子どもに見てほしい映画10選 小学校・低学年編 夏休みは家族で映画を見よう!
2022年8月10日 18:00

子どもたちにとって、待ちに待った夏休み。まもなくお盆期間に突入し、家族で過ごす時間が増えるという家庭も、多いのではないでしょうか。
そこで映画.comは、「夏休みの推薦図書」ならぬ「夏休みの推薦映画」を選定! 編集部メンバーが、小学校低学年と高学年に分け、「子どもに見てほしい、おすすめの映画10本」を選んでみました。
この記事では、クリスマスに子どもが泥棒を撃退するあの映画から、モフモフでキュートな“乗り物”たちが活躍するあの映画まで、低学年向けの作品10本を発表。ぜひ、家族で見る映画を選ぶときの参考にしてみてください。
さらに、子どもが見た映画を振り返ることができる「映画感想シート」もご用意しました。シートは、専用ページからダウンロード・印刷して使うことができます。鑑賞後、親子で映画の話をしながら、記入してみてください。きっと、“家族の思い出の1本”が見つかるはずです。

・緑色(https://eiga.com/etc/files/Green.pdf)

「ミニオンズ」「ペット」などのヒットシリーズを手がけるイルミネーション・スタジオによる長編アニメーション。豪華声優キャストが、レディー・ガガ、「ビートルズ」、フランク・シナトラなどの新旧ヒット曲を劇中で披露する。日本語吹き替え版では、内村光良、坂本真綾、「トレンディエンジェル」の斎藤司、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥、大地真央、田中真弓らが声優を務めた。大ヒットを受け、続編「SING シング ネクストステージ」も製作された。
人間世界とよく似た、動物だけが暮らす世界。コアラのバスターが支配人を務める劇場は、かつての栄光は過去のものとなり、取り壊し寸前だった。バスターは劇場の再起をかけ、世界最高の歌のオーディションを企画。極度のアガリ症のミーナ、ギャングの世界から足を洗い歌手を夢見るジョニー、我が道を貫くパンクロックなアッシュら個性的なメンバーが、人生を変えるチャンスをつかむため、5つの候補枠をめぐってオーディションに参加する。
キャラクターが個性豊かで、「みんな違って、みんないい」というメッセージが伝わってきます。自信のなかったキャラたちが、成長して堂々とステージに立つ姿に感動!


「ビッグ・フィッシュ」のティム・バートン監督が、英小説家ロアルド・ダールの児童小説「チョコレート工場の秘密」を、盟友ダニー・エルフマンの音楽による歌と踊り満載で映画化。バートン監督と何度もタッグを組んできたジョニー・デップが、奇抜なファッションで、チョコレート工場主ウィリー・ウォンカを演じた。
ミステリアスなチョコレート工場主・ウォンカ(デップ)はある日、黄金のチケット入りのチョコレートを買った子ども5人を、工場見学に招待すると発表。貧しいが純真な少年チャーリー(フレディ・ハイモア)をはじめ、チケットを手に入れた5人の少年少女とその親たちは、工場内に誘われる。そこには、工場で働くウンパ・ルンパや、チョコレートの流れる川など、想像を絶する光景が広がっていた。
誇張された“悪い子”たちが容赦なくこらしめられていく物語は、子どもたちにとっても良い学びになりそう。筆者も子ども時代、母に「わがまま言うと、こうなるよ!」という戒めとして見せられた1本でもあります。お菓子を製造する奇妙なマシーンの数々や、ガラスのエレベーターなど、ウォンカが開発したカラフルなチョコレート工場の造形に、子どもたちも夢中になるはず。


2021年1~3月に放送・配信され、SNSを中心に話題を集めたストップモーションアニメ「PUI PUI モルカー」。テレビ東京系の幼児向け番組「きんだーてれび」内のショートアニメ(1話約3分)として放送された全12話を、3D&MX4Dで一挙上映した(一部では2D上映)。モルモットと車が合体したモルカーの、羊毛フェルトで作られた質感や豊かな表情、かわいらしい仕草や鳴き声などで、子どもから大人まで幅広く人気を博した。
舞台は、モルモットが車になった世界。モフモフの“モルカー”たちが、さまざまな騒動に巻き込まれていく。
とにかくモルカーがかわいい! セリフがなく、動きと音楽だけで楽しませてくれる、大人から子どもまでを魅了する1作です。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などの映画ネタも入っていて、お子さんの映画への入り口としても最適です。

後に「STAND BY ME ドラえもん」シリーズを手がける山崎貴監督の長編デビュー作。未来からやってきたロボットとともに、異星人の脅威から地球を救うべく立ち上がった少年たちのひと夏の冒険を描く。香取慎吾が主演し、遠藤雄弥と鈴木杏が共演。なお、山崎監督作「ゴーストブック おばけずかん」で、遠藤と鈴木は本作から22年越しの共演を果たした。
2000年夏、林間学校に参加した祐介(遠藤)、岬(鈴木)らは、森で祐介に会いにきたという小型ロボット・テトラを発見。祐介たちはテトラを部屋の押し入れで飼い始め、テトラはタイムマシンの研究をしている天才物理化学者にして町の電気屋・神崎(香取)のパソコンから、インターネットを通じて知識を増やしていく。一方その頃、地球の上空に巨大宇宙船団が接近し、海上には謎の巨大三角錐が出現。それは、惑星改造を目論み、地球の海水を奪いにきた異星人・ボイド人のものだった。やがて彼らは、地球を守るために未来から送られてきたテトラを探し、祐介たちの町に現れる。
「ジュブナイル」とは「少年期」を意味しますが、まさにその通りの作品に仕上がっています。夏休みのキャンプ場で超高性能ロボットと出合った4人の少年少女が繰り広げるSF的な要素は、子どもたちの視線を釘付けにし、冒険心を刺激してくれるはずです。そして22年前の映像ですが、色褪せることなく、子どもたちが寝静まった時間帯に大人が見直しても楽しめます!

家族に置き去りにされた8歳の少年が、二人組の強盗から家を守るためにアイディアを駆使して戦うファミリーコメディの名作。マコーレー・カルキンが主人公ケビンを演じ、後に「ハリー・ポッターと賢者の石」などを手がけるクリス・コロンバス監督がメガホンをとった。カルキン主演版としては、ニューヨークを舞台にした続編「ホーム・アローン2」も製作された。
クリスマス休暇をパリで過ごすことになったマカリスター一家。しかし、旅行準備のドタバタのなかで、末っ子ケビン(カルキン)だけが家に取り残される羽目に。何かとうるさい家族と離れ、自由を謳歌するケビン。しかし、二人組の泥棒が現れ、ケビンは家を守るために奮闘する。
家族の監視から逃れて、ピザを買ったり、兄のおもちゃを勝手に拝借したり。ケビンと同世代くらいの子どもが夢見る、手の届きそうな願望が描かれていて、ワクワクすること間違いなし! 家族の大切さが分かる感動作です。


世界で幅広く親しまれている玩具「レゴ」を題材にした3Dアニメ。後に「スパイダーマン スパイダーバース」シリーズを手がけるフィル・ロード&クリストファー・ミラーのゴールデンコンビが監督を務めた。熱狂的なファンを生み、続編「レゴ(R) ムービー2」も製作された。
特徴がなく、ただマニュアル通りの日常を繰り返すことに何の疑問も抱いていない、平凡なLEGOフィギュアの作業員エメット。ある日、ひょんなことから世界を救う「選ばれし者」と間違われてしまい、LEGOワールドを思うがままに支配しようと企むおしごと大王の野望を阻止する冒険に出る羽目に。ヒーローになる覚悟も自覚もないエメットだったが、世界を救うため、個性的な仲間や人気ヒーローたちと悪に立ち向かっていく。
多くの子どもたちが遊んだことのあるLEGOが動くので、興味を持って見てくれること間違いなし! コミカルなストーリーのなかに、「誰もがみんな、特別な存在」という素敵なメッセージが込められています。


1958年に第1作が出版されて以降、世界40カ国以上で翻訳され、3500万部以上を売り上げる英児童文学「パディントン」シリーズを、初めて実写映画化。真っ赤な帽子をかぶった熊パディントンの冒険を描く。オリジナル版ではベン・ウィショー、日本語吹き替え版では松坂桃李がパディントンの声を担当。ニコール・キッドマンが出演した第1作に続き、ヒュー・グラントが出演した続編「パディントン2」も製作された。
真っ赤な帽子をかぶった小さな熊が、ペルーのジャングルの奥地から、はるばるロンドンへやってきた。家を探し求める彼は、親切なブラウンさん一家に出会い、“パディントン”と名付けられる。ブラウンさんの家の屋根裏に泊めてもらうことになったパディントンは、早速家を探し始めるが、初めての都会暮らしは毎日がドタバタの連続で……。
モフモフで、マーマレードが大好きなパディントンは、抱きしめたくなるほどのかわいらしさ! そんなキュートな見た目で、大人ものけぞるほどのドタバタ騒動を次々と引き起こしていく様子には、誰もが笑顔になるはず。パディントンとブラウンさん一家から、人(熊?)と人とのつながりの大切さを学ぶことができます。


「ONE PIECE ワンピース THE MOVIE デッドエンドの冒険」などを手がけた宇田鋼之介監督が、著者の川口雅幸氏が自身のウェブサイトで連載をはじめ、好評を博して出版に至った同名小説をアニメ映画化。1970年代の自然豊かな田舎の村を舞台に、少年の不思議な体験と成長を描く。
1年前に父を亡くした小学6年生のユウタ(CV:武井証)は、夏休みに父とカブトムシをとりにきた、思い出の山奥へ出かける。ふとしたはずみで足を滑らせ転倒したユウタは意識を失い、目を覚ますと30年以上前にタイムスリップしていた。ユウタをいとこと呼ぶ少女・さえ子(CV:木村彩由実)や、同い年の少年・ケンゾー(CV:新田海統)と出会ったユウタは、そこで1カ月以上の時間を過ごすことになるが……。
少年のひと夏の不思議な体験を描いたジュブナイルファンタジー。見ごたえのある映像で、田舎に行ったかのような疑似体験ができます。東映アニメのYouTubeチャンネル(https://youtu.be/bRk7WLYU9WM)で、8月13日まで無料配信中です。


「リロ&スティッチ」のディーン・デュボアとクリス・サンダースの監督コンビが、クレシッダ・コーウェルによる同名児童小説を3Dアニメとして映画化したファンタジーコメディ。その後、シリーズ第2作「ヒックとドラゴン2」、第3作「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」も製作されました。
弱虫なバイキングの少年ヒックはいつも失敗ばかりで、ドラゴンを倒し、一人前になりたいと願っていた。ヒックはある日、傷を負ったドラゴン・トゥースと出会う。天敵であるはずのふたりは秘密の友情を育み、やがてバイキング一族の未来をも変える奇跡を起こす。
ファンタジー世界に親子でどっぷり浸りたければこれに決まり! ドラゴンと秘密の友情を育み、空を飛び、試練に立ち向かう――。少し怖さもあるけれど最初から最後までわくわくが止まらない、親子で楽しめる名作です。


100年以上にわたり世界中で愛読されているヒュー・ロフティングの児童文学作品で、過去にもエディ・マーフィ主演版などで映画化された「ドリトル先生」シリーズを、ロバート・ダウニー・Jr.主演で新たに映画化したアドベンチャー。「トラフィック」のスティーブン・ギャガンがメガホンをとった。
名医だが変わり者で、動物と話すことができるドリトル先生(ダウニー・Jr.)は、世間から遠ざかり、さまざまな動物たちと暮らしていた。しかし、若き女王が重い病に倒れたことを耳にしたドリトル先生は、女王を救うことができる唯一の治療法を求めて、個性的な仲間たちと伝説の島へと出発。冒険を続けるなかで、先生の過去、国を揺るがす陰謀など、さまざまな事実が明らかになっていく。
動物と話せる、動物のお医者さん。もうそれだけでワクワクしませんか? 動物たちとひっそりと暮らしていたドリトル先生が、女王の命を救うため、表情豊かな動物たちと胸高鳴る冒険に出かける物語。臆病なゴリラ、冷え性の白熊、ナルシストのリス――きっとお気に入りの動物が見つかるはず。

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