アメリカン・スプレンダー
劇場公開日:2004年7月10日
解説
オハイオ州クリーブランドで病院事務員として働きながら、自分を主人公に日々日常を描くカルト・コミック「アメリカン・スプレンダー」を76年以来、年1回自費出版で刊行し続けた実在のコミック作家ハービー・ピーカー。彼の半生を、俳優が演じるドラマと本人たちも登場するドキュメンタリー、彼のコミックの画家によるアニメーションなどを交えて描写。アカデミー脚本賞にノミネート、全米批評家協会賞の作品賞、脚本賞を受賞。
2003年製作/101分/アメリカ
原題:American Splendor
配給:東芝エンタテインメント
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
コミックのコマ割り映像とか、ホワイトバック撮影とか斬新な演出と映像が続きます。
相当な変人のオンパレードで、部屋の中とかグチャグチヤで乱雑で、ただ主演夫婦の後引き感バツグンで、なんとも不思議でクセになりそうです。
アメリカではかなり有名な人らしいので、聞いたことない日本人には本当の可笑しさはわからないんでしょうが、それでもかなり可笑しいです。
日本だと楳図かずお選手みたようなカンジなんですかね?
2018年12月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
おもしろかった!
実在のおっさんのかなり赤裸々な人生。
初めはちょこちょこした小細工を楽しんで見てたけど、だんだんと人物やセリフのほうに引き込まれる。
気が滅入ってきそうなキャラばかりなんだけど、そのスレスレのところで気持ち良くなる感じ。
何が楽しくて生きてるんだろ?と思うような、いろいろとダメで残念に思える人たちのことを見る目が変わるね。
そしてダメで残念な自分のことも、受け入れられる気がした。
2018年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
設定は確かに面白い。自分と周囲の人間をおもしろ可笑しく描いた4コマ漫画のようなコミック。面白さの本質はアットホームな連続テレビドラマさながらなのだ。お宝レコードやコミックを集めているオタクぶりも、憎めない人柄を打ち出して、個人的にはすごく好感が持てるのである。映像の中にコミックを巧みに挿入して、下手なアニメよりも効果が高かった。
日本においては「実際にあった話」などの4コマ漫画が流行った時代もあり、それほど目新しいことではないのだが、アメリカン・スプレンダーが社会現象となりTV番組の準レギュラーとして活躍するアメリカの土壌も日米文化の差が感じられて勉強になるかもしれない。
しかし、途中まではドラマ性が高かった作品なのに、終盤にきて、一気にドキュメンタリータッチとなってしまったのは、映画としては失速感を生んでしまい、残念でしょうがない。
2007年5月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
コミック「アメリカン・スプレンダー」の原作者の半生を映画化したもの。コミックも主人公を知らなくても、映画として十分に魅力的。主人公ハービーや妻のジョイス、個性的な同僚を俳優たちが本物ソックリに熱演し、時に本物のハービーが登場するユニークで変幻自在な演出には脱帽。こういう映画にありがちな、楽しいのは制作サイドだけなんっていう安っぽい映画でもない。
こんな風変わりな登場人物たちを主人公にした映画が2003年にアップされたことも、アメリカに起きたあれやこれやを考えるとさらに驚き。