全米映画批評家協会賞発表。東京フィルメックス・グランプリが栄冠!
2009年1月6日 12:00
[映画.com ニュース] 全米映画批評家協会(NSFC)賞が1月4日発表され、昨年11月の東京フィルメックスで最優秀作品賞を受賞したアリ・フォルマン監督の「バシールとワルツを」が作品賞に輝いた。
NSFC賞は、全米の新聞や雑誌の著名な映画評論家63名による投票で決められる映画賞。66年発足だが、作品賞は批評家好みの作品が選ばれ、過去10年の受賞作は、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「パンズ・ラビリンス」「カポーティ」「ミリオンダラー・ベイビー」「アメリカン・スプレンダー」「戦場のピアニスト」「マルホランド・ドライブ」「ヤンヤン 夏の想い出」「トプシー・ターヴィー」「マルコヴィッチの穴」という具合。
過去の作品賞受賞作がアカデミー作品賞に輝いたのは、「ミリオンダラー・ベイビー」(04)、「シンドラーのリスト」(93)、「許されざる者」(92)、「アニー・ホール」(77)のわずか4例しかなく、ユニークな選出で知られる。
今回の作品賞に輝いた「バシールとワルツを」は、フォルマン監督の実体験に基づき80年代のレバノン戦争での自伝的ドキュメンタリーをアニメーションで展開させた作品。アニメおよびドキュメンタリーでの受賞は初の快挙だ。
次点に選ばれたのは、マイク・リー監督の「ハッピー・ゴー・ラッキー」。同作は監督賞(マイク・リー)、主演女優賞(サリー・ホーキンス)、助演男優賞(エディ・マーソン)、脚本賞(マイク・リー)の4部門で受賞、全米映画批評家の熱い支持を集めた。
主演男優賞は「ミルク」のショーン・ペンが圧倒的な強さで受賞。助演男優賞では「ダークナイト」のヒース・レジャーは次点にとどまった。NSFC賞主要部門の結果は以下の通り。
★「バシールとワルツを」26点
2.「ハッピー・ゴー・ラッキー」20点
3.「ウォーリー」20点
▽監督賞
★マイク・リー(「ハッピー・ゴー・ラッキー」)36点
2.ガス・バン・サント(「ミルク」)20点
3.ダニー・ボイル(「スラムドッグ$ミリオネア」)16点
▽主演男優賞
★ショーン・ペン(「ミルク」)87点
2.ミッキー・ローク(「ザ・レスラー」)40点
3.クリント・イーストウッド(「グラン・トリノ」)38点
▽主演女優賞
★サリー・ホーキンス(「ハッピー・ゴー・ラッキー」)65点
2.メリッサ・レオ(「フローズン・リバー」)33点
3.ミシェル・ウィリアムズ(「ウェンディ&ルーシー」)31点
▽助演男優賞
★エディ・マーソン(「ハッピー・ゴー・ラッキー」)41点
2.ヒース・レジャー(「ダークナイト」)35点
3.ジョシュ・ブローリン(「ミルク」)29点
▽助演女優賞
★ハンナ・シグラ(「そして、私たちは愛に帰る」)29点
2.ビオラ・デイビス(「ダウト」)29点
3.ペネロペ・クルス(「ビッキー・クリスティーナ・バルセロナ」)24点
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