ドント・ブリーズ
劇場公開日 2016年12月16日
解説
サム・ライミ製作、リメイク版「死霊のはらわた」のフェデ・アルバレス監督による、全米でスマッシュヒットを記録したショッキングスリラー。強盗を企てた若者3人が、裕福な盲目の老人の家に押し入ったことから、思いがけない恐怖に陥る様を描く。親元を離れ、街から逃げ出すための資金が必要なロッキーは、恋人のマニーと友人のアレックスとともに、地下に大金を隠し持っていると噂される盲目の老人の家に強盗に入る。しかし、その老人は目が見えないかわりに、どんな音も聴き逃さない超人的な聴覚をもち、さらには想像を絶する異常な本性を隠し持つ人物だった。暗闇に包まれた家の中で追い詰められたロッキーたちは、地下室にたどり着くが、そこで恐るべき光景を目の当たりにする。
2016年製作/88分/PG12/アメリカ
原題:Don't Breathe
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
オフィシャルサイト スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
2016年12月11日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
特別目新しいことをやっているわけでもないのに、観る者の緊張感を持続させる演出がお見事。タイトルは「息をするな」の意味。
大金を隠し持っているらしい独居老人、しかも盲目なので、不良な若者3人は楽勝で盗めると思って家に侵入。ところがどっこい、老人は元軍人で戦闘能力がまったく衰えておらず、尋常でない聴力が盲目のハンデを補ってあまりある。若者たちは逆に追いつめられて、かすかな呼吸音や足音もたてられない絶体絶命の状況に……という展開。
観客も若者たちに同化し、思わず息を詰めて、薄暗がりの中かたずをのんで老人の動きを注視する。不意に物音がするだけで、一気に心拍数が上昇するはず。
中盤から徐々に明らかになる老人のキャラクターがとにかくすごい。この一筋縄ではいかない人物造形があるからこそ、本作の怖さとスリルが際立つのだろう。ジャンルのファンなら見逃せない一本だ。
クワイエットプレイス観たいと思っていて、間違えて観た作品。
なかなかクリーチャー登場しないなと思いながら観ていたら、とんでも老人が怖すぎて、おもしろくてハラハラしながら最後まで観ました。
主人公たちが悪者なのに、なぜか同情、肩入れしてしまっていました。そこがこの映画の魅力だと思います。結局、クリーチャーではなく人間が一番のホラーなんだと感じました。
2022年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
自宅で動画配信サービスを利用して視聴しました。
主人公グループは基本的に金欲しさに強盗しているため、逃げているシーンはなんとも応援がしがたいところです。
強盗に入られるおじいさんは、盲目かつ元軍人という設定から、とても超人的能力を持っていて驚きます。逃げている最中もおじいさんがどこからか顔を出してくるのではないか、とヒヤヒヤです。
また、娘を失った悲しみから、被告を監禁し妊娠させるということまで行っており、なかなかすごいおじいちゃんです。こんなことをしているため、おじいちゃんの肩を持つのも気が引けるという、出てくるどのキャラクターにも感情移入しづらい状況でした。
90分弱の時間、だれることなくずっとヒヤヒヤできました。面白かったです。
2022年2月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
盲目のじいさんの家に強盗に入ったら、化け物じみたスキル持ちだったという、所謂ナーメテータージャンル。
このじいさん、本当に運が悪く可哀想。
戦争で目を失い、娘を事故で失い、その代わりに希望を見出していた計画を、強盗に邪魔された上に金まで取られる、踏んだり蹴ったりこの上ない。
と、じいさんに共感していたら、一緒に観ていた妻は「全員それぞれ悪い」と一蹴された。
テンポ感も良く上映時間も適度なので、サクッと観られるけど、意外と記憶に残る作品。
ナーメテーターとは言え、そこまで現実離れした狂気ではない為、リアル感があってとても良い。
この結末となると、2は観るべきか迷うなぁ。
すべての映画レビューを見る(全345件)