ナショナル・シアター・ライブ「戦火の馬」

劇場公開日:

ナショナル・シアター・ライブ「戦火の馬」

解説

イギリスの国立劇場ロイヤル・ナショナル・シアターが厳選した名舞台をデジタルシネマ化し映画館で上映する「ナショナル・シアター・ライブ」シリーズの1作。マイケル・モーパーゴの小説をニック・スタフォードが脚色して数々の演劇賞を受賞し、スティーブン・スピルバーグが映画化したことでも大きな話題を集めた舞台「戦火の馬」を収録。イギリス、デボンの貧しい農民の家で生まれ育った少年アルバートは、父が競売で落札した美しい馬にジョーイと名づけて大切に育てる。しかし第1次世界大戦が始まると、ジョーイは軍馬として徴用されることになり、アルバートと離れ離れになってしまう。

2014年製作/165分/G/イギリス
原題:National Theatre Live: War Horse
配給:カルチャヴィル
劇場公開日:2016年11月11日

スタッフ・キャスト

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(C)Brinkhoff & Mogenburg

映画レビュー

4.0唯一無二の馬人形

2021年3月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

スピルバーグの映画を先に観て、あらすじをつかんでいたので良かった。
もし観ていなかったら、持ち主がどんどん変わっていく流れや、戦争シーンの状況はピンとこなかったと思う。
ストーリーの点では、かなり分かりにくい舞台作品だ。

この舞台作品がスゴいのは、何と言っても「ハンドスプリング・パペット」、すなわち、3人で操る馬人形だろう。
本物のような自然な動き、木組みとは思えない堂々としたフォルム、そして、リアルな馬の“いななき”。不可能に思えることを、可能にしている。
カメラでアップにしても、アラが目立つどころか、素晴らしさがより際立つ。

セットがないので小道具の出し入れで対応しているのだが、戦車が登場するシーンは迫力がある。
舞台は広いわけではないが、回り舞台を上手く使って、スケール感は抜群だ。
音楽も良い。いかにもイギリスの歌らしい、独唱や合唱が場面を盛り上げる。効果音も適切である。

スピルバーグの映画の方が、情感豊かで分かりやすいが、本舞台の馬人形は、唯一無二の鑑賞体験だった。

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Imperator

2.0馬の造形と躍動感は至高!!

2016年11月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

萌える

2014年の「フランケンシュタイン」で予告編を観た時からその独特のインパクトで気になっていましたが、やはり馬の造形が素晴らしく躍動感は唯一無二のものだと思います。ストーリーは主人公と愛馬の絡みが最序盤しかなく、離れてしまった馬がまだ主人公を覚えていて愛してる事が犬ならともかく伝わりにくかったです。全編を通して主人公がそんなに出てこない&いつも皆にバカにされている印象なので、ラストの感動も薄かったです。メイキングが一番白かったです。ナショナルシアターはいつものように悲劇でないととても物足りません。本編とは直接関係ないですが、静止画の予告編等を何度も繰り返してなかなか始まらないのは苛々しました。

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*.꒰ঌ𝔸𝕟𝕘𝕖𝕝𝕠໒꒱.*

4.5感涙で終わっても席立てず(涙) 今も終わらない愚かな戦争に胸が痛く...

2016年11月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

感涙で終わっても席立てず(涙)
今も終わらない愚かな戦争に胸が痛くなる。
そして馬を売ってしまう呑んだくれのおとーさんっ!しっかりしろ。
パペットの演技秀逸。いやー、驚いた。

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アッカ

4.5やっぱり最高です!

2016年11月12日
iPhoneアプリから投稿

やっぱり、この舞台は最高!! パペットの素晴らしさ、演出の妙、心を打つストーリー✨✨ 何度でも観たい。ジョーイが語る方式という原作も読みたくなってきた!

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tammy88

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