シックス・センス

ALLTIME BEST

劇場公開日:1999年10月30日

解説・あらすじ

死者の姿が見える少年と彼を担当する小児精神科医の交流を衝撃的な展開で描き、M・ナイト・シャマラン監督の出世作となったサスペンススリラー。これまで多くの子どもたちを救ってきた小児精神科医マルコム。ある夜、10年前に担当した患者ビンセントがマルコムの自宅を襲撃し、彼を銃撃した後に自ら命を絶つ。完治したはずのビンセントを救えなかったことは、マルコムの心に大きな影を落とした。1年後、マルコムは8歳の少年コールのカウンセリングを担当することに。コールは誰にも言えない秘密を抱えており、周囲に心を閉ざしていた。2人は交流を続けるうちに心を通わせていき、ついにコールはマルコムに秘密を打ち明ける。なんとコールは、死者の姿が見えるというのだった。精神科医マルコムをブルース・ウィリスが演じ、少年コール役を務めたハーレイ・ジョエル・オスメントはアカデミー助演男優賞にノミネートされ、天才子役として名をはせた。

1999年製作/107分/アメリカ
原題または英題:The Sixth Sense
配給:東宝東和
劇場公開日:1999年10月30日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第23回 日本アカデミー賞(2000年)

受賞

最優秀外国作品賞  
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映画レビュー

3.5 ホラーなのに

2023年3月31日
スマートフォンから投稿

泣ける

怖い

映画館に見に行ってしまった作品。ホラーは苦手なのに、何故か行ってしまった。途中とても怖かったけど、それだけではないラストに驚きと、観に行って良かった(T_T)って思いました。しばらくはシャンプーする時とか一人の時怖かったです。

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ホビット

3.5 レビューも何もみずにまず観るべし

2014年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

レビューも何もみずにまず観るべし!
私はYoutubeでこの映画の最後の場面「車内での母親との会話シーン」をたまたま観たことから、興味を持ち本編観賞にいたりましたが、如何せん動画でオチがなんとなくわかってしまったため、驚きを満喫することができませんでした。好きなジャンルだっただけにくやしい~。驚きたかったぞー。

映画はおどろおどろしいパッケージ画からは想像つかないような、ハートフルで暖かい側面あり。
また、子役の演技が、切なくて愛おしくてとても良かった。

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momokichi

4.0 映画というものの表現力と監督の力量

2026年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

全編にわたってホラーチックな雰囲気を湛(たた)えながらも、巧みな構成で、観る者をエンド・クレジットまでぐんぐんと引っ張っていく十分な実力が、本作には備わっていたのだと、評論子は思います。

加えて特筆すべきは、本作の公開年から推算すると出演当時は若冠11歳だったハーレイ・ジョエル・オスメントの演技でしょう。

単に、その所作うんぬんということだけでなく、折々に見せる表情の豊かさも含めて。
否、彼のその演技があっての本作ともいえるかも知れません。

本作を一言で評すれば、「構成と演技の巧みさが、映画作品としての本作の性格自体をガラリと変えてしまっている」ということでしょう。

そのことを、「これぞ映画というものの表現力」と言い直しても同義だと思います。
また、映画というものからこれだけの表現を引き出すことに成功したM・ナイト・シャマラン監督の並々ならない力量を見て取ることもできるとも、評論子は思います。

秀作と評すべきでしょう。本作は。

(追記)
<映画のことば>
「どうして先生は悲しいの?」
「僕が悲しいと?どうしてそう思う?」
「目を見ればわかる。」

<映画のことば>
ヨ・ノ・キエロ・モリル

思い起こせば、コールの前に現れる「死者」は、どのケースこの世に思い残しながら、非業の死を遂げた者たちではなかったでしょうか。

主人に馬を盗んだと疑われて屋敷の一室に監禁されてしまった馬丁(?)や(どんな動機からなのか)母親に毒殺されてしまった娘。

そして不慮の交通事故で、いま亡くなったばかりの自転車に乗っていた女性は、コールの前に現れた時は、まだカスク=自転車用のヘルメットを被ったままでもありました。
(階段で首を吊られていた三人は、おそらくは一家だったのかも知れませんが、どんな理由から縊死させられることになったものでしょうか。
評論子には、その奥さん(?)の恨むような死相を、忘れることができません。)

そして、市長から市民栄誉賞を授与されるほど、斯界では貢献していたのに…。
否、市長から市民栄誉賞を授与されるほど斯界に貢献していたからこそ、一人の少年ヴィンセント・クレイを救えなかったマルコム・クロウ医師自身も。

出会ったその日に一目惚れし、褒章を受けるほどの誇らしかった夫の亡き後は、わざわざレストランを予約して、独りででも彼との結婚記念日を祝い、結婚指環すら外すことなく、抗うつ剤を服用しながら耐えている妻・アンナ―。

そんなアンナとの結婚生活だって、クロウ医師にとっても円満でなかった理由が、評論子には、唯(ただ)の一つすら思い当たりません。

そんなこんなを本作は透かせて見せ、浮き世(憂き世)の不条理にも、改めて、評論子は思いが至りました。

(追記)
コールの病因として、本作を鑑賞の中途では、父親による(妻=コールの母やコール自身に対する)虐待なのではないかと、評論子は疑いましたけれども。

しかし、コール自身が、父親が家に残した眼鏡(しかもレンズが入っていない)や時計(しかも壊れていて動かない)を、自らの意思で身につけていることから、その線は否定して間違いがないようにも、思われます。
(父親が存命ということは、眼鏡や時計は父親の「形見」というような意味合いの位置づけでも、ありますまい。)

そうすると、今は高速道路の料金所で働いている女性と同棲しているという父親の家出=平和な家庭の崩壊が、彼の発症のトリガーになったものでしょうか。

それとも、以上の事柄との「差し引き」から推すと、コールの悩みは、母親との関係性ということだったのかも知れません。
(作中には、そのことを窺わせるコールの台詞がないわけではない。)

そうだとすると、この眼鏡と時計は、彼の父親への思慕(これも思い残し?)、すなわちコールが、ただでさえ今にも完全に折れきってしまいそうな彼の心を、何とかギリギリの線で持ちこたえていた最後の最後の、本当に最後の「拠りどころ」―の兆表だったのでしょう。

そのコールの「想い」に思いが至ると、評論子は、涙を禁じることができません。

(追記)
本作のタイトルは「シックス・センス」(第六感)―。

本来、「第六感」というのは、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚の五感を総合した、本来は優れた感覚であると評論子は思うのですけれども…。

「人間は考える葦である」という哲学者ブレーズ・パスカルの言葉を引くまでもなく、人間は「思索の動物」であることは間違いがはなく、かつ、コールは年齢に比しても決して思慮の浅い少年ではなかったようでもあり、彼の鋭敏な感性が発症と無縁ではなかったことでしょう。

単に馬齢のみを重ね、評論子のような「全身これ鈍感力」のような者とは違い、鋭敏な感性の持ち主が、その感性の鋭敏さの故に苦悩するという、その不条理にも、胸が痛むとともに、LGBTの社会課題などを引き合いに出すまでもなく、評論子らが住まうこの社会が、個々人の個性が何よりも尊重される社会に早くなってほしいとも、評論子には思えた一本でもありました。

(追記)
もちろん、本作は、主演のブルース・ウィリスの演技が素晴らしい一本でした。
映画作品としての本作は。

命を落としてまで…。しかも、その落命の原因が自分の受持患者の逆恨みであっても、その後も患者に対してここまで心を砕くことができるとは…。

不幸にも患ってしまったときは、評論子も、こんな医師に受け持たれたいものです。

(追記)
コールの疾患の実相については、クロウ医師によってほんの短く語られるだけで、本作も、そのことについて詳細を解説しません。

しかし、ちょうどコールの年代(思春期や青年期)に好発する(それゆえ破瓜型ともいわれる)病気で、その病因(発症の原因、縁由・機序)は、必ずしも解明されてはいないとも聞き及びます。

ただ、この病気に関しては、有効な治療薬も開発され、令和の今では決して不治の疾患でも、難治の疾患でもないと、評論子は承知しています。
(評論子の以前の職場でも、この病気を患って休職したものの職場復帰を果たし、罹患前と同じように働いている同僚を見かけました)

ましてや、患者は決して「化け物」などではありようはずもなく、誰でも罹患する可能性のある単なる「病気」に過ぎないこと―。

その点がコールとクロウ医師との交流を通じてもっともっと、もっと深く掘り下げられていれば、この病気に対する世間一般の理解にも役立っ作品になっていたかも知れないと思うと、少しく惜しい気も、評論子はしています。

(追記)
本作は、地元のローカルFM局の「映画紹介のコーナー」で取り上げられ、「映画の面白さを教えてくれた作品」「ホラー映画でも感動できることを初めて知った」などと熱く紹介されたことから、いわば「緊急鑑賞」として、すでに配達済みの宅配DVDをさておいて、取り急ぎ観ることにした一本でした。

映画ファンとして、自分で佳作を引き当てるのも、もちろん楽しいことですけれども。

しかし、それと同じくらいに(あるいはそれ以上に?)、同好の志から紹介されて優れた作品に巡り会うことも、映画ファンとしての醍醐味でしょう。

本作を紹介してくださったラジオ・パーソナリティ氏に厚く感謝するとともに、拙いレビューの末筆ながら、そのことを特に記(しる)して、同氏へのお礼に代えたいと思います。

【評論子的な関連作品】
〇映画というものの表現力
『メイ・ディセンバー ゆれる真実』
2023年/117分/アメリカ
トッド・ヘインズ監督
〇コールが患っていたという疾患
『どうすればよかったか?』
2024年/101分/日本
藤野知明監督
〇患者のために苦悩する精神科医(精神分析医)
『薔薇の素顔』(未投稿)
1994年/121分/アメリカ
リチャード・ラッシュ監督
※主演は本作と同じブルース・ウィリス
〇紹介されて観ることのできた秀作
『37セカンズ』
2019年/115分/日本・アメリカ(PG12)
HIKARI監督
※Special Thanks:映画.comレビュアー・グレシャムの法則さん

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共感した! 5件)
talkie

5.0 何年たっても良いものは良いと感じました。

2026年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

驚く

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名前さん