マルケータ・ラザロヴァー
劇場公開日:2022年7月2日
解説
チェコ・ヌーベルバーグの巨匠フランチシェク・ブラーチルが、ブラジスラフ・バンチュラの同名小説を映画化。13世紀のボヘミア王国を舞台に、宗教と部族間の抗争に翻弄される少女の数奇な運命を壮大なスケールで描く。修道女になるはずだった少女マルケータは、領主の父ラザルと敵対関係にある盗賊騎士コズリークの息子ミコラーシュと恋に落ちる。しかし、両氏族間の争いはますます激化していき……。後に「アマデウス」でアカデミー衣装デザイン賞を受賞するテオドール・ピステックが美術・衣装、ヤン・シュバンクマイエル監督作などを手がけるズデニェク・リシュカが音楽を担当。中世を忠実に再現するため、衣装や武器などの小道具を当時と同じ素材・方法で作成し、極寒の山奥で当時と同じように暮らしながら548日間にもわたる撮影を敢行した。日本では2022年に劇場初公開。
1966年製作/166分/チェコスロバキア
原題:Marketa Lazarova
配給:ON VACATION
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2022年11月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
特に少女マルケータが頭空っぽなんかなんなのかわかんなくてイライラすることしきり。
それと音声がかなり聞きずらかった。整理してくれ。
548日の撮影をかけ、如何にもヌーヴェルヴァーグ的な映像でした。
イメージ通りの中世ヨーロッパの世界観。
映画ファンは観といて損はないと思いますよ!!
概念として大まかには分かるも、
ストーリーを明確に捉えることが出来なかった
しかし、10分に一回くらい
あまりにも美しい、または
あまりにも残虐なショットがある
あと、マルケータはあまり出てこない
2022年9月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
中世の東欧の雰囲気は完璧にリアル。
あのリシュカの強烈な音楽で、とにかく持っていかれる。
カメラワークも強力。
特に修道院の象徴的な「白さ」は、モノクロの美しさの極み。
しかし、その「白さ」は、とても抑圧された「白さ」でもあり、それと対比した粗野な盗賊連中の野放図な動物性が、より一層と際立つ。
やはり中世のヨーロッパは本当にエグイ。
しかし、せっかく中世の世界へ迷い込んだかのように徹底的にリアルなのに陵辱シーンでヒロインを丸裸にしないのは、やはりこの当時(今でもか)の映画の限界を感じてしまう。
女優本人は嫌がっただろうけど、なんとか説得して欲しかった。
こんなことくらいで「所詮は映画か」とシラケてしまうくらいなら、陵辱は暗示させる程度でよかったと思う。
また所々で緊張感が途絶えてしまうのも残念な所。
もっと尺は短くて良かったと思う。
長い映画が苦手の人にはお勧め出来ない。
寝不足の日に観たら、たぶん途中で寝る。