ディア・ハンター 劇場公開日 2018年12月14日
解説 ベトナム戦争で心身に深い傷を負った男たちの苦悩と友情、そして戦争の狂気を描き、第51回アカデミー賞で作品賞、監督賞、助演男優賞など5部門を制した戦争ドラマ。1974年の「サンダーボルト」で長編監督デビューし、2作目の監督作となった本作で大きな成功を収めたマイケル・チミノがメガホンをとった。主演のロバート・デ・ニーロ、本作でアカデミー助演男優賞を受賞したクリストファー・ウォーケン、これが遺作となったジョン・カザールらに加え、当時デビュー間もないメリル・ストリープが出演。ストリープもアカデミー助演女優賞にノミネートされた。60年代末、ペンシルバニアの製鋼所で働くマイケル、ニック、スティーブンたちは休日になると鹿狩りを楽しんでいた。やがてマイケルたちは徴兵され、ベトナムへ。彼らは戦場で再会するが、捕虜となり、残酷なな拷問ゲームを強要される。マイケルの機転で脱出に成功するが、その後ニックは行方不明に。マイケルは彼を捜すが……。日本では1979年に劇場初公開。2018年、製作40周年を記念して4Kデジタル修復版が公開。
1978年製作/184分/PG12/アメリカ 原題:The Deer Hunter 配給:KADOKAWA 日本初公開:1979年3月17日
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2020年4月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
The Deer Hunter is unpredictable. For the first hour which is a wedding scene, I was beginning to wonder if I had been misinformed that this was a Vietnam War movie. The war act comes into play as a metaphor with the Russian roulette game. It's grim and you can see where Vietnam War movies pulled their gruesomeness cues, but The Deer Hunter lives in its own imaginative universe. Somewhat bizarre.
2022年7月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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戦争での極限状態の精神から戻ってこれなくなった友人を連れ戻すために、主人公自身も文字通り命を賭して再び極限状態に飛び込み、どうにか心を通わせようとする、、悲しく美しいクライマックス。 ベトナム入りするまでのパートが長くて若干辛かったし、その後もどこに話が向かうのか良くも悪くも読めなかったけど、最後まで見終わってみると、全体がちゃんと繋がってて、削れる部分はあまりない気もする。 なお、ベトナム戦争下ではあんな感じにロシアンルーレットが行われてたのかーと思いきや、ネット情報だとその辺は捏造という説もあり。危うく鵜呑みにするところでした。
2022年6月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
地方の限られた枠の中で幸せに暮らしている若者が戦争に行き、どうなったか、というストーリーでベトナム戦争の陰を伝えるもの。 皆のレビューにある通り前半の狩り、式が長い。突如戦争に入るのは、実際にそれ以上の感覚差を表しているのだろう。 捕虜になり狂気の中でとる行動と、その後仲間を助ける一連のシーンは素晴らしもの。それを演じるデニーロはさすが、と。 デニーロの行動力は素晴らしいが、実際、陥落寸前のサイゴンに軍を通じて再度行けるものなのか?と。 名作ではあるが、長い、わかりにくい、というのも実感としてある。一度は挫折、再度あらすじを読んでからやっと観れた。
2022年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波
予想以上の感銘を受ける。登場人物が皆喜び哀しみを素直に表現していて、その姿がとても人間的な肌触りを持つ。極限状態に置かれた人間の無残な情感が美しく描かれ、戦争の虚無感が見事に表現されていた。鹿狩りのシーンが素晴らしい。戦争を人類の罪として俯瞰した視点が勝り、イデオロギーに侵されず、戦争後遺症に心を寄せた作者の映画作りに感心してしまった。ロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン、ジョン・カザール始めキャスティングも全て適役の充実度。マイケル・チミノ監督の力作にして、心に残る戦争映画の一本になる。
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