シネマ歌舞伎 沓手鳥孤城落月
劇場公開日:2019年1月12日
解説
歌舞伎の舞台を映画館でデジタル上映する「シネマ歌舞伎」シリーズ第32弾。大坂夏の陣での豊臣氏滅亡の日を描いた坪内逍遙脚本による名作を坂東玉三郎 中村七之助 尾上松也らの出演で上演。2017年10月に歌舞伎座に上演された舞台の模様に加え、玉三郎監修による特別映像を織り交ぜる。舞踊「楊貴妃」と2本立てで上映。
2019年製作/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2019年1月12日
劇場公開日:2019年1月12日
歌舞伎の舞台を映画館でデジタル上映する「シネマ歌舞伎」シリーズ第32弾。大坂夏の陣での豊臣氏滅亡の日を描いた坪内逍遙脚本による名作を坂東玉三郎 中村七之助 尾上松也らの出演で上演。2017年10月に歌舞伎座に上演された舞台の模様に加え、玉三郎監修による特別映像を織り交ぜる。舞踊「楊貴妃」と2本立てで上映。
2019年製作/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2019年1月12日
冒頭、玉三郎と七之助の解説が10分ほどあり、これがシネマ歌舞伎の利点の一つ。
そこで、七之助が「玉三郎さんの眼が凄すぎて」と言うので、本編では玉三郎の眼に釘付けになる。
確かに眼の表情の変化が凄い。
クライマックスの母子の場面で、二人は本物の涙を流す。
それが判るのも、シネマ歌舞伎の利点の一つだ。
これが最期か!?という幕切れに、物語の部分を切り取り、そこで一つのテーマを描き出す歌舞伎の演出の真髄を見る。この作品のテーマは正に母子の情愛。落城の渦中という極限状態で、そのテーマを炙り出す。史実に至る更なるドラマは、観客の想像に任される。
看板役者の玉三郎は、その眼力で舞台を支配し流石。
女形が多い七之助の、若武者ぶりは凛々しく珍しい。
この舞台は、新旧花形役者の芸魂の伝承の現場でもあった。
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2013年シネマ歌舞伎クラシック 隅田川
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2004年