アカデミー賞ノミネート発表。「バトン」最多13部門、「ダークナイト」脱落
2009年1月23日 12:00

[映画.com ニュース] 第81回アカデミー賞ノミネートが1月22日早朝5時30分(米西海岸時間)より発表された。
最多ノミネートは、デビッド・フィンチャー監督の「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」(2月7日公開)の13部門で、次いでゴールデングローブ賞(ドラマ部門)を制したダニー・ボイル監督の「スラムドッグ$ミリオネア」が9部門10ノミネートを受けた。両作品は作品賞、監督賞、脚色賞といった主要部門で競うことになった。
一方で、米製作者組合(PGA)賞、米映画監督組合(DGA)賞に候補になっていた、クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」は、ヒース・レジャーの助演男優賞で候補になったものの、主要部門の作品賞、監督賞から漏れた。米映画サイトでは同作が脱落したことに対して、露骨なブーイングのコメントが殺到している。
作品賞と監督賞には上記2作品のほか、ガス・バン・サント監督の「ミルク」が8部門、ロン・ハワード監督の「フロスト×ニクソン」が6部門、スティーブン・ダルドリー監督の「愛を読むひと」が5部門で入った。「ダークナイト」は「愛を読むひと」に取って代わられた形だ。
日本代表として外国語映画賞の最終9作品に残っていた滝田洋二郎監督の「おくりびと」は、見事最終5ノミネートの座を勝ち取った。主演の本木雅弘からは「信じがたい出来事にボウ然と悦びをかみしめています。作品も生き物で人間同様、多くの皆さんに愛された結果、大きく成長できたのだと思います」という達筆な直筆コメントがマスコミ各社に寄せられた。なお、授賞式に参加する予定の滝田監督や本木が、今回のノミネートを受け本日記者会見をする。なお、日本映画が外国語映画賞にノミネートされるのは、山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」以来5年ぶり12本目。また、加藤久仁生監督の「つみきのいえ」も短編アニメーション賞の候補に選ばれた。
授賞式は2月22日(日本時間23日)、俳優ヒュー・ジャックマンをホストに、米カリフォルニア州ハリウッドのコダックシアターにて開催される。今年は米ABCが生中継の予定(日本ではWOWOWにて放送)。視聴率対策ではないだろうが、「ベンジャミン・バトン」のブラッド・ピット、「チェンジリング」のアンジェリーナ・ジョリーというビッグカップルがしっかりノミネートされた。
フランク・ランジェラ(「フロスト×ニクソン」)
ショーン・ペン(「ミルク」)
ブラッド・ピット(「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」)
ミッキー・ローク(「ザ・レスラー」)
リチャード・ジェンキンス(「ザ・ビジター」)
アン・ハサウェイ(「レイチェルの結婚」)
アンジェリーナ・ジョリー(「チェンジリング」)
メリッサ・レオ(「フローズン・リバー」)
メリル・ストリープ(「ダウト/あるカトリック学校で」)
ケイト・ウィンスレット(「愛を読むひと」)
ジョシュ・ブローリン(「ミルク」)
ロバート・ダウニー・Jr.(「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」)
フィリップ・シーモア・ホフマン(「ダウト/あるカトリック学校で」)
ヒース・レジャー(「ダークナイト」)
マイケル・シャノン(「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」)
エイミー・アダムス(「ダウト/あるカトリック学校で」)
ペネロペ・クルス(「それでも恋するバルセロナ」)
ビオラ・デイビス(「ダウト/あるカトリック学校で」)
タラジ・P・ヘンソン(「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」)
マリサ・トメイ(「ザ・レスラー」)
ダニー・ボイル(「スラムドッグ$ミリオネア」)
スティーブン・ダルドリー(「愛を読むひと」)
デビッド・フィンチャー(「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」)
ロン・ハワード(「フロスト×ニクソン」)
ガス・バン・サント(「ミルク」)
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」(エリック・ロス、ロビン・スウィコード)
「ダウト/あるカトリック学校で」(ジョン・パトリック・シャンリィ)
「フロスト×ニクソン」(ピーター・モーガン)
「愛を読むひと」(デビッド・ヘアー)
「スラムドッグ$ミリオネア」(サイモン・ボーフォイ)
「フローズン・リバー」(コートニー・ハント)
「ハッピー・ゴー・ラッキー」(マイク・リー)
「イン・ブルージュ」(マーティン・マクドナー)
「ミルク」(ダスティン・ランス・ブラック)
「ウォーリー」(アンドリュー・スタントン、ジム・リアードン、ピート・ドクター)
「チェンジリング」(トム・スターン)
「スラムドッグ$ミリオネア」(アンソニー・ドッド・マントル)
「愛を読むひと」(クリス・メンゲス)
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」(クラウディオ・ミランダ)
「ダークナイト」(ウォーリー・フィスター)
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」(アレクサンダー・デプラ)
「ディファイアンス」(ジェームズ・ニュートン・ハワード)
「ミルク」(ダニー・エルフマン)
「スラムドッグ$ミリオネア」(A・R・ラフマーン)
「ウォーリー」(トーマス・ニューマン)
「スラムドッグ$ミリオネア」、「Jai Ho」(A・R・ラフマーン)
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