須藤祐実）

1990年生まれで現在は33歳。10歳の時にオーディションでハーマイオニー・グレンジャー役を勝ち取り、シリーズ1作目「ハリー・ポッターと賢者の石」（01）で子役としてデビュー。ディズニー実写版「美女と野獣」（17）ではヒロインのベル役、「ストーリー・オブ・マイライフ　わたしの若草物語」では長女メグを演じた。私生活では、14年にブラウン大で英文学の博士号を取得。SNSでは、女性向けの環境投資ファンドを立ち上げたことを明かしている。

●アルバス・ダンブルドア：リチャード・ハリス（永井一郎）

1930年生まれ。「ナバロンの要塞」（61）、「戦艦バウンティ」（62）などに出演し、「孤独の報酬」（63）でカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞し、米アカデミー主演男優賞にもノミネート。「ザ・フィールド」（90・日本未公開）で2度目のオスカー候補になった。「パトリオット・ゲーム」「許されざる者」（ともに92）、「グラディエーター」（00）など話題の大作に出演し、「ハリー・ポッター」シリーズでは1作目「賢者の石」（01）と2作目「秘密の部屋」（02）でダンブルドアを演じた。02年10月25日、ホジキンリンパ腫のため他界。ダンブルドア役はマイケル・ガンボンに引き継がれた。

●ミネルバ・マクゴナガル：マギー・スミス（谷育子）

1934年生まれ。「ミス・ブロディの青春」（69）でアカデミー主演女優賞、「カリフォルニア・スイート」（78）で助演女優賞を受賞。その他、「眺めのいい部屋」（85）、「天使にラブ・ソングを…」（92）など、近年ではテレビドラマ「ダウントン・アビー」などに出演している。

●セブルス・スネイプ：アラン・リックマン（土師孝也）

1946年生まれ。スクリーンデビュー作「ダイ・ハード」（88）では、テロの首謀者ハンス・グルーバー役を演じて一躍注目を集めた。91年の「ロビン・フッド」で英国アカデミー賞助演男優賞を受賞し、96年のTV映画「ラスプーチン」ではゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞。悪役のイメージが強いが、「ラブ・アクチュアリー」（03）などのロマンスや「ギャラクシー・クエスト」（99）のようなコメディでも才能を発揮した。

「ハリー・ポッター」シリーズでは、1作目「賢者の石」（01）から最終章「死の秘宝 PART2」（11）までセブルス・スネイプ役を演じた。16年1月14日、ガンのため69歳で死去。ボイスキャスト（青い芋虫アブソレム役）を務めた「アリス・イン・ワンダーランド」（10）の続編「アリス・イン・ワンダーランド　時間の旅」（16）が遺作となった。

●ドラコ・マルフォイ：トム・フェルトン（三枝享祐）

1987年生まれで現在36歳。8歳から子役として活動を始め、ピーター・ヒューイット監督の「ボロワーズ　床下の小さな住人たち」（97）でスクリーンデビューを果たし、その演技が評価され「アンナと王様」でジョディ・フォスター扮するアンナの息子役に抜てきされる。「ハリー・ポッター」シリーズで主人公ハリーのライバル、ドラコ・マルフォイ役で全8作に出演した。近年は「ヒトラーの死体を奪え！」「スヘルデの戦い」などに出演している。

●ルビウス・ハグリッド：ロビー・コルトレーン（斎藤志郎）

コメディ映画を中心活動し徐々に知名度が上がり、93年から95年の間に放映されたTVシリーズ「心理探偵フィッツ」で人気が広まる。「007／ゴールデン・アイ」（95）、「007／ワールド・イズ・ノット・イナフ」（99）で悪役を務めた。そのほかの作品に「モナリザ」（86）、「フロム・ヘル」（01）、「ヴァン・ヘルシング」（04）などがある。22年に72歳で死去した。

＜公開から20周年を記念する特別番組で再会＞