ナショナル・シアター・ライブ「ハムレット」

劇場公開日:

ナショナル・シアター・ライブ「ハムレット」

解説

イギリスの国立劇場ロイヤル・ナショナル・シアターが厳選した名舞台をデジタルシネマ化し、世界各国の映画観で上映するプロジェクト「ナショナル・シアター・ライブ」シリーズの1作。2015年8~10月にロンドンで上演され、英国屈指の人気俳優で「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」ではアカデミー賞にもノミネートされたベネディクト・カンバーバッチが主演したことで大きな話題となったシェイクスピア悲劇「ハムレット」の舞台を収録。演出は、14年ローレンス・オリヴィエ賞を受賞した「チャイメリカ」のリンゼイ・ターナー。

2015年製作/207分/G/イギリス
原題または英題:National Theatre Live: Hamlet
配給:カルチャヴィル
劇場公開日:2016年1月22日

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Photo credit Johan Persson

映画レビュー

4.0良い意味で自分の歳を感じました

2023年7月31日
Androidアプリから投稿

泣ける

悲しい

ハムレットのような古典を観るいいところの一つは、自分の年齢によって感想が変わるのを実感できるところ。
昔観たときは(もちろん役者も演出も違うけど)、もっとハムレットの苛立ちや迷いに共感したと思うのですが、今回は未熟さが痛ましいと思って観ました。
カンバーバッチの演技も良かったですが、王位を簒奪した王と王妃の演技が素晴らしく、自分の年齢もあって二人に感情移入してしまいました。
外交で隣国との戦いを回避した王は、冷酷ではあっても無能には見えなかったし、王妃も色に溺れた愚かな人物には見えなかった。むしろ『前王がハムレットが信じるような立派な人物なら、ゆくゆく国を背負う王子に自分の復讐をするよう命じるだろうか?自分の死から早く立ち直り、政治を学ぶことを望むのでは?そんな人物だったから、王位を簒奪してでも国を守ろうと思ってしまったのでは?』と思えてしまって、父を信じて国を危うくしてしまうハムレットの未熟さが悲しく感じられました。
また何年かたって観ると感想が違うかも知れません。その日が楽しみです。

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ふふふ。

2.5カンバーバッチの存在感に頼り切った内容!!

2017年1月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

寝られる

大スター、カンバーバッチの存在感に頼り切った内容で、どうしても彼に注目が行ってしまうので、悪い意味で他がいまいちでも彼だから許されてしまうという空気を感じました。「フランケンシュタイン」ではそんな事はなかったのに。それ以外に見所を発見することはできませんでした。虎視眈々と復讐をうかがう姿も、おどけて見せて後手後手に回っていたので何も考えてなかったしょうもないハムレットでした。2016年の看板作品として持ってきましたが、微妙としか言いようがないです。「リア王」>>>「オセロ」>「ハムレット」という印象です。「マクベス」も是非ナショナル・シアター・ライヴで観たいです。

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𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞

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