夕凪の街 桜の国

劇場公開日:

夕凪の街 桜の国

解説

原爆をテーマに、過去と現代に生きる2人の女性の物語を描いたこうの史代の傑作コミックを、「出口のない海」の佐々部清監督が映画化。原爆投下から13年後の広島に暮らす平野皆実は、被爆体験による深い心の傷を抱えて生きていた。それから半世紀後、皆実の弟・旭は家族に黙って広島へと向かう。娘の七波は父を心配して後を追ううちに、自分のルーツを見つめ直していく……。2人のヒロインを田中麗奈と麻生久美子が演じる。

2007年製作/118分/日本
配給:アートポート
劇場公開日:2007年7月28日

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(C) 2007「夕凪の街 桜の国」製作委員会

映画レビュー

5.0今でも続いている‥

2023年8月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

凄く没頭して見ました。

原爆の被爆者に対する差別は
今も続いている。

日々の暮らしで忘れがちだが、
忘れちゃいけないなと。

自分が今ここに生きている奇跡。

先祖のルーツを探る旅。

自分の子供達にもいつか
伝えておきたいなと思った。

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ほんのり

4.0広島に原爆投下された爪痕!! 私は幸せになっちゃいけんのか?

2023年7月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

昭和33年、戦争のあと、母親と平和に暮らしていた皆実。
あれから、10年の月日が経っても
心と体の傷は癒えないでいた事実。
皆実にそっと手を添え、包み込む愛情を
くれた打越。
川に石を投げる、『水切り』をする男性の姿は
新鮮なものに出会えた!
もっと貴方を知りたいと言う潜在的な感覚を感じました。
白地に茜色の金魚の刺繍がされたハンカチーフ𓆛
もっと生きたいと思いながら散っていく生命に儚さを感じました。

夕凪や瀬尻の性や水つよし

平成19年になって皆実の弟である旭が
時が現代になっても、亡くなった姉の皆実を
思いながら、生きている場面は過去の出来事
である戦争を風化させてはならないと
思いました。

広島に赴く旭は娘の七波に姉の皆実の若き日の姿を見ていました。

七波が自分が生まれてきた由来を知るシーン
は、海の波が押し寄せるように
想いを巡らせる気持ちになるストーリーでした。

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美紅

2.0たぶん原作を知らなければ

Mさん
2022年10月4日
Androidアプリから投稿

こんなに低い評価にならないのだろうけど、原作に感動した立場から、つい厳しくなってしまう。
麻生久美子さんも、田中麗奈さんも、堺正章さんも、なんか違和感があった。
もしも、こうの史代さんの原作(特に「夕凪の街」)を読まれていない方がおられれば、ぜひ読んでいただきたい。

追記
NHKのドラマに同名の作品があるが、そちらは原作の作者のとぼけた感じのユーモアの雰囲気を残していて、とても好きである。(「夕凪の街桜の国2018」)
アニメの「この世界の片隅に」はのんさんの熱演(!?)もあって、原作のおおらかさを残していて、これも好きな作品だった。

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M

5.0人生ベスト10に入れたい。

2021年7月29日
Androidアプリから投稿

大感激😭😭

原爆を扱った映画では最初で最後くらいの完成度ではないか。最初から最後まで涙がとまらない。

麻生久美子と田中麗奈はこの映画がベストワンになるんでは?

細やかな顔の表情の変化やしぐさ、本当に素晴らしい演技でした。

麻生久美子が、私は生きていていいの?
生きていてくれてありがとう。彼氏の言葉の重み。
麻生久美子、原爆は落ちたんじゃないよ、落とされたんだよ。
私が何年も経って殺された。
殺せて良かったと思ってるかな。
悲しいけどすごい真理。

堺正章を尾行した田中麗奈と中越典子良かったね。被爆したおばあちゃん、息子(弟)と被爆した妻にその娘と息子。3代にわたり引き継がれたものかだりの深みに感動しかない。優しい。優しさに溢れている。

そして深い深い悲しみ。何回も泣きました。差別。痛み。親子愛、恋愛、兄弟愛、人間愛。

これがヒューマニズムだ。ヒューマニズムをひしひしと感じられる作品だ。
人間が人間らしくいかなくて、人間が人間らしく扱われない社会は破綻している。

日本人はもれなくこの映画はみたいな。
見るべき。被爆した国として。
目を背けないで見ないと。

素晴らしい。大感激しました。

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れいすけ(休眠中)
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