アバター(2009)

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劇場公開日:

アバター(2009)

解説

巨匠ジェームズ・キャメロンが「タイタニック」(97)以来12年ぶりに放つ、デジタル3DによるSF超大作。地球から遠く離れた神秘の惑星を舞台に、自らの分身となる“アバター”を操り、星の先住民ナヴィ族と交流する主人公が、人類とナヴィとの戦争に巻き込まれていく姿を壮大なスケールで描く。

22世紀、人類は希少鉱物を求めて地球から遠く離れた神秘の星パンドラで「アバター・プロジェクト」に着手。「ナヴィ」と呼ばれるパンドラの種族と人間のDNAを組み合わせた肉体=「アバター」を操ることで、人体に有毒な大気の問題をクリアし、鉱物を採掘することが可能になった。この計画に参加した元兵士ジェイクは車椅子の身だったが、アバターを通して自由に動き回ることができるようになった。パンドラの地で、ナヴィの族長の娘ネイティリと恋に落ちたジェイクは、パンドラの生命を脅かす自身の任務に次第に疑問を抱くようになり、星の運命を決する選択を迫られていく。

主人公ジェイクに「ターミネーター4」のサム・ワーシントン。共演にゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバーほか。

2009年製作/162分/G/アメリカ
原題:Avatar
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2009年12月23日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第82回 アカデミー賞(2010年)

受賞

撮影賞 マウロ・フィオーレ
美術賞  
視覚効果賞  

ノミネート

作品賞  
監督賞 ジェームズ・キャメロン
編集賞 スティーブン・リフキン ジョン・ルフーア ジェームズ・キャメロン
作曲賞 ジェームズ・ホーナー
音響編集賞  
音響録音賞  

第67回 ゴールデングローブ賞(2010年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀監督賞 ジェームズ・キャメロン

ノミネート

最優秀作曲賞 ジェームズ・ホーナー
最優秀主題歌賞
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(C)2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved.

映画レビュー

3.0劇場で見たかった

2023年12月31日
PCから投稿
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プライア

3.5宇宙アバルン滞在記。 現実と虚構、貴方ならどちらを選ぶ?

2023年12月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

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たなかなかなか

3.5 <自然>主義と<生命>主義。

2023年11月25日
iPhoneアプリから投稿

楽しい

単純

 母なる大地である自然の神秘的な力が、人間には及ばないことを示している。未開の部族であるナヴィたちは、人間には及ばないけれども、自然と共生していると言う意味で、人間を上回る。ここには、アメリカ帝国主義の批判が全面的に現れている。武力という人間の力で自然を征服する、という思想に対する警鐘は、日本ではすでに『もののけ姫』などで現れているが、アメリカ軍事をあからさまにモチーフにしている点(1985年の『エイリアン2』と比較してみると面白い。それでは軍事はあくまでも人間の味方だったわけである。)で現代的な意味を帯びる。ここには、イラク戦争に対する批判もこめられているであろう。
 海底探索の経験を生かして、独特の世界観を作り上げたジェームズ・キャメロンが、『タイタニック』(1997)の洪水で描いたような自然の強さを再びモチーフとしているところは面白いが、『タイタニック』ほどには、自然のインパクトはない。CGで作られた自然の風景も、『もののけ姫』に比べてしまうと、技術的には進歩しているのかもしれないが、魅力にかけており、技術的にもまだ「不自然」である。また、自然の強さは、動物たちの助けという意外性の中に現れていたものの、『アナと雪の女王2』(2019)のような、生命より根源的な<地水火風>を描ききれてはおらず、その点でも『タイタニック』の<水>の恐ろしさには劣る。したがって、例えばナヴィたちが洞窟の中に逃げ込んで人間たちを翻弄する(<地>)とか、台風が来るとか(<風>)、火山が噴火するとか(<火>)、自然の強さを描く方法は他にいくらでもあっただろう。
 そうした自然の描き不足が、生命の描き切れなさと結びついている。我々が生命の尊さを意識するのは、何よりも死の描写であるが、その死の黒き側面は、一瞬しか描かれておらず、不十分である。巨大な木を破壊したシーンでは、武力の圧倒的な力を見せつけただけで終わり、その罪の重みも伝わってこない。同じく、植物を愛するシガニーウィーバーが何故死んだのか不可解で、単なる端役としての役割しか与えられていないことが分かる。こういったことと関連して、ジェームズ・キャメロン好みの、武力や重機の魅力も相変わらず残したままである。2009年に初めて見たときも、不思議と人間側を応援して観ていた気持ちになっていたが、やはり、武力や科学技術も、監督自身依然として肯定している部分があるのであろう。我々は科学技術の限界をどう線引きすることができるのか、その難しさも示すこととなってしまった。その線引きはいかに行うのか、その課題は残されたままである。

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ふみくん

3.0まず、一番の印象に残るのは、とてつもなく美しい映像です。森も動物も...

2023年8月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

まず、一番の印象に残るのは、とてつもなく美しい映像です。森も動物も植物も空も戦いも、なんとも幻想的で大迫力の映像が次々と繰り広げられていきます。先住民ナヴィの表情や動きも見事で凄い技術です。この映像には圧倒されます。

ただ、肝心のストーリーですが、いまいちのめりこめなかった。
まず3時間弱という長丁場で、前置きが長い・・・。面白くなっていくのは、後半1時間くらいでしょうか?さらに、先住民ナヴィの姿が好きになれなかったので、感情移入ができません。

テーマは、人間の欲望。お金儲けのために、綺麗な自然、原住民の土地を奪っていきます。これまで、地球から自然を奪ってきた人間は、奪うものがなくなると、他の星へと手を伸ばし、同じ過ちを繰り返す。何千年とかけて育んできた美しい自然を、ものの数時間で破壊していく人間の様子はとても悲しく映ります。でも、現実にこれが人間が今までとってきた姿なんですよね・・・。

ただ、ひねくれものの私はこういう自然破壊をテーマにした娯楽映画があまり好きではありません。人間の醜い欲望をテーマにし、面白おかしく作って、お金儲けしている作品と見えてしまう、心がすさんだ人間です(笑)。特に、この映画は、主人公は最初原住民を侵略するために村に入ったのですが、村になじんだということだけで、ひょっこり原住民の一員となり人間と戦っていくというなんとも臭い展開が、好きになれない。「あいつら(人間)を許さないー」みたいな、彼の一言を叫ぶシーンがあるのですが、それを聞いてシラケェー ( ̄ヘ ̄)ウーン

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だいふく