アメリカン・スプレンダー

劇場公開日:

解説

オハイオ州クリーブランドで病院事務員として働きながら、自分を主人公に日々日常を描くカルト・コミック「アメリカン・スプレンダー」を76年以来、年1回自費出版で刊行し続けた実在のコミック作家ハービー・ピーカー。彼の半生を、俳優が演じるドラマと本人たちも登場するドキュメンタリー、彼のコミックの画家によるアニメーションなどを交えて描写。アカデミー脚本賞にノミネート、全米批評家協会賞の作品賞、脚本賞を受賞。

2003年製作/101分/アメリカ
原題:American Splendor
配給:東芝エンタテインメント
劇場公開日:2004年7月10日

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映画レビュー

4.0"Underground comics"

2024年4月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

己の身を削りながらな訳でもなく自身の周りで起こる出来事を漫画にする原作者、この類はロバート・クラムの認識しかなかったら劇中に登場するしハービー・ピーカーにとってグラフィックノベルの道標でもある存在。

実物とは似つかないポール・ジアマッティのキャラクターに愛嬌が、ドキュメンタリーの部分での本人にも愛嬌が、周りのキャラも逸品で漫画にするには申し分無し、半自伝的物語としてマジメにも滑稽で可笑しかったり、養子にしてからの終盤は和めたり少し感動も!?

小説でも詩でもなく作画を様々に自分の日常を物語としてコミックにする漫画原作者、脚本家でも成功しそうで、それだけアンダーグラウンド・コミックスでしか表現出来ない理由は本作を観れば納得させられる。

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万年 東一

5.0かなりヘン

2022年6月24日
PCから投稿

コミックのコマ割り映像とか、ホワイトバック撮影とか斬新な演出と映像が続きます。
相当な変人のオンパレードで、部屋の中とかグチャグチヤで乱雑で、ただ主演夫婦の後引き感バツグンで、なんとも不思議でクセになりそうです。
アメリカではかなり有名な人らしいので、聞いたことない日本人には本当の可笑しさはわからないんでしょうが、それでもかなり可笑しいです。
日本だと楳図かずお選手みたようなカンジなんですかね?

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越後屋

5.0おもしろかった! 実在のおっさんのかなり赤裸々な人生。 初めはちょ...

2018年12月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

おもしろかった!
実在のおっさんのかなり赤裸々な人生。

初めはちょこちょこした小細工を楽しんで見てたけど、だんだんと人物やセリフのほうに引き込まれる。
気が滅入ってきそうなキャラばかりなんだけど、そのスレスレのところで気持ち良くなる感じ。

何が楽しくて生きてるんだろ?と思うような、いろいろとダメで残念に思える人たちのことを見る目が変わるね。
そしてダメで残念な自分のことも、受け入れられる気がした。

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まるぼに

3.0 設定は確かに面白い。自分と周囲の人間をおもしろ可笑しく描いた4コ...

2018年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 設定は確かに面白い。自分と周囲の人間をおもしろ可笑しく描いた4コマ漫画のようなコミック。面白さの本質はアットホームな連続テレビドラマさながらなのだ。お宝レコードやコミックを集めているオタクぶりも、憎めない人柄を打ち出して、個人的にはすごく好感が持てるのである。映像の中にコミックを巧みに挿入して、下手なアニメよりも効果が高かった。

 日本においては「実際にあった話」などの4コマ漫画が流行った時代もあり、それほど目新しいことではないのだが、アメリカン・スプレンダーが社会現象となりTV番組の準レギュラーとして活躍するアメリカの土壌も日米文化の差が感じられて勉強になるかもしれない。

 しかし、途中まではドラマ性が高かった作品なのに、終盤にきて、一気にドキュメンタリータッチとなってしまったのは、映画としては失速感を生んでしまい、残念でしょうがない。

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kossy
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