シネマ歌舞伎 野田版 桜の森の満開の下

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シネマ歌舞伎 野田版 桜の森の満開の下

解説

歌舞伎の舞台を映画館でデジタル上映する「シネマ歌舞伎」シリーズ第33弾。坂口安吾の「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」をベースに、安吾作品のエッセンスを盛り込み完成させた、野田秀樹の戯曲「贋作 桜の森の満開の下」。1989年の初演以来、92年、2001年と再演を重ね、2018年にも上演された野田の代表作の一つを、2017年8月に歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」で野田自身の演出で歌舞伎版として上演。十八世中村勘三郎と野田秀樹が歌舞伎版の上演企画をあたためてきた作品に、中村勘九郎、市川染五郎(現・松本幸四郎)、中村七之助らが顔をそろえた舞台をスクリーン上映。

2019年製作/133分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2019年4月5日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5初・野田秀樹を歌舞伎で。いとむつかし。

2019年4月29日
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鑑賞方法:映画館
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だいず

4.0今度は誰が鬼だ?

2019年4月14日
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鑑賞方法:映画館

この時代設定は天智天武の御代。「鬼がいなくば、国が成り立たぬ」とは古代に限らず、現代においても政治の真理。例えば平安王朝にとっての蝦夷がしかり。アメリカにとっての中東外交しかり。桃太郎の鬼退治しかり。罪状はあとからいくらでも作ればいいのだ。「人は後ろ指をさす鬼を作りたがる」というセリフが的を得ている。
そして、オオアマ(天武帝)が政権をとり、今度は「おまえこそ耳男、鬼だな?」と突き放すのだ。結局、政権を勝ち取ったものの敵が、また新たな「鬼」となる。新しい施政者もその仲間もかつてはそう呼ばれていたのに。いつまでたっても、まさに人の世は鬼の住処よ。

しかしまず、勘九郎七之助兄弟の稀有の才能に惚れ惚れする。故勘三郎の早逝は惜しまれるものの、素晴らしい宝を残していったものだ。シネマ歌舞伎ならではの瑞々しい表情を鑑賞できる。
時代遅れの古びたギャグの応酬は、ずっと息つかず見入った客への箸休めの気遣いのようなもの。むしろ演者たちの、展開の早さへの順応力にこそ恐れ入った。
そして、梶井基次郎も感じた桜の木の下の屍を、敗れし者の滅びの美しさとシンクロさせる手法の見事さ。花びら舞い散るラストシーンには、儚さが胸に去来し、涙が頬を伝った。

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栗太郎

5.0狂気へのレクイエム

2019年4月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

知的

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森のエテコウ

3.5坂口安吾が元ネタだったのでさぞ文学的で小難しい演出なのかと思いきや...

2019年4月7日
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鑑賞方法:映画館

坂口安吾が元ネタだったのでさぞ文学的で小難しい演出なのかと思いきや、ダジャレや小ボケの連発。予想外でした。
しかし、演じる役者さんが巧いのも助けとなり、途中からはこういうものだと割りきって楽しみました。

そんな中でも耳男と夜長姫、二人のシーンは微笑ましくもあり、その純粋さに胸が締め付けられるようでもあり。
純粋ながら狂気に満ちた夜長姫役、七之助の真骨頂ではないでしょうか。
クライマックスのシーンではその演技にすっかり見入ってしまい、自分で意識するより先に涙が溢れました。
舞台上の満開の桜と音楽が美しく効果的です。

暗喩的なセリフ遊びも楽しく、総じて満足です。

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あゆ

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