シネマ歌舞伎 ぢいさんばあさん
劇場公開日:2025年1月3日
解説
歌舞伎の舞台を高性能カメラで撮影して映画館で上映する「シネマ歌舞伎」シリーズの1作。文豪・森鷗外の短編小説をもとに、多くの歌舞伎狂言を遺した劇作家・宇野信夫が作・演出を手がけて歌舞伎舞台化した「ぢいさんばあさん」(2010年2月上演)を収録。
江戸に住む美濃部伊織と妻るんは評判のおしどり夫婦で、子どもも誕生し幸せな毎日を過ごしていた。ところがある日、伊織はケンカで負傷した義弟・久右衛門に代わって1年間単身京都で勤めをすることに。翌年の桜が咲く頃の再会を誓って別れる伊織とるんだったが、伊織は京で同輩の下嶋甚右衛門を斬ってしまったために越前にお預けの身となり、江戸に帰ることができなくなる。37年後、罪を許された伊織は、ようやくるんと再会を果たす。
歌舞伎界の黄金コンビ・片岡仁左衛門と坂東玉三郎が、伊織とるんの初々しい若夫婦時代から37年後の老夫婦姿までを、時にコミカルに、時にもの悲しく演じ分けた。
2025年製作/75分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2025年1月3日