包帯クラブ

劇場公開日:

包帯クラブ

解説

天童荒太によるベストセラー小説を「明日の記憶」の堤幸彦監督が映画化した青春ドラマ。ある日ふと病院の屋上のフェンスに登った女子高生ワラは、奇妙な関西弁の少年ディノに声を掛けられる。ディノがワラの手首からほどけ落ちた包帯をフェンスに巻きつけてワラの心の傷を“手当て”すると、ワラは不思議と癒された気分に。彼女はディノや親友のタンシオらと共に“包帯クラブ”を結成。依頼者が心に傷を負った場所に、次々と包帯を巻きつけていく。

2007年製作/118分/日本
配給:東映

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(C)2007「包帯クラブ」製作委員会

映画レビュー

5.0興行的には失敗したが堤幸彦作品で一番好き

2021年12月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

知的

3度目の鑑賞
映画館では観たことはなく全てDVD
原作未読
原作は『悼む人』の天童荒太
監督は『さよならニッポン!』『ケイゾク』『トリック』『2LDK』『20世紀少年』『イニシエーション・ラブ』『人魚の眠る家』『十二人の死にたい子どもたち』『望み』『ファーストラブ』の堤幸彦
脚本は『プラトニックセックス』『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!』の森下佳子

2007年の作品
舞台は高崎市

包帯クラブ
つらすぎる心の傷に包帯を巻く活動をする若者たち
ホームページ開設
巻きます効きます人によります
傷ついた所に包帯をつけて写真を撮ってネットで送るボランティア

柳楽優弥は似非関西弁を喋る変人のディノ役

2人ともキャリアは長いが石原さとみ(役名ワラ)と貫地谷しほり(役名タンシオ)が共演した映画は『包帯クラブ』くらいしかないので貴重な2ショット必見
メンバーとして今ではすっかりブレイクした田中圭(役名ギモ)も出てましたね
のちにワラとタンシオの旧友のテンポ(関めぐみ)とリスカ(佐藤千亜紀)が加わる
ドラゴンボールで残念なハリウッドデビューした関めぐみと役者を辞めてミュージシャンに転向して成功したキノコ帝国の中心メンバー佐藤千亜紀

医者役に佐藤二朗
この頃からすでに今の佐藤さんらしさが出ている

ワラの母親役に原田美枝子
テンポの母親役に風吹ジュン
ワラの母親の勤め先の上司役に国広富之
学校の先生役に塩見三省
デパ地下の先輩に岡本麗

順調に進んでいたがアンチが現れ学校や警察が動き包帯クラブは休部することに
アンチに負けるもんかと活動再開

テンポ「馬鹿馬鹿しい」「気持ち悪い」
ワラ「包帯巻いてなんになるって思うことあるの」「たかが包帯一本で私の世界は変わった」
リスカ「むずかいよね。他人(ひと)の痛み想像するのって」
そういうこと
パッと見はっ?だけどよく観たら深い
とても繊細なハートフルコメディー
スキャットなBGMも良い

貫地谷しほりの感情があまりこもっていない泣き顔が好き
逆上がりが成功した少年を見守っていたときの石原さとみの笑顔が好き
柳楽優弥と石原さとみが足に包帯を巻いて二人三脚で橋を渡るシーン好き

エンドロールも楽しめる
おまけ画像あり

すっかりおじさんおばさんになってしまったオリジナルメンバー全員揃っての続編を観てみたい
『包帯クラブその後』って感じで
そのくらいこの作品はお気に入り

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野川新栄

0.5わけわからん

2019年9月26日
PCから投稿

キャストは豪華なんですが。
包帯巻いたら癒やされるのですか、意味分からん。

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アサシンⅡ

4.0逃げるで!

2018年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 他人の痛みを知ること。世界中の人々ができたなら、イジメや暴力、そして戦争なんて起こるはずもない。奇想天外なことをするディノこと井出埜辰耶(柳楽優弥)は、周りから見ると単なる“不良”という言葉で片付けられてしまう高校生。彼なりの“他人の痛みを知る”努力は、そのまま優しさと思いやりに繋がっているのです。その難しい役をこなした柳楽くん、大木こだまのようにだみ声の関西弁がとても強烈!下手な関西弁という設定なので、それがとても自然に感じてしまう。

 女4人、男2人のグループ、彼らそれぞれの心の傷も描かれている。それが人間には誰にでも心の傷があるものだと気づかせてくれる。また、ボランティアのように人助けをしているつもりが、それによって傷つく人もいるんだとバランスよく反証材料も与えてくれるし、社会的な意味で現実の厳しさをも教えてくれるのです。包帯という突飛な発想ではあるけど、様々な可能性を考えてある内容だったように思います。

 難民問題や中東の戦争をも想像させられる内容だったし、いじめや自殺、児童虐待、それに勝ち組・負け組などといった社会問題をもさらりと取り上げている。単純な青春ものとは一味違った映画でした。石原さとみも等身大の演技だったし、やっぱり柳楽優弥の上手さなんでしょう・・・象とかキャラメルとかではがっかりさせられたのですが・・・

 「逃げるで!」と公共物に包帯を巻いたら、写真を撮って後はほったらかし。罪の意識は全くない純粋な高校生たち。建造物等損壊罪などが考えられそうだけど、容易に取り外すことができるので多分当てはまらない。高崎市はどうなのかわからないけど、条例によって美観を損ねる云々の罪を問われるのかもしれない。写真を撮ったのなら、はずしましょうよ・・・

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kossy

3.0映像が素晴らしいです。絵になるとはまさに。 そしてその映像に合わせ...

2015年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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cenriv
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