映画の(笑)に今一つのれないでいたのに、登場されたとたんに、吹き出しそうになってしまいました(笑)。
ちょい役でカメオ出演と聞いていたけれど、がっつり重要人物。
ファットスーツを召していらっしゃると聞いていたけれど、首の太さ、腕の太さからすると、若干、この役のためにお太りになった?
このキャラクターのスピンオフの企画もあると聞いたけれど、『プラダを着た悪魔』の男性版になるのかしら? 否、もっとひねってくるよなと楽しみのような、恐ろしいような。でもできたら観に行っちゃうのだろうな。
(映画公開時は、隠し玉だったみたいですが、超有名ネタなので、ネタバレにならないよね)
役者がやたらに豪華!トム様を始め、ブラックさん、ダウニー.Jrさん、クーガンさん、ノルディさん、マコノヒーさん…。今も大物だけど、この映画の制作時だって、1枚看板はれる方がたばかり!
映画の趣旨に賛同してと言うより、原案・制作・監督・脚本・主演と務めたスティラーさんの人脈なのだろう。学園祭のように、賛同した方々が集まって…。しかも、その超絶俳優さんが、トム様と同じように、嬉々としてその役柄をしっかり演じられていて。
そこはとっても面白い。
ダウニー.Jr.さんなんて、ご自身の失敗エピソードまで披露している(ゴシップネタで、ファンでない私まで知っていることだけど)。その勇気と言うか、心意気も含めて、アカデミー賞ノミネート?
けれど、内容が…。
批判を皮肉でコーティングした映画。しかも笑い飛ばそうとしている。
それが、強烈すぎて笑えない。グロさもあって、映像的も見るに堪えない。
この映画紹介に添付されている「特別映像」のように。観客の嗜好に合わせて、どんどん過激になっている描写に異議を唱えたいという言いたいことには賛同するのだけれどね。
随所にそんなエピソードが挟まれる。
同じく生首とか、子どもを川へ放り投げるとか、批判が炸裂しそうな描写もあえて取り入れている。でも、それらが、この時代の作り物に比べると、とても陳腐で、一目見て作り物と判るようになっている演出。なのだけれど、見ていて気持ちの良いものではない。
他にも、他にも。当たれば、くたくたになるほど繰り返しの柳の下の泥鰌映画。人種ネタ。スーパースターとして、日常生活まで暴かれるとか、その才能について常にマスコミからのプレッシャーを受けるとか。障碍者を映画のテーマとして取り上げる事とか、もちろん、戦争映画を作ることへの意見とか。時事問題?
USAの(笑)のノリに合わない、映画や業界の知識が乏しい、だけじゃなくて、言わんとしていることはこんなことかと思うけれど、それって笑っていいの?と歯止めがかかってしまう。
多分、スティラーさんの狙いはそこなのだろうけれど。
パロディネタも満載。私でもわかるような超有名ネタもあり。登場人物の言葉で表現されるものもあり。
言いたいことはなるほどと思うのだけれど、上記のことも含めて、オマージュとはいいがたいし、直球過ぎて、昇華したパロディとも言い難い。
私だけの感覚なのだろうが、大好きな元ネタを汚されているような気分にすらなってくる。
そういうネタを放り込んで、しかも説明調にもなっているところ、くどいところもあるので、ちょっと間延びはするし。う~ん。
それをぶっ飛ばしてくれるのが、トム様演じる〇〇であり、
マコノヒーさん演じるエージェント。
クーガンさん演じる監督とノルディさん演じる原作者の密談なんて(笑)。
本当に、役者たちがノリノリで遊び心満載で…。
彼らがこんなところで共演されていたことも新鮮。
万人に受ける映画ではありません。勧めるのも躊躇してしまう。
とはいえ、トム様のシーンとかは、繰り返し見たくなりますが。
なので、映画としては☆1つ。トム様や役者さんたちに☆加点。