ガッキー新人賞、麻生久美子主演女優賞!ブルーリボン賞発表
2008年1月24日 12:00
[映画.com ニュース] 第50回ブルーリボン賞の受賞者が1月22日、主催する東京映画記者会(在京スポーツ紙の映画担当記者で構成)から発表された。
昨年末、TVドラマ「時効警察」でコンビを組むオダギリジョーの結婚発表の翌日、スタイリストとの結婚を発表した麻生久美子は、ダブルのおめでた。「夕凪の街 桜の国」の原爆で生き残った女性役で主演女優賞を受賞した。同部門は激戦となり、「サイドカーに犬」の竹内結子との決選投票で1票差でかわして初の受賞を決めた。
また、新人賞は新垣結衣が受賞した。8月「恋するマドリ」、9月「ワルボロ」、11月「恋空」と3本立て続けに主演。中でも「恋空」は興行収入39億円を記録する想定外の大ヒット。空前の“ガッキーブーム”を巻き起こしたが、本人はとまどい気味で、受賞のインタビューでは「ホントにこんな私なんかでいいの?」と控えめに喜んだ。「恋空」では主題歌もヒットさせるなど歌手としても活躍するが、「肩書はまだ決めたくない」とガッキーの未来は無限に広がっている。
助演女優賞は、「人のセックスを笑うな」(現在公開中)でも小悪魔的な年上女性を演じている永作博美が、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の薄幸の女性役で初受賞。劇中では結婚したが私生活では独身で、主演女優賞の麻生とは対照的に、今は「芝居の方が優先順位は上」とのことだ。
作品賞は口コミ人気で大ヒットを記録した佐藤祐市監督の「キサラギ」。監督賞は、昨年末からの映画賞シーズンで作品賞9冠、監督賞7冠を獲得した「それでもボクはやってない」の周防正行監督。社会派の痴漢冤罪問題を扱って映画界に一石を投じた同監督は現在、「ワーキングプアの問題」に興味を抱いているという。
第50回ブルーリボン賞受賞結果は次の通り。
▽監督賞 周防正行(「それでもボクはやってない」)
▽主演男優賞 加瀬亮(「それでもボクはやってない」)
▽主演女優賞 麻生久美子(「夕凪の街 桜の国」)
▽助演男優賞 三浦友和(「ALWAYS 続・三丁目の夕日」「転々」など6本)
▽助演女優賞 永作博美(「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」)
▽新人賞 新垣結衣(「恋するマドリ」「ワルボロ」「恋空」)
▽外国映画賞 「ドリームガールズ」(パラマウント映画配給)
▽特別賞 故植木等
▽邦画ベストテン 「アヒルと鴨のコインロッカー」「キサラギ」「しゃべれども しゃべれども」「それでもボクはやってない」「天然コケッコー」「包帯クラブ」「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」「舞妓Haaaan!!!」「めがね」「夕凪の街 桜の国」
▽洋画ベストテン 「クィーン」「グッド・シェパード」「シッコ」「ディパーテッド」「ドリームガールズ」「バベル」「ブラッド・ダイヤモンド」「ヘアスプレー」「ボルベール/帰郷」「ボーン・アルティメイタム」
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