ザ・ホエール

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ザ・ホエール

解説

「ブラック・スワン」のダーレン・アロノフスキー監督が、「ハムナプトラ」シリーズのブレンダン・フレイザーを主演に迎えた人間ドラマ。劇作家サム・D・ハンターによる舞台劇を原作に、死期の迫った肥満症の男が娘との絆を取り戻そうとする姿を描く。

40代のチャーリーはボーイフレンドのアランを亡くして以来、過食と引きこもり生活を続けたせいで健康を損なってしまう。アランの妹で看護師のリズに助けてもらいながら、オンライン授業の講師として生計を立てているが、心不全の症状が悪化しても病院へ行くことを拒否し続けていた。自身の死期が近いことを悟った彼は、8年前にアランと暮らすために家庭を捨ててから疎遠になっていた娘エリーに会いに行くが、彼女は学校生活や家庭に多くの問題を抱えていた。

272キロの巨体の男チャーリーを演じたフレイザーが第95回アカデミー賞で主演男優賞を受賞。メイクアップ&ヘアスタイリング賞とあわせて2部門を受賞した。共演はドラマ「ストレンジャー・シングス」のセイディー・シンク、「ザ・メニュー」のホン・チャウ。

2022年製作/117分/PG12/アメリカ
原題:The Whale
配給:キノフィルムズ

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第95回 アカデミー賞(2023年)

受賞

主演男優賞 ブレンダン・フレイザー
メイクアップ&ヘアスタイリング賞  

ノミネート

助演女優賞 ホン・チャウ

第80回 ゴールデングローブ賞(2023年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) ブレンダン・フレイザー
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映画レビュー

4.0心の隙間を食べ物で埋めたかった。

2023年3月9日
iPhoneアプリから投稿

最初に彼が立ち上がった時、これは本当に鯨だわ!と思った。大海原を漂う大きな鯨。

心と体は一体化する。
重く引きずる肉のように溜まり続ける心の澱。消えない悲しみと、その心の隙間を食べ物で埋めた代償としての脂肪。
どうにもならない心と体を最後にフルに動かしてでも、彼が得たかったものとは。
何度も涙の波に襲われたけど、最後も我慢できなかったねー。

体が大きすぎて家から出られないという設定なので、本当に背景は家の中だけで、外から人が入ってきてそれぞれの人間ドラマが繰り広げられるのだけど、言われるまで家の中だけだったことに気づかなかった。
回想シーン以外は全部家の中!
その回想も同じ場面だけだから、本当に家の中だけの話だったんだなと今新たに感動しております。
あの中だけで繰り広げられていたとは思えないほど、色んなものが大きく見えたわ。動きも展開も人と人との感情のぶつかり合いによる場の空気も十分に見せてくれたなあ。

セイディちゃんはストシンしか知らなかったので、常にイラつき全てを踏み倒して行く思春期の制御不能なパワーをすごく上手に演じててすごかった。
主演のブレンダンと十分に張り合ってるように見えた。

『My 600l-lb life』が好きで娘とよく観ているんだけど、皆大きくなる理由が家庭内での愛が足りなかったことが多い。
彼も大きな愛の喪失から大きくなったわけだけど、結局ここまで体も大きくしてしまうというのは、自分の体を大事にしていないことにもなるのでやはり心と体は一体化しているんだなあと改めて思った。
娘には自分を大事にできる人間に育って欲しい。

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共感した! 4件)
icco

4.5今年の主演男優賞はブレンダン・フレイザーだな

2023年1月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

とにかくブレンダン・フレイザーの演技が素晴らしかった。

チャーリーは歩行器なしでは歩くこともできないくらい超太ってるんだけど、そんな姿になってしまうほど愛するアランの死がショックだったんだな…娘のエリーのことも本当にずっと想い続けてたんだな…ということが、アランのことを話す時の表情やエリーを見つめる眼差しからひしひしと伝わってくる。

こんなに太ってて死にそうなのに悲観的にならずに笑顔を見せるチャーリーが可愛らしかったけど、大笑いしたあとは必ず咳こむからそれが逆に体調の悪さを際立たせて心配になった。

リズ役のホン・チャウとエリー役のセイディー・シンクの2人もすごくよかった。リズもエリーもアル中ママも眞栄田郷敦似の宣教師くんもピザ配達員も、登場人物がみんなどこか思いやりがあって、明るい話ではなかったけど見ていてほっこりした気持ちになれた。

チャーリー先生が言っていたように正直に感想を書くことが大事なのであれば、この映画を見て僕が思ったのは「ブレンダン・フレイザーが主演男優賞とるだろうな!」である。

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