ディズニープラスで早くも見られる2024年劇場公開作まとめ【大ヒット作からオスカー受賞作まで】
2024年12月26日 09:00
数々のヒット作が誕生し、大きな盛り上がりを見せた2024年の映画界。そんな1年を彩った話題作が、ディズニーがグローバルで展開する定額制公式動画配信サービス「ディズニープラス」では早くも配信中だ。アニメ映画史上最高のヒットをたたき出したピクサー作品や、シリーズ最高の興行収入を記録したMCU作品、さらにアカデミー賞に輝いた良質作品まで、ぜひ年末年始にたっぷり満喫してみてはいかがだろうか。
「女王陛下のお気に入り」のエマ・ストーンとヨルゴス・ランティモス監督が再集結し、スコットランドの作家アラスター・グレイの同名ゴシック小説を映画化。第96回アカデミー賞では、ストーンが「ラ・ラ・ランド」に続く2度目の主演女優賞に輝いたほか、衣裳デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、美術賞の計4部門で受賞した。
自ら命を絶った不幸な若き女性・ベラ(ストーン)は、天才外科医ゴドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)の手によって、自らの胎児の脳を移植され、奇跡的に蘇生。ゴドウィンの庇護の下、ベラは日に日に回復するが、「世界を自分の目で見たい」という強い好奇心に導かれ、放蕩者の弁護士ダンカン・ウェダバーン(マーク・ラファロ)の誘いにのり、生まれて初めての大冒険に出る。やがて貪欲に世界を吸収していくベラは、平等と自由を知り、時代の偏見から解き放たれていく。
タイカ・ワイティティ監督が、第92回アカデミー脚色賞を受賞した「ジョジョ・ラビット」の製作スタジオ、サーチライト・ピクチャーズと再タッグを組んだ感動のヒューマンドラマ。14年に「ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦」としてドキュメンタリー映画化もされた実話をベースに、独自の世界観とユーモアを盛り込んだ。
2001年、ワールドカップ予選史上最悪の0対31の大敗を喫して以来、1ゴールも決められていない米領サモアのサッカー代表チームに、次の予選が迫っていた。破天荒な性格でアメリカを追われた鬼コーチ、トーマス・ロンゲン(マイケル・ファスベンダー)が立て直しを図り、勝利に向けて奮闘する。米領サモアのサッカー協会会長・タヴィタをオスカー・ナイトリー、ロンゲンの元妻・ゲイルをエリザベス・モスが演じた。
2023年に亡くなった日本を代表する名脚本家・山田太一さんの長編小説「異人たちとの夏」を、「荒野にて」「さざなみ」のアンドリュー・ヘイ監督が映画化。1988年に日本でも映画化された喪失と癒やしの物語を、現代イギリスに舞台を移し、感性あふれる脚色と演出で描き出す。
12歳の時に交通事故で両親を亡くし、ロンドンで孤独な人生を歩んできた40歳の脚本家・アダム(アンドリュー・スコット)は、両親の思い出をもとにした脚本の執筆に取り組んでいる。ある日、幼少期を過ごした郊外の家を訪れると、そこには30年前に他界した父と母が当時のままの姿で暮らしていた。それ以来、アダムは足しげく実家に通っては両親のもとで安らぎの時を過ごし、心が解きほぐされていく。その一方で、彼は同じタワーマンションの住人である謎めいた青年・ハリー(ポール・メスカル)と恋に落ちるが……。
6月6日午前6時に誕生した、頭に「666」のアザをもつ“悪魔の子”ダミアンに翻ろうされる人々の恐怖を描き、世界的ヒットを記録した1976年公開の名作ホラー「オーメン」(リチャード・ドナー監督)の前日譚。ダミアン誕生にまつわる秘密を明かす新たな恐怖の物語が展開する。
イタリア・ローマのとある教会を舞台に、ダミアン誕生を阻止しようとする者たちが次々と惨たらしい死を遂げていく。修道女になるために教会で奉仕するアメリカ人のマーガレット(ネル・タイガー・フリー)は、恐怖で人々を支配するため、悪の化身を生み出そうとする教会の陰謀を知る。全てを明らかにすると決意した彼女に、さらなる戦慄の真実が襲いかかる。ビル・ナイ(「生きる LIVING」)、ソニア・ブラガ(「蜘蛛女のキス」)、ラルフ・アイネソン(「ウィッチ」)らが共演する。
SF映画の金字塔として名高い「猿の惑星」の“完全新作”として、新たな衝撃のストーリーが展開。「ゼルダの伝説」実写映画の監督にも抜てきされたウェス・ボールと、「アバター」シリーズを手がけた最高峰のVFXスタジオ・WETAがタッグを組み、現在から300年後、支配者が人間から猿へと移り変わった衝撃的な世界を舞台に、猿と人間の“共存”か、猿の“独裁”か――困難な選択をめぐる衝突を、圧倒的なスケールで描いた。
300年後、荒廃した世界で人類は退化し、高い知能と言語を得た猿たちが、地球の新たな支配者となっていた。そして一部の野心的な猿たちが、巨大な帝国(キングダム)を築こうとしていた。帝国の冷酷な独裁者であるプロキシマス・シーザー(ケビン・デュランド)によって故郷の村を滅ぼされた若き猿・ノア(オーウェン・ティーグ)は、ノヴァと名付けた人間の女性(フレイヤ・アーラン)と出会う。ノヴァは退化した人間たちのなかで誰よりも賢いとされ、プロキシマス・シーザーの一派から狙われていた。
人間が抱く“感情たち”の世界を舞台にした冒険ファンタジーで、第88回アカデミー長編映画賞に輝いた「インサイド・ヘッド」の続編。世界中に感動と共感を巻き起こし、「アナと雪の女王2」を上回り、アニメーション映画として歴代最高の興収を記録した。
ある日、高校入学を控え人生の転機に直面した少女ライリーの頭のなかで、謎の警報が鳴り響く。戸惑うヨロコビたちの前に現れたのは、最悪の未来を想像してしまう“シンパイ”、誰かを羨んでばかりいる“イイナー”、常に退屈&無気力な“ダリィ”、いつもモジモジして恥ずかしがっている“ハズカシ”という、大人になるための新しい感情たちだった。
ディズニープラスでは、本編の配信に加えて、5つの未公開シーンと2つのボーナスコンテンツを追加。新たに誕生した全4話構成のアニメシリーズ「『インサイド・ヘッド』の世界より ライリーの夢の製作スタジオ」も配信されている。
「デッドプール」シリーズ第3弾で、型破りな“無責任ヒーロー”デッドプールが、「X-MEN」シリーズで活躍した“最恐アウトロー”ウルヴァリンとタッグを組んで暴れまくる、過激なアクションエンタテイメント。全世界累計興収は、11億5144万ドルを達成し、「ジョーカー」(19)を抜き去り、R指定映画の興収歴代1位を獲得。日本でもシリーズ歴代最高の興収を記録した。
人体実験で、自らの容姿と引き換えに不死身の肉体を手に入れた元傭兵のウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は、日本刀と拳銃を武器に、過激でアクロバティックな戦闘スタイルのデッドプールとして戦い続けてきた。戦う理由はあくまで超個人的なものだったが、そんな彼が世界の命運をかけた壮大なミッションに挑むことになる。早速、デッドプールはウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)に助けを求めるが、彼はある理由で、いまは戦いから遠ざかっていた。
「女王陛下のお気に入り」「哀れなるものたち」に続いてヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンがタッグを組んだ、“愛と支配をめぐる”異色アンソロジー。「自分の人生を取り戻そうと格闘する、選択肢を奪われた男」「海で失踪し帰還するも別人のようになった妻を恐れる警官」「卓越した宗教指導者になるべく運命付けられた特別な人物を懸命に探す女」という3つの物語が、不穏さを漂わせながらもユーモラスに描き出される。
3つの物語のなかで同じキャストがそれぞれ異なる役どころを演じる点も、本作のユニークな特徴だ。「哀れなるものたち」にも出演したウィレム・デフォーやマーガレット・クアリーのほか、「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のジェシー・プレモンス、「ザ・ホエール」のホン・チャウ、「女王陛下のお気に入り」のジョー・アルウィンが共演し、プレモンスが第77回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞した。
SFスリラーの金字塔「エイリアン」(1979)の“その後の物語”を、シリーズの創造主であるリドリー・スコットの製作で映画化。光の届かない採掘コロニーで、過酷な生活を強いられる6人の若者たちが、老朽化した宇宙ステーション“ロムルス”に眠る脱出ポッドの奪取を試みるが、そこには人間に寄生し、猛スピードで進化するエイリアンが待ち構えていた。「ドント・ブリーズ」で世界中を震え上がらせた鬼才フェデ・アルバレスが監督を務めている。
なお、ディズニープラスでは「エイリアン」をはじめ、「エイリアン2」「エイリアン3」「エイリアン4」、クロスオーバー作品の「エイリアンVS.プレデター」「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」、前日譚シリーズの「プロメテウス」「エイリアン コヴェナント」も配信されている。
フォトギャラリー
PR
©2024 Disney and its related entities
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
時代は変わった。映画は“タテ”で観る時代。 NEW
年に数100本映画を鑑賞する人が、半信半疑で“タテ”で映画を観てみた結果…【意外な傑作、続々】
提供:TikTok Japan
年末年始は“地球滅亡” NEW
【完全無料で大満足の映画体験】ここは、映画を愛する者たちの“安住の地”――
提供:BS12
【推しの子】 The Final Act NEW
【忖度なし本音レビュー】原作ガチファン&原作未見が観たら…想像以上の“観るべき良作”だった――!
提供:東映
オススメ“新傑作”
【物語が超・面白い】大犯罪者が田舎へ左遷→一般人と犯罪、暴力、やりたい放題…ヤバい爽快!!
提供:Paramount+
外道の歌
強姦、児童虐待殺人、一家洗脳殺人…犯人への壮絶な復しゅう【安心・安全に飽きたらここに来い】
提供:DMM TV
全「ロード・オブ・ザ・リング」ファン必見の伝説的一作
【超重要作】あれもこれも出てくる! 大歓喜、大興奮、大満足、感動すら覚える極上体験!
提供:ワーナー・ブラザース映画
ライオン・キング ムファサ
【全世界史上最高ヒット“エンタメの王”】この“超実写”は何がすごい? 魂揺さぶる究極映画体験!
提供:ディズニー
映画を500円で観る“裏ワザ”
【知らないと損】「2000円は高い」というあなたに…“エグい安くなる神割り引き”、教えます
提供:KDDI
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。