天然コケッコー
劇場公開日:2007年7月28日
解説
くらもちふさこの名作コミックを、「リンダリンダリンダ」の山下敦弘監督が実写映画化。自然豊かな田舎町を舞台に、少女の淡い初恋と成長を爽やかに描き出す。中学2年生の右田そよが通っているのは、小中学生合わせても生徒がたった6人しかいない分校。ある日そこに、東京からの転校生・大沢広海がやって来る。クールでとっつきにくい雰囲気の大沢に、そよは次第に恋心を抱き始め……。脚本は「ジョゼと虎と魚たち」の渡辺あや。
2007年製作/121分/日本
配給:アスミック・エース
スタッフ・キャスト
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2022年11月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
夏帆ちゃんがサイコーに繊細。人が写っていない自然のシーンが素晴らしい。子どもたち、さちこちゃんも素晴らしい。
岡田くんの掴みどころのない感じもうまい。最後に坊主頭が出てきたときに感動した。少しぶっきらぼうだけど彼も繊細。石を砕いて彼女に渡すシーンは素晴らしい。
森校に向かう電車の中のシーン。
東京。
先生も素晴らしいし。
2022年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD
■小中学生あわせても全校生徒が6人という田舎町の分校に、東京からイケメンの転校生・大沢広海(岡田将生)がやってくる。
中学2年の右田そよ(夏帆)は、初めての同級生に心ときめかせるのだが、広海はどこかよそよそしい。そんなある日、そよたちは海水浴に行くことになり…。
◆感想
・作品の背景を彩る島根の浜田の美しい風景の中、中学生男女の恋を、虚飾なく描いた作品。
取り分け驚かされるのが、お下げ髪の夏帆さんのの可愛らしさと、豊かな演技である。
ー ぶっきら棒な、大沢の言動に振り回される姿や、自分自身の性格に悩む姿を、ナレーションを含め、絶妙に演じている。-
・若き、岡田将生さんも存在感を放っている。
ー 初見時には、知らなかった俳優さんであった・・。-
・少し残念だったのは、そよのお父さん(佐藤浩市)と、広海のお母さんとの関係性が、巧く描かれていなかったところかな・・。
<今作は、何ら、大袈裟なストーリー展開がある訳ではないが、島根県の浜田の美しい風景を背景に、中学生男女の仄かな恋を描いた作品。
今にして思うと、夏帆さんも、岡田将生も今や邦画を代表する若手俳優である。
この作品を鑑賞すると、その理由が良く分かると思った作品でもある。>
2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
田舎の全校生徒わずか6人しかいない分校に転校生が東京からやって来る。
大きなことが起こるわけでもなく、素朴で、ゆるい感じに田舎の小中生の日常を描いている。
風景だったり、田舎の雰囲気だったり懐かしい感じで観れました。
岡田君が初々しい。
2021年6月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
朝ドラを観ているような優しさとマッタリ感。何も起きないからこそ良く写ったり、ちょっと合わない部分もあったり。
夏帆の透明感が半端じゃない。ドが付くほどの田舎の中学生で、天然が故に友達を傷つけてしまうような節もある女の子。そんな彼女が出会うのは、ちょっとよくわからないようなシティボーイ。岡田将生が今も変わらなくてビックリ。ただ、自分が悪いのだが、年齢と関係を把握しきれなかったが故に、夏帆のポジションが掴み難かった。最年長にしては立ち振る舞いが弱いし、真ん中にしてはちょっとむずかしいという難しいというか。その辺がクッキリするとまた違って写った気がする。
映画の公開は2007年。まだ小学生低学年だった私からすれば、あの年代の東京もかなり新鮮。メモリー的な要素も含んでいるから、なんだか観てて面白い。田舎よりも都会派なのであっちの暮らしに憧れはしないけども。それでも、あの居心地の良さを知っていると都会は行きにくいんだろうなと思った。街に出るだけでも発見があるわけで。と言っても、浮気はあったり、郵便局員がバリバリのロリコンだったり、その細かな役周りはいるかと言われると…って感じ。あえて事件が起きないという点ではいいのかもしれないけど。とにかく、ノスタルジーを諸々感じた点では、映画館では味わいにくい体験だったのかなと思う。ちょっと得した気分。
それにしても主演のふたりが今も一線にいることが凄い。そんなふたりの初々しさと眩しさを堪能できた。引き続きドラマに映画に観たい。そう思える1本だった。