メリル・ストリープ
アメリカを代表する大女優。米イェール大学の大学院(演劇科)を卒業後、舞台俳優としてキャリアをスタートする。1977年、ジェーン・フォンダ主演の「ジュリア」で映画デビューし、翌78年の「ディア・ハンター」でアカデミー助演女優賞に初ノミネート。「クレイマー・クレイマー」(79)で同賞を受賞し、若手演技派女優のトップに躍り出る。83年には「ソフィーの選択」で同主演女優賞も受賞し、以降「愛と哀しみの果て」(85)や「激流」(94)、「マディソン郡の橋」(95)、「めぐりあう時間たち」(02)など良質の作品に多数出演。「プラダを着た悪魔」(06)の鬼上司ミランダ役で強烈な存在感を見せつけ、ミュージカル映画「マンマ・ミーア!」(08)では美声を披露した。アカデミー賞の俳優部門ノミネート回数は歴代最多を誇り、主演作「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(11)で17度目のノミネート、3度目の受賞。「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」(16)で最多ノミネート記録を20回へと更新した。