スラムドッグ$ミリオネア
劇場公開日:2009年4月18日
解説
「トレインスポッティング」のダニー・ボイル監督が、スラム育ちの青年の運命と過酷な半生を疾走感あふれる演出で描いた人間ドラマ。インド・ムンバイのスラム街出身で無学の青年ジャマールは、TV番組「クイズ$ミリオネア」で最終問題までたどり着き、一夜にして億万長者となるチャンスをつかむが、不正を疑われてしまう……。インドの外交官ビカス・スワラップによる原作小説を、「フル・モンティ」のサイモン・ボーフォイが脚色。第81回アカデミー賞では作品賞、監督賞ほか最多8部門を受賞した。
2008年製作/120分/イギリス
原題:Slumdog Millionaire
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
勝手にもう少し笑いのあるクイズ番組を主体とした作品だと思っていたのですが、シリアス一辺倒で、終盤はクイズ番組が主体になりますが、その殆どはクイズ問題を通して主人公であるジャマールの半生を辿るお話でした。
日本のクイズ番組から発想を得たのでしょうが、インドの現状とインドの抱える問題点を提起しつつ、エンターテイメント性も失わないように作られている辺り、良く出来ていたと思います。
貧富の差が大きい事や宗教対立がある事も知識としては知っていましたが、こうして画像として見ると考えさせられるものがありますね。
2023年2月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
スラム街の生活がよく描かれていてその面でも面白かった。
出来すぎた話だけど、ハッピーエンドで良かった。
ラティカ綺麗✨
お兄ちゃんが何もしなければ3人とも一緒に生活できていた気がするけど、、
2022年10月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
この作品は2度目の鑑賞。
インド舞台のイギリス映画だが、
エンディングでしっかりと踊りのシーンが
用意されたインド映画でもあった。
結末はすっかり忘れてしまっていて、
主人公の体験に沿ったばかりの出題に、
何かカラクリがあって、
主人公のことを調べた上でのものだった
のだろうかとの想いが駆け巡ったが、
単なる偶然でしかなかったようだ。
アカデミー賞作品賞等8部門の受賞や
キネマ旬報第8位(読者第4位)選出の
この作品、
クイズ番組のシーンと
主人公の人生やインド社会を絡めて描く構成
は素晴らしいものがある。
しかし、
警察の拷問翌日が最終問題出題日との
設定の不自然さ等々、また、
あまりにも偶然過ぎる主人公の人生経験を
もっと幅広く、例えば、
主人公は米ドル紙幣の全てやインド紙幣にも
知識があった等の背景を創って、
迷いながらの綱渡りの解答の積み重ね
だったらリアリティを醸し出されたのでは
なかったかと残念だった。
別の方から、
「クイズ番組のシーンは創作で虚構」
との投稿があったが、確かに
そうとしか思えない位の都合の良過ぎだ。
しかし、創作・虚構であろうとなかろうと、
その設定は本論を描くための手段だからと
言われてしまったらそれまでだが、
総合芸術としての映画の手法としては
不充分に感じ、満足は出来なかった。