シネマ歌舞伎 桜姫東文章 上の巻

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シネマ歌舞伎 桜姫東文章 上の巻

解説

歌舞伎の舞台を映画館でデジタル上映する「シネマ歌舞伎」シリーズ第38弾。「孝玉コンビ」として一大ブームを巻き起こした片岡仁左衛門(片岡孝夫)と坂東玉三郎が36年ぶりに共演を果たした鶴屋南北の人気演目「桜姫東文章」をスクリーン上映する前後編の前編。僧の清玄は稚児・白菊丸との許されざる恋の果てに心中を図るが、ひとり生き残ってしまう。17年後、高僧となった清玄は桜姫と出会い、彼女に白菊丸の姿を重ねて執着する。御家没落のため出家を決めた桜姫には、かつて暗闇の中で自分を犯した男の子どもを密かに産み落とした過去があり、顔も名前も知らないその男のことをいまだに忘れられずにいた。ある日、彼女は腕に鐘の刺青のある釣鐘権助と出会うが、彼こそ桜姫が思い続けてきた相手だった。3者それぞれの欲望が絡み合いながら展開する奇想天外な物語を、美しく濃密な濡れ場や絢爛豪華な舞台セットなど見どころ満載で描く。

2022年製作/124分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2022年4月8日

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映画レビュー

5.036年ぶりの仁左衛門と玉三郎共演

2022年5月4日
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鑑賞方法:映画館
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劇場の天使2

5.0清玄派

2022年4月21日
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鑑賞方法:映画館

「桜姫東文章」を、木原敏江が「花の名の姫君」という漫画にしている。これが素晴らしく、舞台の難しい言葉や、古めかしい言い回しをなくし、でも原作に忠実に、かつ現代人にも共感できるように描いている。ナイスな参考書だった。木原先生、ありがとうございます。いい仕事でございます。

ということで、筋は頭に入っていた。「恋の因果を描いた、歌舞伎史上最もスキャンダラスでドラマティックな物語」と、公式サイトでうたわれているように、けっこう衝撃的でエロい。とにかく主人公の姫がはっちゃけてる。夜中に男に襲われたら、普通トラウマでしょう。それが、逆に快楽と好意を覚えるって…舞台上で帯をほどいた姿というのも…もう、どんだけー。この芝居を観た江戸時代の女子は、キワどいシーンにキャーキャー言ったんじゃないだろうか。清玄派か、権助派か、なんて騒いで盛り上がってたかも。

前世の因縁、お家の復興、かたき討ち、などの歌舞伎定番ネタも盛り込まれ、男に翻弄されながらも生き抜いていく桜姫。美しくもたくましい。後編では、お姫様姿から180度違う姿も見られると思うので、楽しみ。

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ぷにゃぷにゃ

3.0前半はわかりにくいまま、後半急展開

2022年4月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

歌舞伎らしからぬといっては先入観かもしれないが、こんなに濃厚な男女の物語とは知らなかった。
日本の演劇の広さを感じさせてくれた。

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morick

4.0主演お二人の

2022年4月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

歌舞伎を観たことが無かったので、それだけでも嬉しくて事前に詳細は調べていなかったのに、最初のシーンから白菊丸?清玄?内容も何処かで聞いたことが…
以前読んだ漫画だ(題名は異なりますが)!あれはこの作品からだったのね(鶴屋南北っぽい)…

2021年に36年ぶりの『孝玉コンビ』での再演を映画館で。
演技力は勿論、美しい玉三郎と二役を難なくこなす仁左衛門。
下も楽しみです。

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夕凪
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